堤幸彦の2018日記

空趣味、日記など
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箱崎

2018-05-07 12:58:58 | 日記



雨が近い。
しかもなんだかたっぷり“重い”空気。


9日よりアイア2.5シアターTOKYOにて、
劇団れなっち「ロミオ&ジュリエット」の開幕だ。

今日は初めての全員稽古。
しかも最後の。

とはいえみっちり時間をかけてそれぞれ必死の努力を続けてきたので、
本番に不安はない。
今日、明日、あさっての微調整でずいぶん“良くなる”はずである。

役者初めての方もたくさんいると聞く。
あえて誰がそうで、誰がそうじゃないのかは意識しなかった。
きっと彼女たちの持っている“熱”が技術を上回る。
いろんな“板の上”を走り抜けている人々だ、たぶんそうだろうなあーとぼんやり思っていたが、
やはりそう実感した。
初々しい“熱”が迸っている。

素晴らしいことだ。


ぜひ、
劇場で確認してください。
面白い『劇団』です。
かかわることができてよかった。
本番がとても楽しみです。





映画「人魚の眠る家」
音と音楽の仕上げがいよいよだ。
いつまでも“いじって”いたい作品だ。
どんなにアイデアを入れても多面的な見え方を増やすだけの万華鏡のような作品だ。
俳優の存在感なのか、
原作の持つ力なのか、
拮抗すべく足掻く。
まだまだ足掻く。




先日、
GWだったが人間ドックへ。
正直、
大変厳しい結果だった。
(詳しい結果はまだだけど)

先月いっぱいまで撮影していた新作のスケジュールがキツかったのか、
『老化』なのか、
両方なのか(両方だろうなー)わからないけど、
もういままで通りには生きていけないのかも。
相当気合い入れて“自己改造”すべく、
がんばる所存。



でも新作も面白いよ。
はやく発表したい!






最近気に入ってるtシャツ。
レアンドロ・エルリッヒ。
天才!








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新宿

2018-04-26 16:39:49 | 日記





新作のロケが淡々と進む。
内容的にはまったく「淡々」と形容できるものでないが。
とにかく「自由」な作品だ。
発表できる日が待ち遠しい。


今月いっぱいまで怒涛のスケジュール。
来月からは舞台の稽古から公演、
次の作品の準備へと雪崩れ込む。


少しのんびりしたいがそうもいかず。
人間ドックで調べたりはしようかな。










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素人力

2018-04-20 07:31:41 | 日記



弊社代表(社長)の長坂信人の著書「素人力~エンタメビジネスのトリック?!」が刊行された。
(光文社新書)


ワタシはビジネス本の類いは一切読まないのだが、
これはー、、

一気に読んだ!

こんなにワタシが登場する本もなかなかないのだが(対談まである!笑)、

我々を取り巻く「制作会社の過酷で理不尽ともいえる“現実的”環境」のディテール、
なによりもっと理不尽な人間関係(特にワタシとのつきあい、すなわちプロデューサーと監督との関係は弁証法的な非和解的“対立矛盾”に近いものとして描かれている笑)、
そこから導きだされる猛獣使いに近い監督&スタッフ(特にヘタレ)操縦術、
更に最も恐ろしい!業界の伝説的キーマンとのつきあい方&処世術、
映像製作におけるホンネの理想と現実が赤裸々に網羅網羅網羅、、、



三河の“御曹司”だった彼の数奇な人生経験と精神は、
嵐のような“ギョーカイ”に弄られ揉まれ続け、


柔軟ですべてを受け入れる消化力、
決して 敵を作らない人の良さ、
後輩を見棄てない面倒見、
石橋を叩く警戒心などが、
変動する映像業界の荒波をサーフしていく『哲学、戦略、戦術』にみごとに 昇華していく!


それはまるで荒野に放たれた飼い犬が、
幾多の試練を経て、
春秋戦国の王に成っていくがごとくだ。


数十年も私達クリエイターの大きな後ろ楯=大後方になっている理由がそこに書かれているのだった。


これは東京のイチ貧乏映像制作会社の代表者の個別特殊な経験談かと思いきや、

取引先と労務者の迷路のような関係へのある種の回答、
常に時代の先を読み“アイデアを商売にする”ことでしかサヴァイバルできない独立制作会社の経営哲学、
無限に広がるハイテク映像表現テクノロジーを経営的に支える原則的な技、

文章の端々からたくさんの発見ができるのだった!


爆笑、感心、納得。
長くパートナーである長坂氏の心の深いトコロを見た。
身内を誉めるのも気色悪いが、
高所からいただくお言葉の羅列が多いビジネス書籍より、
ずっと親身で“的を得て”いる。


悩める経営者、
特に映像関係者、
理解者が“いない”クリエイター、
将来我々の世界に合流したい学生など、


必読!


の一作である!


そしてぜひ二作目は
「長坂流 俳優タレントの必勝術」を書いてほしい。
悩めるこれからの役者やタレント、ミュージシャンのために。
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栃木やら埼玉やら

2018-04-18 07:24:03 | 日記







ロケ、ロケ、ロケ。
久々のヘビーローテーション。
3時台に起き、
24時に寝る。
うわー。
でもまだましか。
準備で寝れない人もたくさんいる。

昔から続けている撮影スタイルだし、
かつてはもっとキツかったのですっかり身体は慣れているのだが、
(つきあい方誤魔化し方を知っているという意味で)
やはり還暦越えの身体にはけっこうじわじわ辛いのだった。
身体が起きない。
目がかすむ。
仕事以外の事に集中できない。



そして今日のように雨だったりすると気が塞ぐ。
いろいろ心配事もあいまって、
落ちる。
ぼおおおっと一人になる。



あー、
いかんいかん、
遊びたい!
南の島で酒飲みたい!
バンドやって発散したい!


上を向け。
光を見ろ。

南の島をイメージしろ!
坂東、
違う、
バンドのセットリストを考えろ!
分刻みの追われる撮影生活ではなく自由時間をイメージしろ!
ありあまる自由時間だから“やりたい事リスト”を作って30分おきにこなしていけ!
自由時間だから分刻みに満喫するぞー!

、、、、

あれ。





今日も明るくGO!!


昨日の撮影地(栃木)にはまだギリギリ桜が。
絵に書いたような春で、
少し気恥ずかしい。




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秩父

2018-04-15 10:03:47 | 日記




まだ公表できない新作に突入した。
昨夜来の雨も朝にはすっかりやんで、
柔らかい日射しがロケ現場を和やかにする。
今月いっぱい戦争のようなロケだが、
クランクインにほのぼのできるのはとてもいい。
「久々」にそうきたか!とにんまりできる作品だ。

あ楽しみに!







先週もいろいろ動いた。

月曜日。

新作のロケハンやら衣装合わせやら。
関東ぐるぐる。



火曜日。

劇団れなっち「ロミオ&ジュリエット」の顔合わせ、本読みやら。
勢揃いしたメンバーはなかなか壮観。
そして本格的な演劇になりそうな実感。



水曜日。

配信ドラマ「SICK'S」の後半、完成プレビュー。
どんどんヤバくなる。
ホントに。
どんどん。
早く続きが撮りたい。






木曜日。

舞台「魔界転生」のシナハン&登場する天草四郎の命日のお参りで、
朝イチで長崎空港。

大村湾が霧で福岡空港に降りるかもしれないという緊張感のなか、
無事到着。

そのまま車で南島原、
フェリーで天草、
車で熊本。

なかなかな行程だったが、
舞台を創っていく上でも、
人生の興味としても、
大変な有意義な旅だった。

晴天の有明海をぐるりと囲む半島と島々に降り注ぐ柔らかな陽光と気温、
海峡を渡る風の圧力を肌で感じていると、
380年前のこの地に理想の国を作らんと起ちあがり虐殺されていった人々の気持ちが少しは解る気がした。

ここは守るべき土地、
生きていくべき土地なのだ。


そこに行かなければわからないことが必ずある。
それこそが旅の本質。





金曜日。

博多に行き、
弾丸で『博多座』見学。
なにしろ「魔界転生」は『博多座』スタート。
最終リハーサルからしばらくお世話になる劇場だ。
客席や舞台袖に立つと、
動き回る役者や装置の姿を幻視できた。
それこそが下見の本質。
(笑)


午前中に東京戻り、
「ロミオ&ジュリエット」の稽古やら打ち合わせやら。





そして新作クランクイン!
また“現場生活”に戻り。


夜明けに起き、
ストレッチして、
ポパイのおにぎり、
ベースでせんべい、、、

あー、
いつも繰り返すスタイル。
ワタシの生活の場、撮影ベース。
便利さに肥っていくオレ。
退化していくオレ。


いやいや老化と抗いながら、
もっともっとだ!





























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