夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

テープに記録されていた宝石のような風景

2023-11-25 14:51:48 | Weblog

昨日から取り組んでいる新作 BGV についてです。

素材は30年前に撮影した旧戸隠村の鏡池。テープは計7本ありましたが使えるのは4本。

使ったカメラは当時民生用の最高峰 SONY EDC-50 、一部を除いて2時間据えっぱなしの映像です。

今朝、編集に取り掛かって一部素材を再度キャプチャしてじっくり取り組みました。

使う素材は4項目。

2時間の映像から自分の感覚を信じて使う部分をタイムラインに配置しました。

詳細は省きますが、厳選した BGM との関係で各カットの尺を決定。

最初の映像はこれ。新緑の6月、頭の部分です。

12分後、湖面に雨粒が落ちてきました。

次は10月。水面を朝霧が流れています。

17分後、対岸の丘に朝日が当たりました。

続いて11月。紅葉の季節が過ぎて訪れる人はほとんどいませんでした。

10分経過。風が止んで湖面はまさに鏡のよう。

ラストは再び6月ですが、実際は上の映像の1年前。薄い雲越しの柔らかな日差しです。

9分後、水面を風が吹き抜けていきます。

風が収まってきました。

編集しながらモニターで観るといずれも宝石のような風景です。

写真では絶対に表現できない映像の世界!

これは固定したビデオカメラが見つめた風景で、私はテープが終わるまで離れた所を散策していただけです。

あの時のカメラはその後壊れて廃棄しましたが、今は感謝。「ありがとう」

 

これから細部の処理に取り掛かります。

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