夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

OLYMPUS PEN D3 電池ホルダーの部品作りを続ける

2020-01-18 15:42:54 | Weblog
改めて電池ホルダーの構成を調べました。ベースの樹脂部品にマイナスの電極が収まります。


その上に絶縁板が載ります。これはオリジナルで、寸法取りのため割れていたのを瞬間接着剤で復元しました。この状態で使えないことはありませんが私の性格が許しません。


更に電池を収めるケースが載ります。


電池はここに収まります。本来はH-C(MR44)型水銀電池公称電圧1.35Vですが現行の酸化銀電池SR44を使います。SR44は1.55Vなのでショットキーバリアダイオードで0.2V下げるという目論見。勘定は合います。LR44は同じ寸法ですがアルカリ電池で電圧が1.5Vなので具合が悪いです。あれ、これはLR44でした。


最後にカバーを締め込みます。カバー側がプラスです。


これがマイナス電極ですが絶縁板の角型の切り込みはこの耳の逃げです。幅は2mm。


なお、絶縁板の角型の逃げはオリジナルでは2箇所ありますが使うのは一箇所です。これは工場で組む際裏表に気を使わなくて済む配慮なのかも。


では切り込みを入れる段取りです。M8の平ワッシャーを2枚使います。1枚に切り込みの罫書き。


2枚のワッシャーを瞬間接着剤で貼り付けてボルトとナットで締めます。


去年きれいに整備したのに錆び錆びのバイスにくわえて金ノコでゴリゴリ。


ヤスリで仕上げました。


今使ったヤスリを加工してポンチにします。


一発で決めたいので型をもう一度入念に仕上げ。


ヤスリをグラインダーで切り砥石で目を落としてポンチを作ってきました。


この先端でプラ板を抜くんです。


試し切りです。実験用プラ板を平ワッシャーの雌型ではさんでポンチでコツン。おー、抜けました!


まずまずの抜け方です。


いよいよ本番、絶対失敗しないように慎重に段取りを考えないと。ここで昼食。

再開です。オリジナルの絶縁板と製作中の板を正確に合わせて瞬間接着剤を微量付けて仮止め。


雌型のワッシャーではさんで木の台の上で打ち抜きます。


抜けました。


仮止めを剥がして残った瞬間接着剤を溶かします。


これが意外にしぶとくて塗っては数分待って拭き取りの繰り返しです。


今日は組み立てに掛かる気はないのできれいになるまで接着剤の掃除を続けます。

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