堤幸彦の2018日記

空趣味、日記など
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桜、桜、桜!

2013-03-21 13:38:56 | 日記

 

 

昼休みに隣のスタジオにいらっしゃった映画「くちづけ」の宅間さんに会いにいき、

生姜焼きのランチを食べ、

スタジオの真ん中を流れる川に咲き乱れる桜を撮る。

何枚か、どうぞ。


成城学園の桜は今年も

2013-03-21 07:12:24 | 日記

 

 

 

桜、満開に近い成城学園の巨大スタジオ。

朝、3時半にスタジオ入りし、助監督と二人きりで今日の戦略を練る。

なにしろ今日は文字通りの「山場」である。

SPEC史上最大のスケジュール的難関。

それが今日だ。

午前7時半、相当数のスタッフが走り回る。

闘いの幕開け。



一昨日、母親の四十九日法要で名古屋。

葬儀に続いて、ごく身内のみで。


そして明日より公演開始のシニア劇団「子子孫孫」の通し稽古。

何ヶ月も稽古を続けたシニアの方々が、一生懸命舞台に挑戦する姿は誠に素敵だ。

人生の経験値が醸し出す「表情」がそこにある。

そしてストーリーはなんと女子サッカーの話。

走り廻るおばあちゃん達!

奇想天外!

元気なお年寄りは地域の宝。

目撃せよ!その勇姿を。

劇団「子子孫孫」の旗揚げです。

東海地区の方、ぜひご覧ください!

 

http://shishisonson.shownen-boys.com/index2.php




夕方、ワタシが東海地区の信頼できる仲間と立ち上げた地域振興チーム「東海アクション(仮称)」の打ち合わせ。

事の大小に関わらず自治体や地域の要請に対して、何らかの「答え」をできるだけたくさん用意する、大学の先生やマスコミのスタッフで構成されるチームです。

市民ムービー「タカハマ物語」が結成の動機であり出発点。

その経験の(もちろん手法の一つとして)いろいろな“生かし方”を模索したい。



そして昨日は、スタジオのセットの下見や4月以降の企画の打ち合わせ。

毎年咲き乱れるスタジオの桜が今年も見られてなんだか、安心。


夕方、赤坂ACTシアターで「赤坂大歌舞伎~怪談乳房榎」を観る。

歌舞伎の世界には遠いのだが、中村勘九郎さんとの今後の仕事の御縁で。


観て、面白くて、アゴが外れた。

もちろん比喩だが。

徹底的なエンターテイメントに声を上げた。

自由でハラハラ、楽しいことこの上ない。

現代の演劇とどっちが新しいのかわからなくなる。

勉強になった。




さてなどと書いている間に1シーン撮影した。

まだ8時半。

ぐいぐい捻じ込むよ。


おっと!

眠くなってきた…

こら。

 
















来訪者

2013-03-18 23:08:55 | 日記

 

トラッシュマスターズvol.18

「来訪者」

座・高円寺1で観る。

新宿タイニィ時代からの単なるファンであり、

毎回戦慄しまくっているのだが、

今回ついに中津留トラッシュは「一線を越えた」と言わざるを得ない。


政治劇的様相から始まり、次第に国家と人間の存在意義、その本質を鋭く抉る高みに達し、

過剰な演出はほとんどなく、しかして一瞬たりとも飽きさせることなく3時間釘付けにする。

これを「演劇の最前線」といわずして何がそうであるか。

かつて「無力化」させられると書いたことがあるが、

まさにそうだ。

自分の生きる意味や、考えることのレヴェルや、仕事で何かを作っていることは、

すべて予定調和な「こんなもんでいいだろう収束」にしているとさえ感じてしまう。


終わって「飲みいきましょう!」と主宰の中津留氏から誘われたが、

とてもそんな気分になれず、

折しもの風雨に身を曝して、今眼前にあったものの意味を問いたいと感じた。

世の中にはすごい作家も役者もいるものだ。

身が引き締まるとはこのことだ。


3月20日まで。








ZOOEY

2013-03-17 11:54:57 | 日記

        

 

 

 

夜明けに起き、

車を出し、

郊外の大きなスタジオに向かう道すがら、

佐野元春さんの新作アルバム「ZOOEY」を聞く。


この時代情況で、自分の年齢で、自分の居場所で、

仕事をし、生活をし、

良くも悪くも人と関係し、

悩み、喜び、

幸福を探し、弱気や強気になり、

生き死にを身近に感じ、

具体的にも抽象的にも「彷徨う」今の自分に、

こんなにも響くアルバムがあるのか。


1980年代に流民としての勇気をもらい、

「COYOTE」で、固まってしまいそうなアクセルのペダルを「まだ踏めるんだよ」と力をもらい、

そしてまたしても今日に留まらない「音」をもらう。

高速道路の延長線上にある富士山が真っ白、くっきりとする。


スタジオに到着する。

喧噪の中、カットを積み重ねる。


でも曲のイメージがずっと渦巻く。

歌詞を読み返す。

台本の端に気になるフレーズを書き写したり、

じっと歌詞の情景を想像したり。


手紙がついていた。

ぼおっとその意味を考えた。

そして手紙をもう一度折り畳んでケースに返し、

仕事に戻った。


少し視界が開けた気がした。

そして帰りの車でもう一度聞こうと静かに決意した。


ZOOEY