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「小さき勇者たち~ガメラ~」を見た。
このDVD、10月27日発売だったのだ。10月27日はわたしの誕生日だ! で、自分への誕生日プレゼントで購入。DTSメモリアル・エディションをチョイス。今日のところは特典ディスクを見るのは先送り、本編のみを見た。
実はわたしは昔からガメラファンなのだ。
「大怪獣ガメラ」は昭和40年11月27日公開だが、さすがにあのモノクロ映画はちょっと遅れて見ている。ガメラ映画初体験は翌春の「大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン」だ。併営の「大魔神」ともども、魂を揺さぶられた。
その後、同級生たちが「荻窪東映・大映」で、東映動画と混成プログラムのガメラを見ているのを尻目に、「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」は「妖怪百物語」との二本立て、以下、大映純正二本立てを愛して来た。
そして、結局1本も劇場では見なかったのだが、あの平成ガメラ3部作は、わたしにとって指折りの魅惑のシリーズである。
だから! だから!
冒頭1973年という微妙な年を背景に、平成ガメラ風のギャオスを、平成ガメラ調のガメラが自爆で倒すところから、ぐいぐい引き込まれた。
卵から誕生した小亀と透(とおる)少年との出会い、母を亡くした透少年の愛称がトトであり、歩みの危うい小亀に少年が与える呼び名トトの重なり、隣家の少女が難しい手術を控えており、トトの卵の台座のような赤い宝玉をそのお守りとして借り出す設定、1973年の少年が成長した透の父の、港町の定食屋として根付いているさまなど、実に日常が丁寧に描かれる。
もちろんギャオス細胞とトカゲの融合体らしい新怪獣ジーダスは、なるほど、ジラースのもじりかも知れない。透のTシャツに「78」と書いてあること、あるいはジーダスが初めてその顔をぬっと突き出すさまが、大戸島のゴジラ登場シーンを彷彿とさせもする! しかし、強力な長い舌、全身のぬらぬらした生物感、どこか虹色の輝きを思わせる体表の質感が、「悪魔の虹」を放つ「バルゴン」を思わせるじゃないか!
小さき勇者たちという題名は、終盤、「赤い宝玉」の子どもによるリレーによってその意味が明かされる。「トト」に力を! その気持ちのリレーが、トトの勝利と自爆回避を成し遂げさせる。
平成ガメラのリアルの方向とは違う、いわば独自の寓話となりえた本作。お時間のある怪獣ファンは是非ご覧ください。
このDVD、10月27日発売だったのだ。10月27日はわたしの誕生日だ! で、自分への誕生日プレゼントで購入。DTSメモリアル・エディションをチョイス。今日のところは特典ディスクを見るのは先送り、本編のみを見た。
実はわたしは昔からガメラファンなのだ。
「大怪獣ガメラ」は昭和40年11月27日公開だが、さすがにあのモノクロ映画はちょっと遅れて見ている。ガメラ映画初体験は翌春の「大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン」だ。併営の「大魔神」ともども、魂を揺さぶられた。
その後、同級生たちが「荻窪東映・大映」で、東映動画と混成プログラムのガメラを見ているのを尻目に、「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」は「妖怪百物語」との二本立て、以下、大映純正二本立てを愛して来た。
そして、結局1本も劇場では見なかったのだが、あの平成ガメラ3部作は、わたしにとって指折りの魅惑のシリーズである。
だから! だから!
冒頭1973年という微妙な年を背景に、平成ガメラ風のギャオスを、平成ガメラ調のガメラが自爆で倒すところから、ぐいぐい引き込まれた。
卵から誕生した小亀と透(とおる)少年との出会い、母を亡くした透少年の愛称がトトであり、歩みの危うい小亀に少年が与える呼び名トトの重なり、隣家の少女が難しい手術を控えており、トトの卵の台座のような赤い宝玉をそのお守りとして借り出す設定、1973年の少年が成長した透の父の、港町の定食屋として根付いているさまなど、実に日常が丁寧に描かれる。
もちろんギャオス細胞とトカゲの融合体らしい新怪獣ジーダスは、なるほど、ジラースのもじりかも知れない。透のTシャツに「78」と書いてあること、あるいはジーダスが初めてその顔をぬっと突き出すさまが、大戸島のゴジラ登場シーンを彷彿とさせもする! しかし、強力な長い舌、全身のぬらぬらした生物感、どこか虹色の輝きを思わせる体表の質感が、「悪魔の虹」を放つ「バルゴン」を思わせるじゃないか!
小さき勇者たちという題名は、終盤、「赤い宝玉」の子どもによるリレーによってその意味が明かされる。「トト」に力を! その気持ちのリレーが、トトの勝利と自爆回避を成し遂げさせる。
平成ガメラのリアルの方向とは違う、いわば独自の寓話となりえた本作。お時間のある怪獣ファンは是非ご覧ください。
私は「ガメラ医師のBlog」管理人のガメラ医師と申し、小さき勇者たち関連情報の収集Blogを更新しております。
この度、ガメラ新作DVDのレビューエントリーをまとめ、其の中でこちらの記事を引用・ご紹介とTBさせて頂きましたので、ご挨拶に参上しました。
問題があれば削除致しますが、差し支えなければ、拙Blogもご笑覧頂ければ幸いです。
それでは失礼致します。
そちらにも書きに伺いましたが、ガメラは好きですので、時間が出来たらまたきちんとレビューしたいと思います。
またよろしく。
複数のトラックバックありがとうございます。とりあえず返させてもらいました。
1973年の微妙さにひっかかりをお持ちの様子。そうなんですよ、「ジグラ」の2年後なんだよね。そうすると、こんな説はいかがか?
透の父が昭和40年(65年)生まれであり、73年では8歳、そして透が現在8歳! (ならばいいのに、もう少し年上ですよね~。
ただ、田崎竜太監督が39年(64年)生まれなので、このあたりの発想は当たらずといえども遠からずな気がします。
1973年、「ゴジラ」は使命感に燃えて勝手に巨大化する驚異の発明ロボット=ジェットジャガーとともに「メガロ」と戦い、ウルトラでは六番目の弟「タロウ」が母の庇護の下、コミカルな怪獣と闘っていました。「日本(は)沈没(し)」、石油危機が襲って、翌年にかけては特撮もあおりを喰らい、石を網で止めただけの「イシバンバラ」などというとんでもない造形物がテレビに登場します。73年は、あるいは、怪獣特撮が死に掛けた年なのかも知れません。
ホントに好きですね~。
いつにも増してゴジラについてはテンションが
上がってる記事のような。ハイ私もゴジラで
育ちましたよ。いとおしい子ですゴジラは。
遅いけど10月27日はお誕生日おめでとうござい
ました。
ました
ガメラですガメラ!脳がいかれてるんです。
失礼しました。
誕生年は違いますが、10月27日は、昭和29年に公開された「ゴジラ」(全国は11月3日)の名古屋先行封切りの日でもあります。
ゴジラも好きですよ。うん。