ゆいもあ亭【非】日常

映画や小説などのフィクション(非・日常)に関するブログ

何度でも蘇る最終兵器と戦う!

2007-02-17 | 映画
秋葉原の電気店に勤務する神谷と鉄平は、電気工事の最後に、「盗電」の疑いがある廃墟ビルの一室を訪ねる。そこに設えられていたのは用途不明の装置。その装置が起動して、鉄平が神谷の目前から消えてしまう。そこへ姿を隠していた謎の女が現れ、やはり装置を始動させる。その効果に巻き込まれ、神谷もまたいずこかへ運ばれてしまう。

転送された先は「ゾーン」。バウンティハンターである女、イリアが危険な古代の生物兵器「ゼイラム」を捕獲するために張り巡らした擬似空間である。廃墟ビルの所在する街そっくりながら、生物は一切いないのだった。そこに神谷と鉄平も転送されてしまったのだ。

飛来したゼイラムは三渡笠を被った忍者みたいないでたちのエイリアン。手違いから、安定性を失ったゾーンで、命がけの戦いが始まる……。

そんな感じの作品。全体にチープではあるが、面白い。

昔、ビデオで散々見た作品だが、DVDでも楽しんでしまった。

未見の向きには是非。

ひとつ曲がり角 ひとつ間違えて ルート225見失ったよ。

2007-02-16 | 映画
ルート225

少年ドラマ・ティストの、不思議な味わいのファンタジー。

14歳のエリ子はママの暗黙の命令で、帰りの遅い弟ダイゴを探しに出かける。帰りが遅い日のダイゴは国道255号線の向こう、児童公園のブランコにいるのだ。案の定、上半身ランニング裸のダイゴはブランコにブラブラ乗っかっていた。ワイシャツの背中に、イジメっ子の洗礼を受けて腐っていたのだ。エリ子が広げて見せるように促したそのワイシャツには「ダイオキシン8倍!」とマジックで書きなぐられていた。

ふたり連れだって家路を急いだ。何がどうなったのか、ひとつ曲がり角を曲がると、そこに見えるはずの国道225号線がなく、波が打ち寄せる砂浜の海岸が見える。それは絶対にありえない光景のはずだった。いったい、どこをどうやったらそんなことが起こりうるのか。電柱の住所表示には門構えに@マークが書かれており、なんと読むかさえわからない。

気を取り直して、ここはという住宅街を歩く。そこでエリ子に話しかけた少女を見てダイゴは立ち尽くしてしまった。クマノイさん! 彼女は小学校5年の時に交通事故で亡くなったはずなのだ。

何とかウチにたどりついたふたり。しかし、ウチには母はいず、どこか微細なところで様子が違う。テレビで観戦した巨人戦では、ダイゴの好きな高橋由伸選手が少し太っているのだ。

Aの世界から、ありえないBの世界を通り過ぎてきたせいで、「高橋由伸選手が少し太っている」程度に違っているA’の世界にふたりは来てしまったのだ!

しかも最悪なことに、この世界の両親はなぜか行方不明。ダイゴの持つ高橋由伸選手のテレカで架ける電話だけがもとの世界に通じているけれども、その残り度数ももはやあと2度!

エリ子の友達マッチョに事の次第を話したところ、彼の口から「帰還のヒント」が出た。「神社の階段からふたりで転げ落ちる」こと。そう、それは文字通りの意味ではない。映画「転校生」のように、発端を繰り返せ、ということである……。

良質なジュブナイル映画。何も特別なエフェクトとかはなされていないが、結末までほろリと貰い泣きしそうなくすぐったさと切なさが味わえる。

お勧め作品。

*√225=15 ……わたしは15歳になった。この独白は胸に迫ったな。*

*どうもいけない。間違えて「ルート255」と打っていたよ。*

使命感さえあれば巨大化だって夢じゃない!

2007-02-15 | 映画
仮面ライダーJ

恐竜絶滅の原因となった「フォグ」、その機械化母艦にして邪悪軍団の母そのものである「フォグマザー」が地球に襲来した。その尖兵は3人の怪人である。小柄でがっちりした体躯のアギト、お姉さんタイプのズー、長身の王子ガライだ。(「ZO」の蜘蛛、蝙蝠に引き続き、蜂、蜥蜴、コブラと、律儀に初代の怪人のリファイン版になっている!)

彼ら3人がマザーの命で、卵から孵化する(予定の)兄弟たちのために選んだ生贄が加那(野村佑香)だった。その拉致を止めようとして命を落としたお兄ちゃん=瀬川耕司(望月祐多 何者?)が地空人二人組みに改造されて変身するのが仮面ライダーJ。

精霊飛蝗のベリーに導かれてJパワーを体に漲らせて3体を倒し、巨大母艦との戦いのために、巨大化をするのである。

使命を果たそうと頑張れば巨大化できる!

ジェットジャガーだってそうだったもの。

物好きは見よ!

*このDVDにはさらなる怪作「仮面ライダーワールド」(ZOとJがシャドームーンと戦う!)なんていう作品まで収録されている。*

*野村佑香ちゃんに関しては、コメントすべき事項がひとつあるのだが、とりあえず先送りにする。*


物欲充足とレンタルDVD

2007-02-14 | Weblog
昨日の物欲充足は「MIB」「MIBⅡ」の二本。どちらも2枚組みのコレクターズ・エディションです。

先週のレンタル安売りは勘違い。

本日レンタル安売りでした。

「機動戦士Vガンダム」の1・2巻(「ガンダムⅩ」の3巻はあったけれど4巻が借り出されていたので)、「桜蘭高校ホスト部」の1・2巻、邦画は「ルート225」、洋画「アローン・イン・ザ・ダーク」「ブギーマン」「黒の怨」、アジア映画「心霊写真」   以上9本。

さっきまで「Vガン」の1巻を見ていた。

実際には「ゼイラム」とか「仮面ライダーZO」とかも見ていてレビューすべきものもあるにはあるのだが。

原典の方がしっかりしており、心理的にいっそう怖いぞ! 「たたり」

2007-02-12 | 映画
たたり」(THE HAUNTING)

シャーリー・ジャクソンの原作「山荘綺談」が優れているということなのだろうが、この作品、「ホーンティング」以上の傑作だと再認識した。

リメイクの方のヤン・デ・ボン監督には悪いが、あのメリー・ゴー・ラウンドの設(しつら)えられた遊戯室や、VFXで描きこまれた亡霊の存在があってやっと本作に比肩しているというように思う。

筋書き上の違いといえば、山荘のもとの持ち主の死に様とエレナー(エレノア)の母親の死に様が入れ替わっていることくらいではないか。それも、夢現(ゆめうつつ)で返事するエレナーというカットが挿入されることで、ふたりがまさに同じ死に様だったんだろうと想像させるあたりも巧妙だ。

モノクロ映画ながらセットとプロップの質感が本当に素晴らしい。

館の中の彫像たちは、VFXがなくともいつでも動き出しそうで、不気味さを醸していた。実際に「動き」として提示されたのはドアノブの緩やかな回転だけだといいうのに!

音楽も運命を甘受するよりないエレナーの心情と素性によくマッチしていたと思う。

あと一点。モノクロ作品だからこその魅力ということもあろうが、これまた「デッドリー・カラー」バージョンが出てもいいのじゃないかと思った。

*今回このオリジナルを見ながら「丘の家(ヒルハウス)」が「ウィンチェスター・ミステリー・ハウス」のイメージなのだなと感じた。女主人が生きている限り建て増しされたあの家のイメージに、そう、なんとなく近いと。また、もちろん、リチャード・マシスンの「地獄の家」(ジョン・ハフ監督の「ヘルハウス」)も、本作あってこそなのだ、とも痛感した。*

内的宇宙はやっぱり心の問題だから、ひとを根本から変えるのかも?

2007-02-11 | 映画
インナースペース

宇宙飛行士の集うパーティで、取材をする女性記者リディア・マックスウェル(メグ・ライアン)。そこへ飛行士のひとり、タック・ペンドルトン(デニス・クエイド)が泥酔してあらわれる。このふたりは実は深い仲で、別れては縁りを戻してを繰り返していた恋人同士。しかし、いよいよ致命的な別れがリディアから告げられる。

タックのこの泥酔の意味と、その部屋のウサギグッズの意味は伏線。

ミクロ化技術の実験パイロットとなったタック。外的宇宙(アウタースペース)ならぬ生命体内(インナースペース)を探査する実験船のパイロットとなったタックは、注射器の中に収められ、ウサギの体内に打ち込まれる瞬間を待っていたのだが、国際産業スパイの襲撃により、思いもよらず神経症のスーパー店員ジャック・パター(マーティン・ショート)の体内に打ち込まれてしまう。

違法行為もなんのそのな企業経営者スクリームショーや、色魔な女科学者マーガレット、奇妙な国際バイヤーカウボーイらが絡んで、事件はとんでもないレベルへ!

タックの乗るミクロ潜航艇の酸素残量は24時間だというのに、ミクロを解除し、もとのサイズに戻すための作業プロセスをコントロールするマイクロチップはスクリームショーらに盗まれたのだ。

気弱なジャックがタックに励まされ、神経症を克服して、「タフ」に成長するさまと、ジャックとリディアのキスでリディアのの胎内で胎児と出会い、彼女が自分の子どもを身籠っているとタックが知り、彼女への深い愛をタックが取り戻すことなどが積み重ねられ、ラストへ……。

タックとリディアの結婚式。ジャックが神経症治療の一環として準備していた旅行券をふたりにプレゼントして、その新婚旅行へと旅立とうとする時、ふたりのリムジンを運転していったのが「カウボーイ」である(観客には、トランクに潜む「縮小された」スクリームショーとマーガレットの存在が示されている!)と気付いたジャックがすべて(掛かりつけの医者、恋人候補、スーパーの経営者の依頼)を棄ててふたりの車を追う最後の場面!

「ジャック・パターが今助けに行くぞ(ジャック・パター フォア・ザ・レスキュー)!」

実に気分のいいラストシーンである!

*内的宇宙(インナースペース)というと、心の内側かな、とね、思わない?*

本日分のご報告

2007-02-10 | Weblog
「恋人はスナイパー」劇場版鑑賞中。

それから「光る眼」を入手。

あと、「遊星からの物体Ⅹ」を入手すればOK。

明日こそどれか一本分のレビューを書こうと思う。

今日は疲れたのでこのご報告だけね~。

今日のご報告。

2007-02-09 | Weblog
「たたり」(THE HAUNTING)を見た。これは昨日買ったもの。

そして今日は「ヴァンパイア/黒の十字架」「クリスティーン」「スターマン」を買った。入手し損ねた「ジョン・カーペンターBOX」の中身相当を単品買いすることにしたのだった。

「ゴースト・オブ・マーズ」はしばらく前に買ったので、あと残りは「光る眼」と「遊星からの物体Ⅹ」である。

BOXには入っていないが、「ヴァンパイア/最後の聖戦」も何とか入手したいものだ。

……明日はウチのガッコウの一般入試。

このBlogも、従って忙しさに紛れて更新しにくいかな?