湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 赤ちゃんナナフシ(七節)

2016年04月11日 21時13分27秒 | 庭の草木や生き物たち, etc.
今日は昼前から2時間半ほどかけて
家庭菜園があるところの道端の草取りをしました。


草取りが終わったあと。

  ※白い矢印のところにズラーっと雑草が生えていました。

   写真に写っていませんが、
   手前の家と先のほうの家の前は綺麗に取ってあったので、
   ウチの前の雑草だけが目立っていたのです。
   それに気づいたカヅちゃんが行動を起こし、
   私が従ったという次第です。(婦唱夫随)
 
    カヅちゃんが頑張って取ろうとしているのに
    私が家でゴロンとしている訳にもいかず、
    一緒について行きました。

 定年退職するまではカヅちゃんと共同作業をすることは
 滅多にありませんでしたが、
 今の仕事(寮の管理人)になってからは
 少し機会が多くなりました。
 自営業や農業の方々にとっては普通のことなのかもしれませんが、
 少ーし疲れる程度に、ときどき一緒に汗をかくのはいいものです。


入口の小さい扉(上の写真の左側)に
小さくて細長い緑色の虫がいました。

小さすぎて、危うく手で押しつぶすところでした。

形から見て、ナナフシ(七節)の一種だと思います。

 赤ちゃんだったからよかったものの、
 これが割り箸ほどの大きさだったら、タマガル(驚く)ところでした。

   ※10年以上前に子供達と鳥取砂丘へ行ったときのこと、
    公衆トイレの壁に、巨大なナナフシが張り付いていて、
    ブッタマゲテ、チビリそうになったことがあります。
     (チビッても構わない場所でしたが)

このナナフシは、良く見ると右の前足が無いようでした。
ハンディを物ともせず、健やかに育ってくれればよいのですが ・・・
(ただし、大きくなってからは私の前に姿を現さないように!)

家庭菜園に咲いていたチューリップ


サルビア

  ※見にくいですが、
    サルビアの直ぐ後ろに何本か伸びている茎がありますが、
    「芍薬(シャクヤク)」です。
    テッペンに蕾がついています。


--- 見過ごしていた美しいもの ---


これは、家庭菜園ではなく
時々自転車で通る道の脇の崖に咲いていた花です。

名前を調べたら
「蔓日々草(ツルニチニチソウ)」という草でした(たぶん)。


  別名「ツルビンカ」、「ツルギキョウ」ともいうそうです。



清々しい青です。
今まで見たことがない花だと思いますが、
これまで気に留めることがなかったということかもしれません。

  この美しい花の他にも
  今まで見過ごしていた美しいものがあるような気がします ・・・

◇ プロ野球公式戦観戦

2016年04月10日 23時04分58秒 | ちょっとした出来事?
パ・リーグの公式戦
ソフトバンク対オリックスの試合が
地元の「藤崎台県営野球場」で今日開催されました。

  ※熊本で今年開催されるプロ野球公式戦は
    パ・リーグのこの一戦と
    セ・リーグの巨人×中日(4月19日)だけです。

 プロ野球公式戦は
 何年か前に横浜スタジアムで観たのが最後ですが、
 そのときの対戦相手や試合内容などは全く憶えていません。

私がチケットを手配して、
息子二人と一緒に観に行きました。

 球場は熊本城の域内にあり、家から1.8kmほどの道のりです。
 私は自転車で(途中で弁当などを買い込んで)、
 息子たちは歩いて行きました。

メインスタジアムへ通じるコンコースのゲート付近

  ※熊本では年に2回しかない公式戦だからか、結構な人出でした。

メインスタンドの入口付近


ローカル球場なので中に常設の売店がなく、このような露天が出ます。
(何だか、お祭りムードです)

  ※上の写真の中に鳥居の天辺が見えますが
    「熊本県護国神社」のものです。

 
当日券売り場

  ※遅くなってから私が手に入れた前売り券は
    「ネット裏」(5,500円)です。
    (1塁(ホークス)側の「内野S指定」が売り切れだったので)

試合開始(13時)前には
熊本県営業部長の「くまモン」も参加して、
観戦ムードを盛り上げていました。

  ※「くまモン×HAWKSコラボグッズ」が沢山販売されているので、
    「くまモン」はホークスファンということになります。

私達の席(ネット裏の最上段に近いところ)の斜め後ろに
前ホークス監督「秋山幸二」さんの姿がありました。

  ※KAB(熊本朝日放送)でTV中継されることになっていましたが、
    その解説者として来られていたようです。

熊本市出身の俳優「高良健吾」さんによる始球式



  ※高良さんは子供の頃からのホークスファンで、
    他球団からの始球式オファーがあっても断っていたそうです。
    故郷であったホークスの試合で投げることができ
    感激されたとのことです。

スターティングメンバー


試合中の球場 "約4分の3" 景

  ※レフトスタンドにせり出している大木は楠です。
    藤崎台球場の周りには
    樹齢約1000年と云われる楠の大木が何本もあります。
    国の天然記念物にも指定されており、
    何事にも楠が優先されます。
    レフトスタンドにせり出した枝も無暗に切ってはならず、
    枝の下は立ち入り禁止です。
    楠を考慮した独特のローカルルールもあります。
    打球が枝に当たって跳ね返った場合はインプレー、
    挟まった場合は本塁打となります。

昨年プロ野球史上初の「トリプルスリーと首位打者」を同時獲得した
ギータ(「柳田悠岐」さん)がレフト線二塁打を放った瞬間

  ※少し変な格好のフォロースルーに見えますが ・・・
    この日は3四球もあり、ホームランは出ませんでした。

7回裏のホークス攻撃前
ホークスが大量リードしているので盛り上がっています。


  7回裏の攻撃が始まって直ぐ
  松田さんが初球(?)をレフトスタンドへ打ち込みました。
   
   私の席は弾道を真後ろから見る位置でしたが
   打った瞬間、おもわず『これはいったね』と口に出しました。
    (やはりプロの打球は凄い)
   
   これがこの試合唯一のホームランでした。
     今はグラウンドが広い球場が多くなりましたが、
     昔はこの球場ほどの広さ(両翼99m中堅122m)
     のところが少なかったので、
     ホームランが出にくい球場と言われていました。
      ちなみに、「王」さんの現役最後のホームランは
      ここ藤崎台球場で1980年11月16日に放たれています。
       (ただし、オープン戦ですが)

試合結果


  一方的な試合となり、ホークスの2連勝でした。

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帰りに御幸坂を自転車で下って繁華街へ寄りました。
備前堀(*)から撮った熊本城

  ※枝に隠れていますが、中央の石垣の上の櫓が「飯田丸五階櫓」
    遠くに見えるのが「天守閣」
  ※若葉が出始めたソメイヨシノには未だ花が少し残っており、
    ハラハラと水面に落ちていました。

  * : 熊本城内にある堀の中で
     常時水を湛えているのはここだけです。

◇ 今日返却する本の中にあった昭和

2016年04月09日 13時25分24秒 | 日常・その他
今日(4月9日)が返却期限となっている本が5冊あります。

その中の2冊は昭和の時代に関するもので、


1冊は生活周りで使用されていた道具類他をイラストで紹介したもの

 【昭和を生きた道具たち】

    2005年4月30日 初版発行
    イラスト 中林啓治
    文    岩井宏實
    発行所  河井書房新社
    定価   本体1,200円(税別)

  昭和中期(昭和21年~昭和40年)といわれる
  私が子供だった頃に使われていた生活道具・器具や家具類
  などもイラストを交えて紹介されていました。
  自転車で売りに来ていた氷(*)を入れて冷やす「木製冷蔵庫」や
  私も何本か所有していた「肥後守」(**)などを見て、
  それらを使っていた頃の懐かしい情景が浮かんできました。

    * : 大きな氷板を麻(?)の莚(ムシロ)に包んで
       オジサンが黒い自転車で売りに来ていました。
       極端に目が粗い鋸(ノコギリ)で
       氷の屑を散らしながら
       ジャッシャッ ジャッシャッ と切り分けてくれました。
    ** : "ヒゴノカミ" と読みます。
       おそらく全鋼の安物だったはずですが、
       ときどき砥石で研いではピカピカに光らせていました。
       鉛筆削りにも使っていたので昔の子供の必需品でしたが、
       今こんなものを携帯していたら
       危ない子供と見られることでしょう。


もう1冊は風俗や風物、日常の姿をモノクロ写真で残したものです。

 【宮本常一が撮った昭和の情景(上巻)】
   - 昭和30年~昭和39年 -

    2009年6月10日 第1刷発行
    2009年9月25日 第4刷発行
    著者 宮本常一(***)
    発行所 毎日新聞社
    定価  本体2,800円(税別)

    *** : 民俗学者
        日銀総裁・大蔵大臣などを歴任された「渋沢敬三」
        (「渋沢栄一」さんの孫)の理解と援助もあり、
        民俗学の研究に打ち込まれ、
        生涯に亘って日本各地を回られたそうです。
     
  私が小学生(昭和34年~)だった頃の
  日本各地の姿がモノクロ写真で載っていました。
  写っている大人や子供達は皆、一様に質素な服を着ています。
  生活レベルは現在より格段に低かったはずです。
  しかし、その屈託のない笑顔には
  今では少なくなってきている性質が表れているように思えました。
    発展途上国の子供たちの笑顔にも見られますが ・・・
  
  一つのいい加減な公理(?)を思いつきました。

   「笑顔の質と量は、
     所有している物質の絶対量で決まるものではなく、 
      幸せと感じることの大きさと、
       その幸せを共有できる人の数で決まってくる」

◇ 入寮式

2016年04月08日 23時45分48秒 | ちょっとした出来事?
今日は平日にもかかわらず日勤勤務でした。
新しく寮生活を始める訓練生ための「入寮式」があったからです。

入校式(入学式に相当)と始業式などが終わったあと、
私が舎監(寮の管理人)を務めている寮の食堂で12時から開催されました。

"式" といって入校式のように改まったものではなく、
新寮生と付添のご家族、並びに校長を始めとした主な先生方、
そして私達舎監(寮の管理人)などが主な出席者です。

「校長の挨拶」、「主な職員の紹介」、
そして私がすることになった「寮規則及び寮生活上の注意事項の説明」
などがありました。

  昨年の入寮式でも、
  舎監からの説明については最も経験が浅い私が担当しました。
  今回もそうですが、偶々私が日勤勤務にあたっていたからです。


説明に使用した「寮規則」と「寮生心得」は
3月25日開催の「入寮説明会」のときに既に渡してあったものだったので、
説明を始める前に新寮生へたずねました。
(昨年は訊きませんでしたが)

 私『「寮規則」と「寮生心得」に既に目を通した者は手を挙げて』
 
 新寮生『無言 ・・・』(手を挙げた者無し)
  
 私『皆18歳になっているので、
    今年(6月19日施行)から選挙権が与えられる。
    これまでは指示されたことに従うだけで良かったかもしれないが、
    これからは自分の頭で考えて行動しなけらばならないことも多くなる。
    人から言われなくても、すべきことを自分で判断して行動するという
    積極性が必要になってくる ・・・ ・・・ 』

苦笑いしながらでしたが(厳しい言い方ではありませんでしたが)、
初っ端の私からのこの質問は新寮生を身構えさせたようです。
それでなくても一見気難しい顔をしている私ですから、
若者と初めて対面した時に切り出す言葉ではなかったのかもしれません。
  そのあとの話しの中では冗談(*)をいくつか交えましたが、
  大きな笑い声を聞くことはできませんでした。


ご家族(父・母)の方々も新寮生と同様に、
恐らく初めての親子離れた生活が始まります。
真剣に私の話を聞いておられる新寮生のご家族の目を見て思いました。
寂しい思いとともに、気懸かりなことも沢山おありだろうと ・・・

 先日の拙ブログのコメント欄に
 今の仕事のことを
  「SO(少ーし? 面白い)で
   SY(少ーし? 遣り甲斐がある)
   といったところです」
 などと軽い気持ちで書いていましたが、
 大切な子どもを預かる責任ある仕事であることに
 変わりはないと、気持ちを新たにしました。

♥ 「パ生文書」

2016年04月07日 21時36分21秒 | 紫苑色の重い思い[慷慨憂愁]
   僅かの住民税しかお納めできてない私にとっては
   熊本が「タックス・ヘイブン」ともいえますが ・・・


アイスランド首相の辞任表明や
オーストリアの州立銀行トップの辞任など、
「パ文書」の流出は大スキャンダル事件に
発展していっているようです。

日本国内の報道では主に海外の状況を伝えるだけで、
名前が載っていた日本の企業名や個人名は報道しておらず、
寝た子を起こさない抑えた静かな報道です。

世界の報道自由度ランキングで
2015年にはついに「顕著な問題」レベルにまで転落し、
過去最低の61位に後退した日本のことですから(60位の韓国よりも下)、
無理もないことかもしれません。

   ※自○民○党政権でなかった2010年には
     過去最高の11位まで上がり、
     欧米先進国と肩を並べていたのですが、
     自○民○党が政権に返り咲いてからは
     ズルズルと落ち続けています。   

 そしてなにより、
 「パ文書」に載っていた日本企業には、
 マスコミにとって何より大切なお得意様(広告収入源)である、
 日本最大の広告代理店「電○」さんや「ソフ○バン○グループ」さん他の
 大企業の名前があったそうですから ・・・



"匿名者" によって暴露された「パ文書」

 純粋に正義感からでた行為と思っていいのでしょうか?

   何やら "" 臭いものを感じます ・・・

      これからの展開によっては
      また "誰某" の陰謀(?)を疑ってかからねば
      ならなくなるかもしれません。


俄か諺
    『抜法ニ励メバ 道義心スタレ 道義心ナクセバ 脱法ハジマル』