湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 夜更かしすることなく読み終えた「オータム・タイガー」

2017年11月07日 11時18分21秒 | 日常・その他
先月の拙ブログ記事「今借りている本」<2017.10.25>
の最後で、「オータム・タイガー」を読み始めたら夜更かしになるかもしれないと書いていました。

先日読了しましたが「北壁の死闘」のように一気に読み進んでいくことにはなりませんでした。
したがって、夜更かしすることもありませんでした。

決して面白くなかったということではありません。
恋愛要素も入ってハラハラ・ドキドキ、そして最後の意外な結末まで ・・・ 、満足しました。
あるときダイナミックに生きた男と女の、それぞれにスタティックな黄昏 ・・・

「北壁の死闘」とはまた違った安寧の余情が漂います。

借りた本(左)と買った本(右)。
買った本の方を贔屓目にみているのでしょうか?


「オータム・タイガー」訳者の東江一紀さんと解説の田口俊樹さんは「北壁の死闘」と並び称されています。

裏表紙


年齢がいき私の感受性が鈍ってきたのかと思い、「北壁の死闘」を少し読み返してみました。
何度も読んだ内容でしたが再び感動が蘇ってきて、少し夜更かしすることになりました。

ちなみに、上写真の本の奥付には次の版数の履歴が載せてあります。  

・オータム・タイガー
    1990年8月24日 初版
    2005年10月7日 3版
 新版 2016年1月22日 初版

・北壁の死闘
    1987年12月18日 初版
    2015年8月7日  27版    
 
版数では「北壁の死闘」が圧倒していますが、読み比べてみられてはいかがでしょう。
 

※上写真「北壁の死闘」は私が買った2冊目です。
  なぜ2冊目かは、買ったときの拙ブログ記事に↓
読んだことがある文庫本を3冊買いました
   <2016.5.30>



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