ゆきさんのブログ

元お祭りオヤジの周辺・・・

王の手であるうちに

2007年02月11日 10時12分29秒 | 祭人
今朝のテレビに石原東京都知事とそのまんま東宮崎県知事が揃って
出演していた。そろってテレビに出たことが興味深かった。
ベテラン、新米、どっちが有能?
方や交際費で、方や副知事選出でマスコミに提供する話題が絶えない。

さて、政治家というものは何が重要なのだろうか。
議会政治の場合は、提案者である首長がどれだけ議員を説得できるか
にある。だが、日本の場合、議案を考えているのは官僚であるので
思いつきで首長が左といっても簡単に右には向かないのが現状である。
まして、たいした名誉でもないのに議員様方は、なった地位を勘違いし
て提案されたことの善し悪しを判断するだけになっている。

亡くなった従兄(元町議会議員)が言っていた。
予算なんていうものは潤沢にあるもんじゃない。首長が自由にできる
額なんて限られているのだ、と。
特に既成路線を歩んできた町や県が急に路線変更と言われても、元々
レールの無いところへ電車は乗り入れられないのだ。
方向を変えたと思っていても、どっこい、ずっと残っているのが行政
の常套なのである。

長野県は脱ダム宣言をして臨んだ改革路線だったが、何の新展開も
見せずに終結した。また、元の路線に戻るという。あっちだの、こっち
だの連れ回される民衆にとってはいい迷惑だ。もっとも、それを選択
しているのも民衆だが・・・。

テレビの話しに戻るが、竹村健一が面白いことを言っていた。
「そのまんま東の今の手は、王の手だ」と。
「王が触れるものは、皆、金になる。今のうちに沢山触れろ。」と。

地方の小さな行政体が革新的に変貌をとげることは難しい。
夕張のように、よかれと思ったことが裏目に出ることもある。
しかし、丁半ばくちでもやらない限り、町や県は変わらない。
少なくとも、今までの路線の延長線上に輝くような未来は無い。