「殺しのドレス」を最後まで見終わった。
やっぱり面白いなぁ。
“Dressed To Kill”という原題だが、これは英語の慣用句で「念入りに装う」という意味なんだと、当時学んだ。
あのころは、映画を見ている間くらいは最低限は英語が聞き取れたのだが、今は、前にも書いたように日本語トラックがあるDVDでは日本語で見てしまう。
今回のDVDでは、これ、テレビ放映のヴァージョンと同じモノラル吹き替えのみが収録されていて、どうにも気に入らない部分がある。
ヒロインで娼婦のリズと、ひと癖ある刑事マリオンの会話部分。
「誰とヤッた(フーズ・ファッキン)」
「クソでも喰らいな(ファック・ユー)」
「おれじゃないさ。お前がヤッたんだろう」
と、まあ、こういう応酬が、日本語部分だけだと面白みがないんだな。
まあ、そういう不満でいうと、ヒッチコックの「疑惑の影」のさ、テレビ版吹き替えもまた不満だったな。
「テレグラム」と「テレパシー」で洒落ている部分。
「『電信(テレグラム)』を貰ったのかい」「以心伝心(テレパシー)よ」、とか、訳すか、
「虫の息じゃ伝わるまい」「虫の知らせよ」くらいの小技は欲しいと思ったものだが。
閑話休題(それはさておき)。
「殺しのドレス」は公開当時劇場で2~3回は見ていて、あの、終盤にリズに誘惑されたエリオット医師がネクタイ外しながら鏡の自分に苦笑いする場面で、観客が笑うんだったな、と、思い出した。そう、あんなにヒントがあるのに犯人を見破れないひとがたくさんいるんだったよ。
それに、ピーノ・ドナッジョのサントラがいいな。
「キャリー」で作曲デビューして、デ・パルマ的には「フューリー」はジョン・ウイリアムスなのだけれども、この「殺しのドレス」と「ミッドナイトクロス」で一緒に仕事しているピーノ・ドナッジョ。20年ほど前のワイド・ドラマでは、よく彼の楽曲のパクリみたいな音楽が流れたよな。
……ということで、未見の方は「愛のメモリー」「キャリー」(よかったら「フューリー」)「殺しのドレス」「ミッドナイトクロス」(ついでに「ボディ・ダブル」)は見て欲しいものだ。
「アンタッチャブル」とか「ミッション・インポッシブル」ばかりじゃなくってね。
やっぱり面白いなぁ。
“Dressed To Kill”という原題だが、これは英語の慣用句で「念入りに装う」という意味なんだと、当時学んだ。
あのころは、映画を見ている間くらいは最低限は英語が聞き取れたのだが、今は、前にも書いたように日本語トラックがあるDVDでは日本語で見てしまう。
今回のDVDでは、これ、テレビ放映のヴァージョンと同じモノラル吹き替えのみが収録されていて、どうにも気に入らない部分がある。
ヒロインで娼婦のリズと、ひと癖ある刑事マリオンの会話部分。
「誰とヤッた(フーズ・ファッキン)」
「クソでも喰らいな(ファック・ユー)」
「おれじゃないさ。お前がヤッたんだろう」
と、まあ、こういう応酬が、日本語部分だけだと面白みがないんだな。
まあ、そういう不満でいうと、ヒッチコックの「疑惑の影」のさ、テレビ版吹き替えもまた不満だったな。
「テレグラム」と「テレパシー」で洒落ている部分。
「『電信(テレグラム)』を貰ったのかい」「以心伝心(テレパシー)よ」、とか、訳すか、
「虫の息じゃ伝わるまい」「虫の知らせよ」くらいの小技は欲しいと思ったものだが。
閑話休題(それはさておき)。
「殺しのドレス」は公開当時劇場で2~3回は見ていて、あの、終盤にリズに誘惑されたエリオット医師がネクタイ外しながら鏡の自分に苦笑いする場面で、観客が笑うんだったな、と、思い出した。そう、あんなにヒントがあるのに犯人を見破れないひとがたくさんいるんだったよ。
それに、ピーノ・ドナッジョのサントラがいいな。
「キャリー」で作曲デビューして、デ・パルマ的には「フューリー」はジョン・ウイリアムスなのだけれども、この「殺しのドレス」と「ミッドナイトクロス」で一緒に仕事しているピーノ・ドナッジョ。20年ほど前のワイド・ドラマでは、よく彼の楽曲のパクリみたいな音楽が流れたよな。
……ということで、未見の方は「愛のメモリー」「キャリー」(よかったら「フューリー」)「殺しのドレス」「ミッドナイトクロス」(ついでに「ボディ・ダブル」)は見て欲しいものだ。
「アンタッチャブル」とか「ミッション・インポッシブル」ばかりじゃなくってね。