大判カメラ日記。

ワイズクリエイト オフィス・木戸嘉一のブログです。

石橋睦美さんの講評会とクイックロードフイルム自作キット。

2012年07月01日 | カメラ機材

昨日は先日開催した石橋睦美さん撮影指導の木曽赤沢ワークショップの作品講評会が午前・午後の2回に分けて開催されました。参加者の作品を一枚一枚丁寧に講評する石橋さんですが、参加者は他の人の作品講評についても真剣に聞き入り自分の作品に活かそうと一所懸命でした。だからワイズのお客さんは写真が上手いのかもしれませんね。講評会には沢山の方が参集されましたが、その他にもワイズ45EXセット購入の若いお客さん、群馬からわざわざチェンジングテントを買いに来たお客さんなど大勢の方々が来店されましたが特筆すべきは委託品で来店されたワイズの会員です。なんとクイックロードフイルム自作キットを作って来たのでした。製造方法は使用済みのクイックロードフイルムの透明ベロと停め金具に透明の細い両面テープを貼り付け、これをセット出来るプラスチック製台座に挿入します。この状態で生フイルムを重ねると、見事に透明ベロ、フイルム、停め金具が一体になります。更にこれを再使用のクイックロードフイルムの黒封筒にセットすれば完成です。もちろんこれらの作業を全暗室の中で行わなければなりませんが、山岳写真撮影など極力荷物を軽く、コンパクトにする時にはこの苦労も問題にならないと言います。黒封筒の耐久性等の問題は残りますが大判カメラユーザーはこれほどまでしてクイックロードフイルムを重宝がっている事を富士フイルム社は認識して欲しいものです。もしかしたらこれらの方法で中国辺りで加工したものが逆輸入される可能性もゼロでは無い気がします。皆様クイックロードホルダーの処分は未だしない方が良いかも知れませんよ。(詳しく知りたい方はビデオ撮影しましたのでお見せしますよ。もちろん富士フイルムの方にも。)