先月アメリカよりハリソンチェンジングテントの第一回目の輸入がされましたが、全品完売でまたもバックオーダーを抱えてしまいました。ご注文頂きながらご迷惑をお掛けしている皆さんには大変申し訳なく思っています。ただ輸出元より商品を発送したとメールがありましたので今週中には入荷すると思いますので今暫くお待ち下さい。今回のハリソンチェンジングテントの輸入はワイズにとって初の業務となりました。英語が苦手に加え、未経験業務でいろいろな方のアドバイスや協力を頂きやっと何とかと言う感じがします。因みに輸入業務開始に当たっては先ず外国から日本に荷物を運んでくれる国際配送の業者と契約しなければなりません。ワイズではUPS社と契約しアカウントを取得しました。これにより輸出先にこのアカウント番号を言うだけでスムースに荷物が配達されます。またこのUPSの凄いところはインターネットを利用してトラッキングナンバーで現在までの荷物の状態が一目で分かります(写真)。集荷が何時で乗り継ぎが何時がなどの正確な時間も判明します。その他にも輸入時の消費税の立て替え等も行ってもらえますのでUPS様様です。さ~っ今週はハリソンチェンジングテントの受け入れと国内発送などもあり頑張らねば。
2008年に発行した大判カメラマニュアルは頑張って10000部も印刷してしまいました。写真集等の印刷部数が2000部位が平均なので10000部とは如何に凄い数かお解り頂けると思います。発行から約4年で半数以上が販売できましたがまだ残数も結構あります。この保管のために大阪に倉庫を借りている状態でしたが経費節減のためもあり、これらをワイズビル地下2階に移管させる事を決定。昨日は67箱もの重たい荷物が届きました。首にタオルを巻き、ジーパンとTシャツになりこれらを地下2階まで移動です。今年還暦なのに若者と一緒のペースで働いてしまい、腕は上がらないや腰は痛いやの状態になってしまいました。それにしても紙は重い。暫く回復に時間が掛かりそうです。ただこれで体重が何キロか減ったのではと淡い期待をかけてもいます。零細企業の社長は何から何までやらなければならないという一例でした。
ワイズクリエイトが創業したのは1999年ですが、翌年4月に初のワイズブランドとなる「ワイズ69ハンディ」と言うカメラを発売しました。レンズ部と本体部を蛇腹で繋ぎ、更にパンタグラフ式のフォーカシング機構を採用し、ホースマンのレンズボードに付いた広角レンズとホースマン6x9ホルダーで手軽に中判写真が撮影出来るシンプルなカメラでした。製造していたのは今は亡き横木正夫さんという方で、今では絶対真似の出来ない金属部品の一枚一枚を精密のこぎりで切り込み、これをメッキ加工に出し組み立てると言う本当の手作りのカメラでした。一人で作っている事もあり製造量は少なかったですがコンスタントに売れてもいました。ただ横木さんが亡くなりこのカメラを作ることは出来なくなってしまいましたが、今でも「ワイズ69ハンディが欲しい」と言う方がいるほどです。またこのカメラのもう一つの特長はカメラユーザーが自身でカスタマイズできると言うことでもありました。ファインダーやフリップ、露出計などを思い思いに組み込んで楽しんでいた方も多かった様です。そんな「ワイズ69ハンディ」ですが、今回あるお客さんがカスタマイズしたものを持参されましたので紹介します。写真の様に蛇腹を取り外し8cmボードにヘリコイドと大判レンズを装着し、より正確なピント合わせを叶にしています。その他ファインダー、水準器にも拘ったカメラは外国旅行時に「是非売って欲しいと」迫られたとも聞きました。その他にも外国で人気があったとの話を聞きます。こういうカメラを首から提げて写真撮影していたら絶対オシャレですよね。今では作ることの出来ない手作りカメラの名作を自負しています。
『ワイズ69ハンディ』
軽量、コンパクトのワイドカメラとしてフジノン、ローデン、コンゴー等。大判用広角レンズやホルダーをセレクトして使用可能。パンタグラフ式のフォーカシング機構も大変使い易く、手持ち撮影、ピントガラスによる撮影、両方可能です。何よりも大変リーズナブルなのが魅力です。
標準価格 66,000円(税別価格)
[フレーム、ピントガラス枠、ファインダー、#0パネル付。135(W)×146(H)×62~100(D)mm。420g。]
昨日は午前中から沢山の来客がありましたが、夕方から六本木の富士フイルムフォトサロンにて開催されている「新田次郎の愛した山々展」を訪ね、芥川善行、白旗史郎、内田修、小川清美、長根広和さんなどの迫力あるビッグサイズプリントを見て改めて感激してしまいました。18日までの開催ですので是非皆様もご覧下さい。その後、新宿のペンタックスフォーラムで開催されている写真家・林明輝さんの指導する写真グループ・輝望フォトグラファーズの写真展「水をめぐる旅」にお邪魔し、更にこの写真展を祝う会出席のため新宿住友ビル50階のザ・ワインバーに移動です。この様な場所でのパーティは珍しいと思いながらも50階から見下ろす新宿の夜景にちょっとばかりの感激を覚えてしまいました。パーティは来賓のお馴染みの石橋睦美さんやフォトコン社長の石井聖也さん、日本写真家協会の田沼武能さんの楽しい挨拶があり、また指導講師の林明輝さんのクラブにまつわる逸話紹介もあり和気藹々とした時間が流れました。それにしても西新宿は滅多に行きませんが昔とはえらく風景が変わったを事を実感します。私の一番記憶に残る西新宿は淀橋浄水場の跡地に大きな土管が詰まれ、だだっ広い場所に京王プラザホテルが建設中だった時代です。もう40年以上も前の事なんですよね。変貌するのが当たり前かな・・・?
この時期になってフィルム冷蔵庫が壊れてしまいました。電源は入るのですがコンプレッサーが回りません。よってフィルムが冷えない緊急事態です。この冷蔵庫ですが1999年に大判カメラショップをオープンした時に富士フイルム社から頂戴した「FUJICHROME 」のロゴ入りの3面ガラス張り仕様のものです。調べるとサンヨー製と言う事が分かり早速修理を要請したところコンプレッサー 交換他との事で修理代は10万円以上掛かり仮に直っても10年以上使っているので他の箇所も壊れる可能性があるとアドバイスされてしまいました。こうなったら新品に入れ替える他ありません。早速新品を注文しようと調べると、この製品現在標準価格で20万円もするのでした。フィルムの利益は高々知れたもので20万円の出費は痛い!まさかフィルムを販売していて冷蔵庫が無いのも・・・と思って、ふと気付いたのは、今までは大きな化粧箱に入ったクイックロードフィルムをメインに販売していたのでそれなりの冷蔵庫容量が必要だったけど、これからは化粧箱の小さなシートフィルム販売なのだから大きな冷蔵庫で無くてもオッケーと言う事でした。早速調べると小型ガラス冷蔵庫なら1/3の価格です。即オーダーして届けられたのが写真下の冷蔵庫です。ちょっと可愛いけどシートフィルムを沢山入れるのも大丈夫です。クイックロードフィルムが製造中止したのは悲しい話ですが、今回の冷蔵庫交換は財布に優しい出来事でした。ただ心中は複雑な気持ちですね・・・。
製造中止になったクイックロードフイルムシステムの影響で皆さんそれぞれ苦労している事は何回かこのブログで書きましたが、大判カメラユーザーの中にはシートフイルムホルダーへの移行も諦めて手軽でランニングコストが安く、更にアオリ撮影も楽しめるロールホルダーを使い出している人もいます。私も著書の「大判カメラマニュアル」の中でロールホルダーを使用しての作例写真も撮影しました。結構便利で露出も出た目の前後を抑える事もコスト的にも手軽に出来ます。また4x5インチの標準レンズが150ミリに対して6x7cmの標準レンズが90ミリなので望遠効果を狙ってわざと6x7、6x9cmサイズを使う事もあります。ただこのロールホルダーにも問題があるのです。実はロールホルダーのトップシェアのホースマンが6x7、6x9、6x12cmの全てのホルダー製造を止めてしまい、国産ではTOYOとウイスタだけになってしまった事です。もちろんリンホフでも製造していますが何せ30万円近くもすると簡単には手が出せません。更に中古市場ではカメラ好きの中国人の買い占めの影響もあってか品薄状態になっています。そこで今日はワイズの委託品コーナーの中から幾つかロールホルダーを紹介致します。下記の金額なら手軽に入手できるのでは思いますので是非ロールホルダーでの撮影もご検討ください。
リンホフスーパーロレックス67ホルダー 31,500円(税込)
リンホフスーパーロレックス67ホルダー 33,600円(税込)
リンホフスーパーロレックス67ホルダー 42,000円(税込)
ホースマン452ホルダー(6x7cm) 15,750円(税込)
TOYOロールフイルムホルダー67 8,400円(税込)から
TOYOロールフイルムホルダー69 10,500円(税込)
写真家の吉村和敏さんから今月20日発売予定の写真集「LIGHT ON EARTH」をお送り頂いた。吉村ファンの皆様には申し訳ないのですが発売前に写真集をじっくり鑑賞してしまいました。表紙を見ただけで吉村和敏さんの写真集だと認識し、ページを一枚一枚開いて行くと完全に吉村和敏ワールドに引き込まれて行く感じがする。それでいて何時でも何処でも何気なしに見入ってしまうカジュアルな写真集にも思える。写真集帯に「写真家吉村和敏の新しい光と風のメッセージ 心が豊かになれるコーヒーテーブルブック、ついに完成」とあった。「コーヒーテーブルブック」と言う言葉を初めて聞いたが、言葉をそのまま理解すれば、リビングに置いていてコーヒーを飲みながら見る写真集と解釈できる。まさにそんな感じのリラックスした状態で吉村和敏ワールドに魅入って写真集と一緒に世界旅行できるのだ。そう言えば会社務めの時は写真のショー(展示会)や撮影会でアメリカやドイツ等の海外出張もしていたが、13年前に独立してから一度も日本を離れた事は無い(仕事で離れられない)。この写真集を見ていてちょっと海外の景色が懐かしくなってしまった。
近頃パソコンに向かう時間が増えて目が悪くなり、肩が凝り、身体がコチコチ状態である事を認識しています。仕事だから仕方ないと思いますが決してポンコツ寸前の身体に良いとは思いません。そんな訳で昨日は朝10時に起き出して近くの開店間もないマッサージ店に直行しました。写真の看板を見て下さい。一昔前は10分1000円が相場のマッサージ料金が1/2近く迄になっています。1時間で2980円だから店舗や設備、光熱費等の経費を差し引くとマッサージ師の時給は幾らなんだと考えてしまいます。流石に1時間マッサージされると心身共にリフレッシュし爽快な気持ちになりますね。気分爽快の後は、暑い日に熱いコーヒーでも飲もうと後楽園ドームラクーアのコーヒーショップまで散歩です。ラクーアに着いてビックリしたのが、沢山の人出の中にコスプレ衣装を纏ったコスプレイヤーがかなり混じっていた事です。きっと何かのイベントがあったと想像しますが皆さん思い思いのキャラクター(?)になってお茶を飲んだり、食事を食べたりしています。ただおじさんには各キャラクターが何が何なんだかさっぱり分かりません。時代は変わったのですね。そう言えば私も幼少の頃は頭に手ぬぐいを巻いて、風呂敷をマント代わりにして月光仮面のまねをしていたのを思い出しました。あれも一種のコスプレだったのかな?それにしてもみんな本格的でした。
クイックロードフイルムシステムの製造中止でシートフイルムホルダーへ移行中の大判カメラユーザーですが、今まで便利なクイックロードを使っていた人がいきなり暗室でホルダーにフィルムを装填しなければならないのは結構面倒な事で皆さん苦労している様です。そんな皆さんの窮状を救おうと昨日は日本リンホフクラブ主催でシートホルダーへのフイルム装填教室を開催致しました。多くの迷える会員達が集まりましたが、先ずは川太泰夫副会長による一般的なダークバック(チェンジングテント)を使用した模範フイルム装填作業を行ました。次に幾つかグループを分けて既にシートホルダーを使用しているリーダー会員による装填方法を実践です。今回初めてフイルムを装填したと言う会員も多かったのですが、実際に装填練習を行いこれからも大判カメラを継続使用する事に自信を持った様子でした。ただ怖いと思うのは日本リンホフクラブの会員ならばこの様な勉強会に参加できるのですが、地方で一人で大判カメラで撮影しているなどと言う方は、誰に、何を聞いていいのかも分からずに「大判カメラをやめた」等と言う事が起こってしまう事です。ワイズではこのような事の無い様にフイルム装填方法を紹介した印刷物やホームページでの紹介なども計画して行きたいと思っています。皆さんどんな事でもかまいませんがご要望等もお聞かせ下さい。
皆さん、今日はとても珍しい委託機材を紹介致します。その名は「アートパノラマ170」です。これはリンホフ、ホースマン、トヨ等の国際規格の4x5バック機構を持つカメラに装着すると、何と、何と6x17cmの超パノラマ写真を撮影する機材なのです。私が独立して13年ですが初めて扱うレア機材でもあります。上の写真の様にホルダー本体と専用ピントガラス枠がセットとなります。撮影するにあたっては焦点距離135mm以上の大判レンズ使用を推奨しますが、先ずカメラに標準装備されたピントガラス枠を外し、専用のピントガラスを写真中の様に装着します。外光でピントが見づらいのを防ぐ蛇腹式ピントフードを延ばします。この状態で構図を決めます。次のこのピントガラス枠を外し、ホルダー本体を装着し引き板を抜き撮影できます。120ロールフイルムで4カットも撮影可能です。6x17cmの専用カメラは富士フイルム社やホースマン社より発売されていましたがシステムを全部揃えるのは金銭的にも大変な事です。この「アートパノラマ170」さえあれば何なく6x17cmの超パノラマ写真が楽しめます。おそらくこの委託販売金額ならばブログアップして直ぐ完売してしまうと予想しますが、欲しい方はお早めにお申し込みください。
「アートパノラマ170」(委託品)
36,750円(税込)35,000 円(本体)
「桂離宮」「シカゴ、シカゴ」「伊勢神宮」「移りゆく被写体を求めて」など、研ぎ澄まされた造形感覚と繊細な美意識が共存する写真で海外でも高い評価を集め今年2月6日に逝去された写真家・石元康博さんの写真展『時代を超える静かなまなざし』が9月8日より10月11日より愛知県・かすがい文化財団主催で開催されます。この関連イベントとして「大判カメラの世界~建築写真をアオリで撮る~」「ジャバラカメラで記念撮影 あなたはモデル?それとも写真家?」をワイズクリエイト・木戸が担当する事になりました。詳しくは下記ホームページを参照下さい。そしてお近くの方は是非参加して下さい。
高知県立美術館所蔵
写真家 石元泰博-時代を超える静かなまなざし-
会場 文化フォーラム春日井・ギャラリー
開催日 2012年9月8日(土)~10月11日(木) ※月曜休館
入場料 一般¥500、前売・PiPi会員・学生(高校生以上)・団体(20 名以上) ¥300、中学生以下・障がい者手帳をお持ちの方と介助者1名 無料
[主催]公益財団法人かすがい市民文化財団、第13回共同巡回展実行委員会
[後援]春日井市、春日井市教育委員会
[特別協力]高知県立美術館
[助成]財団法人地域創造
関連イベント
大判カメラの世界~建築写真をアオリで撮る~
[日時]9月29日(土)10:00~13:00
[講師]木戸嘉一(ワイズクリエイト)
[会場]文化フォーラム春日井・会議室、他
[定員]15名
[料金]¥2,800
ジャバラカメラで記念撮影 あなたはモデル?それとも写真家?
[日時] 当日随時受付
9月29日(土)14:00~17:00(受付16:30まで)
9月30日(日)10:00~15:00(受付14:30まで)
[講師]木戸嘉一(ワイズクリエイト)
[会場]文化フォーラム春日井・ギャラリー
[定員]各日先着15名(組)
[料金]¥500(展覧会入場券別)
http://www2.lib.city.kasugai.aichi.jp/zaida/2012/09/post_924.html
写真家の諸河久さんの写真展「電車道」~日本の路面電車今昔~が今日、7月5日から8月9日まで品川のキャノンギャラリーSにて開催される。諸河久さんは雑誌「鉄道ファン」のカメラマンを経て、フリーカメラマンに転向し多くの雑誌等への作品発表がある鉄道カメラマンとして有名で俗に言うテッチャンの間では最も敬愛される写真家でもある。今回の写真展は、かつて日本全国のさまざまな都市を走っていた路面電車。北は旭川から南は鹿児島まで50年近くかけて撮り続けた日本各地の在りし日の路面電車の姿を約80点のモノクロ写真で再現したものだと言う。私の様に東京都心を路面電車が走っていた光景を記憶している人間にはとても懐かしく、そして嬉しく思う写真展である。因みに諸河久さんとは私が独立して直ぐに富士フイルム社スタッフから紹介され大判レンズを購入頂きその後、年賀状のやり取りをさせて頂いている関係である。鉄道写真ファンの皆様、是非足をお運び下さい。なお、7月21日13時30分からは撮影の秘話やモノクロネガデータ化テクニック等についての講演会も開催予定です(キャノンホームページにて受付中。先着300人)。
諸河久写真展「電車道」~日本の路面電車今昔~
2012年7月5日(木)~8月9日(木)
キヤノンギャラリー S(港区港南2-16-6 キヤノン S タワー1階)
今回は久しぶりに食べ物ネタです。日曜日にペン画家の杉山八郎さん宅を訪ねた事を書きましたが、この杉山さん宅から徒歩数分に在るのが「根津とうふ工房・須田」です。以前にもブログに書いたことがありますが、職人が選りすぐった国産大豆三銘柄を配合し、絞った豆乳に朝と昼にミネラル豊富な天然の塩田にがりをうち、丹精込めて作ったのが、ここのこだわり豆腐なのです。何しろ口に運んだ時にビックリするくらいで他の豆腐との味の違いがわかります。店頭で豆腐や油揚げなどを買うことができますが、お薦めはここでの食事です。テーブルが5つほどしか在りませんので直ぐに満員になってしまいますが並んでも食べる価値のある豆腐料理と思います。今回も前回と同様に「特選昼膳」をオーダーしましたがセット内容を「天重」から「揚げ角煮重」に変更してみました。先ず出されるのがとても美味しい豆乳です。次が「すくい豆腐」「薄揚げ焼き」ですが豆腐は大盛りも可能です(価格は同じでもちろん大盛りオーダー)。この「すくい豆腐」がこの世のモノかと言うくらいに美味いのです。また「薄揚げ焼き」は特製の味噌が塗られ油揚げの概念を打ち破るほどでこれまた美味い(ボキャブラリーが無い)。そしてメインが「揚げ角煮重」でデザートが「豆乳ソフトクリーム」となります。全てを完食しましたが豆腐料理なので身体に優しくもたれることなく店を後にしました。これで終わればデブへの道はないのですが、この後がいけなかった。これまた直ぐ近くにあの有名な「根津のたいやき」があるのです。一匹ずつ職人が焼いた鯛焼きは満腹の身にとっても魅力一杯です。即購入で即完食!(これからどうなるんだろう?)
≪根津とうふ工房須田≫
東京都文京区根津2-16-8
03-3821-0810
≪根津のたいやき≫
東京都文京区根津1-23-9-104
03-3823-6277
昨日は朝からいろいろな事で忙しくて、朝刊を読んだのが夕方18時過ぎでした。ただ忙しい中ですが11時に写真家のコンタツおじさん(近藤辰郎さん)が9月発行予定のマミヤカメラクラブ会報誌「マミヤカメラギャラリー」の掲載打ち合わせで来社され、3年間撮影した北八ヶ岳の作品(大判とマミヤで撮影した中判)を約200枚持参されゆっくり1枚1枚を鑑賞させて頂きました。オフィスにいながら北八ヶ岳の自然風景を満喫できたのは精神的にもちょっと幸せな気分になった感じがします。それにしても流石にコンタツおじさんです。八ヶ岳の春夏秋冬をプロカメラマンの目で切りとったオリジナルポジは本当に迫力あり、美しさあり、厳しさありです。これを目の前でルーペまで使って鑑賞できるのは役得ですね。約2時間の写真セレクトが終了し、久しぶりに湯島の「天ぷら天庄」で1時間かけて昼食です。天ぷらを揚げてくれる板さんにもジョークを飛ばしながらのコンタツさんとの昼食も大変楽しい時間でした。えっ、何処が忙しいんだ?ですって。その通りかも知れませんが貧乏会社の社長は見えない所で何もかもやらなければいけないのですよ。
文京区・千駄木にペン画家として活躍する杉山八郎さんのお宅がある。このご自宅玄関に小さなギャラリー兼、作品の販売スペースが設けられている。昨日は大カメラ勉強会に杉山八郎さんの建築物のペン画を講習資料として使わせて頂きたく、ご自宅を訪ね面談させて頂いた。杉山さんは「時代の流れと共に変化して行く町並みをペン画で残し懐かしさや温もりを感じて頂きたい」と東京下町の風景を題材にしたペン画を描かれているのですが1枚のペン画を仕上げるのに2~3週間も掛かると言うくらいですから、如何に緻密な情景描写されているかが想像できます。因みに7月1日から8日まで東京・成城コルティ2階の三省堂書店でもご子息の杉山浩一さんとの「原画 魅了展」を開催しますのでお近くの方は是非ご覧になって下さい。さて、私が大判カメラ勉強会に何故、杉山さんのペン画を使わせて頂きたいかの理由ですが、杉山さんを始め誰でもが建築物を描く場合、建築物の垂直線を整えたものを表現します(超高層建築物は別です)。それなのに普通のカメラで撮影すると建物が先すぼまりになった写真が出来上がってしまいます。人が持つ建物のイメージと違った形の写真が出来上がることを問題にしているのです。大判カメラならばアオリでこのパースを修正し建物を真っ直ぐに撮影する事が出来るのです。そんな例で杉山さんのペン画を10枚購入させて頂きました。それにしても杉山さんの一枚一枚のペン画には建物の歴史を読み取れるくらいの圧倒的な描写力があり今更の様に驚嘆しています。