夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

HL-79E 調整本番その2

2019-03-22 16:06:24 | Weblog
午前中から調整の続きです。
R管のROTATIONとTRACKINGにかかろうとしたら基板の奥の配線が邪魔でドライバーが入りにくいので一旦DEF基板を外します。ドライバーの先で配線を突っついて傷めたら一大事です。


配線を糸で縛ってまとめます。これで安心。


ところがこいつはロックネジ調整ネジが固着していて回せるようになるまで手間取りました。

いよいよオシロスコープの出番。使えることだけ確認です。プローブはありませんが2Vまでなら使えそうです。ま、今日はそこまで進みませんが。


DEF基板の調整箇所はマニュアルからコピー。気兼ねなしに書き込みができます。


マニュアルを見てどれをどうすればどんな結果になるか、いろいろ勝手にいじりました。理解できた訳ではありませんがマニュアルがあるので安心です。まだ入り口の段階ですが現状の絵を記録。これは今までと違い、古いワークステーションのRexVideoで静止画キャプチャしたものです。モニターの画面撮影は邪道ですよね。
レンズのPP、Rchです。

本気で調整してないのでボケてます

Gch

鮮明な絵です

Bch

これも甘い絵です

R-G

ズレています

B-G
>
これも重なっていません

現状はこんな状態です。

気になるのがBchが暗い点。撮像管の出力が低いのかなと心配になります。
それと画面上と右が見切れているのが何ででしょう。課題のひとつです。

ここで思いついてもう一台の稼動可能な79Eはどうなのか、比べてみることにしました。

レンズを組み替えてPPを映し出して確認。
Rchは、

良好です

Gchです。

これも良好

Bchは、

きれいに出ています

R-Gの重なりは


B-Gは

まあまあです

Bchはどちらも見た目は暗くて同傾向です。R-GとB-Gはズレがありますが、管が温まらないと本当の重なりはわかりません。これが管の面白いところです。

調整中の79Eの画面が見切れるのは何が原因でしょう。カラーバーも左に寄るのでレンズマウントと撮像管ユニットの位置関係ではありません。対策として考えているのは基板を一枚づつ入れ替えてみること。
Bchが暗いのは正常な79Eも同傾向でした。これで正常なのかも知れません。

今日面白いことに気がつきました。
2台の79Eで違うところがあるんです。これは調整中の79E。STBY/OPEスイッチに注目。


こちらは使用可能な79E。OPEではなくCAMとVTRになっています。こっちの方が後期型かな。

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