1948年から

文句たらたらどうでも日記

筆ペン

2024-02-27 20:20:20 | 散策・小旅行
  

二月半ばの春のように暖かった日、
再度「本阿弥光悦の大宇宙」展を見に行ってきました。
東京国立博物館敷地内の白梅、紅梅は大木、満開でした。

前回見逃した光悦の書、なかでも、
俵屋宗達下絵「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」を見たかったので、
またまた入場料2100円を払って見てきました。
なんとも言いようのないすばらしい絵と書です。
『嵯峨野明月記』には、これが出来上がるまでの経緯が
丁寧に書かれています。
もちろん小説ですから作者の強い思いで描かれた人物像です。
実際はどうだったのか誰にも分りません。
でも作品は現存し、こうして実物を目の前で見ることができます。
2回目の訪問の前に、もう一度小説を読み返した私は、
描かれた光悦と宗達という人物にすっかり入り込んでしまいました。

ミュージアムショップでこの下絵が入っている筆ペンを1本
買いました。
50年ぶりの習字、昔習っていた筆遣いを思い出しながら、
今、百人一首を半紙になぞり書きしています。
筆ペンを使うのは初めてで、
思うようには書けませんが、とても楽しい。

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