「爪紅(つまくれない)」とは鳳仙花の異称で「つまべに」とも「染指草(せんしそう)」とも言われます。昔は、鳳仙花の花で爪を染めたそうです。今のマニュキアの前身ですね。その歴史は平安時代からと言われますから、爪のおしゃれはかなり古い時代から行われていたことになります。
そう言えば、かの有名な楊貴妃も爪を染めていたそうです。鳳仙花は、中国を経て日本に伝わったので、そのころに楊貴妃も同じ方法で染めていたのかも・・・。
もともとは男性の気を引くために爪を染め始めたのに、近づこうものなら、「私に触れないで!」という女性。何とも女性の心は複雑です。ゴメン、こんな女性ばかりではないですが・・・・。
聞くのはイヤイヤ秋の風。女心と秋の空。