東銀座の東劇への途中、萬年橋上と歌舞伎座。
萬年橋は、築地川を埋め立てて出来た高速道路上にかかっています。
写真では上が切れてしまったけれど、キャラクター看板に
Welcome to Tsukiji と書かれています。
METライブビューイング、今回は、モーツアルトの「コジ・ファン・トッテ」
(Cosi fan tutte 女はみんなこうしたもの)を観てきました。
休憩1回をはさんで3時間46分、腰が心配だったけれど、大丈夫でした。
2組の若い婚約者たちの試しあい。
女性の貞節を試してみようと、賭けをする男たち。
それに加担する小間使いの女と訳知り顔の老哲学者。
この6人が織り成す喜劇です。
途中の休憩時間を使って、舞台裏で出演者に話を聞く場面があります。
その中で主演男性は「2世紀前の話、It's a big joke, an entertainment !」
と言ってました。
女性を軽んじているとか、いろいろ難しいことは抜きにして、
恋の駆け引きを大いに楽しんでくださいと。
ほんと、息つく暇もなく次から次へと面白い展開、とっても楽しめました。
アリアはもちろん、二重唱、三重唱、六重唱がたくさんあって、
音のアンサンブルが心地良く、すべてを忘れ天上の気分で
モーツアルトを堪能しました。
いつも思うことですが、オペラ歌手ってすごい。
何回もオペラを観ていると、同じ歌手がいろんなオペラに出てきます。
3時間以上のオペラの全曲、音楽、言葉、演技が何演目もすべて頭の中に入っている、
プロなら当たり前でしょうが、一般素人には驚きです。