夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

無駄な買い物じゃなかった Y2 フィルター& レガシィB4 修理の続き

2021-08-01 11:28:42 | Weblog
日中は猛暑ですが、夕方は気温が下って快適です。一昨日午後六時四十分の寒暖計は


虎次郎も椅子の上で夕涼み。


昨日は次男坊のところへ野菜を取りに行って、帰りに望月宿に立ち寄って写真を撮ろうと考えていたのですが日差しが強烈で断念。またの機会にします。
それに先立って、前にダウンロードしてある Bell & Howwll 70 DR 通称 FILMO のマニュアルを印刷。


シャッター速度とシャッター開角度の関係もしっかり紙ベースにして頭に入れ、というより頭に入れなくてもいい状態にしました。


ここで先日買った 40.5mm の Y2 フィルターが役に立つことに気がつきました。
KINOTAR 12.5mm レンズに Y2 を2枚重ねすればフィルターホルダに入れた ND 0.3 と合わせて光量が 1/8 になるはずです。


計画中の作品でメインカメラにする Arriflex 16S はトライXフィルムの ISO 200 を野外で使うために ND 8 を用意してあるので、これで条件が近くなると考えた訳です。
厳密には Y2 2枚は結果が違ってくるかも知れませんが、70DR の方がシャッター速度が若干遅いことも加味してこれで凌ぎます。

矢印がゼラチンホルダー。ターレットをこの位置にしないとホルダーは抜き差しできません。

レンズはこれだと撮影位置じゃなくて側面の小さなクリチカルフォーカサーでピントを正確に合わせる位置です。

この状態でもファインダーは見えるしシャッターも下りるので(本当はロックが掛かって下りないはず)要注意。

私の個体はグリップを付けた状態で使うレバー式のシャッターが付いていますが、これは国内で加工したものという情報を昔何かで見た覚えがあります。

フィルターホルダーもこのシャッターもマニュアルには記述がありません。
昔持っていた 70DR はオリジナルでした。

今日はレガシィB4 修理を進めました。
右側タペットカバーのパッキンですが、液体バスケットはサーキュラープラグ部だけ塗って組み付け。とにかくスペースが狭いのでありったけの工具を使って四苦八苦。
プラグは新品を入れて 1/2 + α 締め付け。


なんとか8本のボルトを締め付けて、ブローバイホースを押し込んで


ボルト締め付けをひと通り確認。


点火コイルのタイラップも新しくして取り付け。


続いてエアクリーナーケースの取り付け。
自作の延長工具の先にソケットを付けてボルトはそのままでは落ちるので紙をはさんで


この穴に


ボルトを突っ込んで


モンキーで締め付け。


カバーとホースを戻してコネクタも挿して


おっと、このダクトを忘れてた。


では、エンジンを掛けてみましょう。
ほぼ一発で掛かりました。
ところがしばらくすると不調! 取り付けを忘れた物はないはずですが。
見ていた Jr が「ガソリン切れじゃないの?」。そうでした。先日試運転の際、自宅からしばらく走ったところでガス欠の症状が出て慌てて戻ったんです。
それはいいとして、エンジンルームの助手席側から煙が出てきました。

この写真ではわかりませんが結構な煙です。

こりゃ左側のタペットカバーもパッキンを交換する必要があります。
あんまり見たくないけどエンジンの下を覗いてみたらオイルまみれです。

こりゃあ駄目です。

幸い今回取り寄せたパッキンは左右セットなので間に合いますが、うーん、左側はかなり面倒。ホース類も劣化していて作業中に割れたりしそうです。こちらのプラグも要交換、でもやるしかありません。
今日はもうその気がないので工具を片付けちゃいましたが気が重くなります。
コメント
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