1948年から

文句たらたらどうでも日記

不安から自信へ (つづき)

2006-06-25 22:45:39 | 翻訳記事
<自分のパフォーマンスを向上させるために、
どんなふうにスポーツ心理学を利用したらいいか、といっても、
人それぞれ、一般的な決まりはない。
自分の不安は精神的なものか、身体的なものか、
自己分析から始めるのがいい--ほとんどの人が精神的なものでしょう。
結果に注目しすぎる傾向が、精神的不安の発端、
私たちは結果について考えるし、そういう考えは影響力が強い。

イギリスのスポーツ心理学者のトップであるLouis Friend は、
結果目標よりも、大会目標を、と提言している。
自分でコントロールできる目標を、自分に与えなさい--200IM中、
バタフライでは頭を下向きに、ターン後はストリームラインを、など。
そういう集中は、レース結果を思って心乱されることを遠ざけてくれる。>

この辺は、少しわかりにくかった。
レース中、結果を気にしたり、追うのではなく、
レースそのものに集中すべきだ、ということか?
レースに集中するには、自分でコントロールできる具体的な目標を持つこと、
その具体的な目標を達成することに気持ちを集中させれば、
余計なことは考えなくて済む。

<精神的不安を持つアスリートの中には、
レース前にレース経過をイメージしたり、落ち着いた空間や、
完璧なストロークを行っている自分を頭の中に描いたりしている人もいる。
また、呪文を唱える人もいる。
ある言葉やフレーズを、ひたすら繰返すことで、余分な考えが入り込むのを防ぐ。

身体的不安があるならば、リラクゼーションを勧める。
深呼吸、ストレッチ、筋肉を揺さぶってほぐす、瞑想する、などは、
身体的不安を減らす。
友だちとおしゃべりすることで、身体的不安を減らすという人もいる。

不安を減らそうとする行為は、闘い半ばでしかなくて、
重要なのは、不安を積極的に自信へと向けていくことである。
自信は、今まで遭遇した様々な状況・場面から学んだこと、経験から生まれる。
普通、練習中、不安は低い。
私たちは(レースでの)パフォーマンスから自信を得る。
レースを何回も経験することで、自信を築いていくだろうし、
経験がそうさせるのだ。

何があなたにとって効果があるか、見つけなさい。
見つかったら、もうやるだけ。
コースへ出て、200m個人メドレーを泳ごう。
世界へ出ていこう。>

8月の世界マスターズへ向けてのメッセージが込められた記事だった。
躊躇しているあなた、参加しましょう!
出場し経験することで、自信を得ることができます。
その繰返し、失敗も経験のうち、自信を少しずつ重ねていくことなんですね。
人との比較ではなく、自分の目標をもつこと、積極的に経験を積むこと、
その中から、自分で自分のやり方を見つけましょう、と。
今年はもう間に合わないけれど、次回は出てみたいです。