ゆきさんのブログ

元お祭りオヤジの周辺・・・

蜘蛛とミツバチ

2010年02月22日 08時55分29秒 | マイ・ブーム
蜘蛛は蜘蛛の巣をはって、掛かる獲物を食べて生きている。
ワナにかかる弱者をしかけた強者が食べる関係がある。
蜘蛛は甘い汁を吸って生きている吸血鬼だ。

一方、蜜蜂は蜜をあつめ、その集められた蜜で生きている。
そこでは、自ら汗をかいて花から蜜をあつめる生き方である。
働くことで生きる糧を生み出している。また、副産物として果実に
実をもたせる役目を負っている。


人間の世界でも生物界と同じように二種類が生きている。
蜘蛛の巣産業は、パチンコ屋、サラ金(金融機関)などで、ミツ
バチ産業は、物品生産業である農業や工業などであろう。

自分が生き残るためには
生物界の構造を知るように、人間界の構造も知らねばならない。
この構造を知らないとワナにかかって食べられてしまう。

例えば、構造不況下、銀行は弱者には金を貸さない。
強者であるサラ金などに市場から低金利で集めた金を融通している。
弱者は仕方なく高利でも町金からも借りるようになる。
人間界の蜘蛛は銀行などだ。

パチンコ屋に通う人は気づかなければならない。
娯楽という看板に惑わされていないだろうか。
あるいは、娯楽だと自分にいい聞かせて、楽して金を稼ごうと思っ
てはいないだろうか。
パチンコに勝つということはパチンコ屋が金をくれるわけではない。
隣でパチンコをしている人が負けた金の一部をもらってくる構造な
のである。


生きてゆくには
人間界の巧妙なワナを見分ける、見切る眼力が欲しい。
あたりがソフトな仕掛けも、本当に親身になって自分を考えていて
くれているとは限らない。そこにあるのは自己利益に繋がるかどう
かしかないのだ。

最近、弁護士集団による過払い利息を戻すことに親切な形式を装う
CMを多く見る。ただ、当然のことながら、彼らも儲からない仕事
は引き受けない。弁護士費用がなければ依頼することさえできない。

すでにカゲリが現れているように、サラ金などは消滅してゆくだろ
う。本当に大恐慌になればパチンコをする金さえも無くなるだろう。

若者が見込みのない、将来の期待できない世界に失望して無気力に
なっている。
真面目に汗をかいても報われないこの社会に、将来を信じろという
ことに無理があるからだろう。


時の為政者は、このあたりを根本的に考えて行かないと世界破滅と
いう結果になると思う。

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