大判カメラ日記。

ワイズクリエイト オフィス・木戸嘉一のブログです。

迫力あるB全サイズのプリント校正。

2011年01月18日 | 日記
昨日は2月11日より富士フイルムフォトサロン東京で始まる小鷹一弘さんの写真展『「森林逍遙」~8x10の世界~』のプリント(色)校正でプロラボの写真弘社に出向いた。小鷹さんは勿論だが小鷹さんが師事する写真家・石橋睦美さんもお忙しいところ駆けつけてくれた。今回の写真展は10年間に及び8x10インチカメラで日本中の森を撮影したスケールの大きさだけにプリントサイズもビックで全てがB全サイズだ。因みにB全サイズとは映画などのポスターと同じ大きさで、いかに大きいかを理解下さい。1枚1枚プリントが担当者の手で大きなテーブルの上に並べられると、その迫力に早くも圧倒される。厳しいプロの目になって石橋睦美さんが的確な指摘をして行く。流石に実績のある写真弘社さんだけに焼き直しは1~2枚であったが、それでもB全サイズの焼き直しである。ちょっと複雑な気持ちになってしまう。2回目のプリント校正も1週間後に行われる。これだけこだわったプリントの作品が写真展でお披露目されます。ちょっと視点を変えてこの様な情景を想像しながら作品を見るのも隠れた楽しみかもしれない。是非ご覧になって下さい。

小鷹一弘写真展
「森林逍遙」~8x10の世界~ Wander the forest
2011年2月11日~17日
富士フイルムフォトサロン/東京

築地の赤しゃり寿司は美味かった。

2011年01月17日 | グルメ
「さー、今日は何をしようか?」と思う予定の無い休みの日が最高である。いつもより朝寝していられるし、身体に「休養」というご褒美を与える気持ちにもなってくる(自己満足)。昨日は久しぶりにそんな休日だった。仕事はしていないようでも日本リンホフクラブの例会などがあった翌日には人並みに疲労感を覚えたりもする。14時頃までぐたぐたとしながら本など読んでいたが読んでいた本がいけなかった食事の情景描写がやたらと上手い文章だったのだ。それも寿司を食べている描写であった。「寿司を食いたい!」気持ちがページをめくる毎に大きくなっきた。「寿司を食いに行くぞ!それも築地に行くぞ!」と思った一時間後には日曜日の築地場外市場に立っていた。昔の日曜日の築地市場周辺はほんの少しの寿司屋さんのみの営業だったが、今は寿司屋だけでなく魚屋や卵焼き屋、ラーメンやなどまで開いているのだ。いかに観光客やアマチュア客を相手にしているかが解る。築地場外に「つきじ神楽」と言う寿司屋がある。ここのしゃり酢は「酒粕を原料とした醸造酢を使用しており酒粕を3年から5年位成熟させ自然に赤く色づき独特な香味が生まれこれを精選したもの」でしゃりが若干赤色なのだ。今回は日曜祭日セットなる3780円の寿司を注文。独特の風味のする赤しゃり寿司を堪能した。寿司屋を出てぶらぶらしているとまだ営業している魚屋さんを発見。魚を覗いていると大好物の白子やアンコウ、ハマグリ、マグロのほほ肉などを発見。暫く我が家の夕食は魚づくしになると思うぐらいに購入してしまった。それにしても場外の幾つかの店が閉店している様子を見ていると「築地移転計画はどうなるのだろうと」心配な気持ちが込み上げてきた。

日本リンホフクラブに花畑日尚先生登場。航空写真の魅力も同時開催。

2011年01月16日 | 日記
日本リンホフクラブの1月の定例会が15日に開催された。今回の講評会の講師は花畑日尚さんの初登場だった。花畑日尚さんは別名・尾瀬の仙人とも呼ばれるているだけあって講評希望の作品には尾瀬で撮影されたものも多かった。尾瀬の写真に関しては何処に三脚を立てどの方向で撮影したかが直ぐ解るとの事で「流石、尾瀬の仙人」と掛け声を掛けてしまいたい衝動に駆られた。花畑さんの講評は構図、露出のアドバイスは勿論、撮影時の精神論にまで触れ「目から鱗」と感嘆する会員も多数見受けられた。特に「良い写真だな」と思う作品が更に花畑さんの構図切り取りを行うと50%増しくらいの良い作品に生まれ変わるのにはビックリ。流石に長年プロの世界で飯を食ってきた人は違うと改めて感心してしまった。技術勉強会は会員の叶勝則さんによる「航空写真の魅力」だ。航空写真を撮影したきっかけや師匠と慕う航空写真家・芥川善行さんとの出会い、半年足らずで10回以上のフライトを経験しての成功談、失敗談などを分かり易く解説。特に使用カメラや資料を惜しみなく提示してくれて、更に10回以上の全てのフライト時に撮影した作品をOHPを使用して披露。とても遠くに感じられていた航空写真の世界が少し身近になってきた様な気がすると漏らす会員も何人か居たようだ。今の時代航空写真を大判カメラで撮るカメラマンなど芥川善行さん以外にいないと思います。まだまだ大人と子供ほどの実力の開きはあるものの、もしかしたら巨匠・芥川善行さんに一番近い存在が叶勝則さんかもしれない。

昭和のテレビヒーロー、月よりの使者・月光仮面。

2011年01月15日 | 日記
皆さん、月光仮面って知っていますか?ある程度の年配の方ならご存じと思いますが初の国産テレビドラマとして昭和33年に放送開始された名作中の名作ドラマなのです。子供の頃は胸弾ませてテレビに見入ったものでした。そんな懐かしい月光仮面がDVDとして販売されています。1枚のDVDの中に三話分入って何と何と500円なのです。絶対お得ですよ!「何でいい大人が今更?」等と思われる方も居ると思いますが、そんな方はドラマをじっくり見て下さい。物語が単純で分かり易く必ず正義が勝つのはもちろんですが何よりもこのドラマが撮られた時代に注目なのです。白いマントをなびかせてオートバイで走る月光仮面の背景には森の中ににょきっと突き出た建設中の東京タワーが在ったり、昔のハイカラな銀座が在ったり、当時最先端の大手町のビルなどは精々6~7階だったりするのです。オートバイの走った後には今は見ることの出来ないモウモウとする土煙なども見事に写っているのです。懐かしき昭和30年代の「東京」がDVDの中に凝縮されています。何度も言いますがそれで500円は安い!因みに配役は月光仮面を大瀬康一、脇役を谷幹一、日輪マコ等が固めています。「う~ん、今見ても名作だ!」今のドラマで子供に夢を与えるのは何があるのだろう。

吉村和敏さんの写真展レセプション開催される。

2011年01月14日 | 日記
以前のブログでも紹介致しました写真家・吉村和敏さんの写真展「MAGIC HOUR」が昨年12月22日から品川のキャノンギャラリーSにて開催されています。年明けからも多くの方々が来場され吉村さんの人気の高さを物語っています。そんな会期中の1月13日に写真展のレセプションが同ギャラリー2階のフォトライブラリー&カフェにて開催された。レセプションも多くの関係者が詰めかけ賑やかな歓談風景が会場のあちこちであった。写真展会場では吉村さんの写真集も即売されていたが沢山の方々が写真集を求められてもいるとの事で吉村さんの「出版不況と言われていても良いモノを創れば写真集も売れます」との強気の言葉を実証していた。また写真展示は暗くしたギャラリーの中、作品にスポットライトを当ててより作品を強調する展示方法が採用されていたが、これも吉村さんが「一度やってみたかった作品展示方法」で幻想的な雰囲気の中、展示作品が浮かび上がり被写体への臨場感は相当にインパクトが強く感じられた。ただこれも作品自体がかなりのクオリティが無ければ成立しない様に思われ、吉村さんの作品だからOKなんだと納得してしまった。写真上はギャラリー入り口の情景。写真中はレセプションの時の吉村さんの挨拶。写真下はレセプション情景でした。因みに写真展は2月22日まで開催されていますので是非足をお運び下さい。「吉村和敏さん。写真展開催並びに写真集出版おめでとうございました。」

8x10インチカメラでの撮影でプリントはB全サイズ!

2011年01月13日 | 日記
ワイズの創業の頃からのお客さんに小鷹一弘さんがいる。この小鷹さんは2001年より8x10インチカメラで北海道から西表島までの森を精力的に撮影している。そのきっかけはワイズで当時日本の森の取材に全国を飛び回っていた写真家の石橋睦美さんとの出会いからだった。石橋睦美さんに心酔し自身もハードスケジュールの合間をぬって、日本全国の森を求めて重たく嵩張る8x10カメラを担いで10年頑張り通した。普通のカメラでも大変な撮影地を8x10カメラである。それは大変な撮影で、背負子にカメラ、ホルダー、フイルムを小分けして縛り付け、更に重たい三脚を持って歩く姿は180cmを超える大柄な小鷹さんでも小さく見えるほどであった。今回はその10年の集大成を、何とB全サイズのビックプリントで展示をする。4x5インチの大判カメラ作品は見ることが出来ても8x10インチカメラのB全作品など滅多に見れるものでもありません。是非ご覧になって下さい。

小鷹一弘写真展
「森林逍遙」~8x10の世界~ Wander the forest
2011年2月11日~17日
富士フイルムフォトサロン/東京

シャッター操作が楽になる大判レンズ用絞りシール!

2011年01月12日 | 日記
先週に引き続きコンタツ先生にご来社頂いた。今回はワイズで販売している「ワイズ大判レンズ絞りシール」をお求めでの来社だった。「ワイズ大判レンズ絞りシール」は朝夕の撮影やスタジオ内の撮影で手許の明かりが少なく大判シャッターの絞り指標が見難い場合などにレンズ(パネル)に貼るだけで絞りが見易くなってシャツター操作が大変楽になる優れモノのアイテムだ。#0と#1シャッター用が各2枚づつ付いて2,200円(税別)。今回コンタツ先生は凹みパネルを深いタイプから浅いタイプへ交換されるとの事でのお求めだった。通常のフラットパネルではそのまま貼り付けることが出来るが凹みパネルにすると多少シールのカットが必要になる。写真上はコンタツ先生の深い凹みパネル用にカットして貼られたシールで絞りが見やすくなることは一目瞭然です。写真中は更に絞りを見易くするために凹み側面に白いシールを貼り付け光の反射により視認性をアップさせている。プロのアイデアと感心していたら今回取り買える浅い凹みパネルの側面は白いシールから更にパワーアップしアルミホールを加工貼り付け反射率の更なるアップを図っていた。こんなところが機材に愛着を持って大事に使うことをモットーとしているコンタツ先生なのでした。

久しぶりにピザの食べ放題を!

2011年01月11日 | グルメ
所用で高田馬場に出かけました。用件が済み駅に向かっていると懐かしきピザのシェーキーズを発見した。シェーキーズとのつきあいは古く学生の頃は新宿店、若き会社員の時は今は無くなってしまった銀座店によく食べに行っていた。特に好きなピザを食べ放題できるこの店のシステムが若き大食漢には最高であった。そんな訳と昼時であったため久しぶりに入店。当時食べ放題は500円だったと記憶していたが今は1180円也。やはり確実に時代は変わっていたのでした。料金を払いお皿を持って好きなピザを好きなだけお皿に盛りつけるのだが、昔と違ってピザの他にも4種類のパスタとカレー。サラダバーまであることにビックリ。更にピザの種類も沢山増えていた。若い頃の気持ちをそのままに何回となくお変わりをするも3回目でギブアップ。流石に満腹で動くのもきつくなってきた。店内を見渡すと皆若い人でお変わりを何回も何回も繰り返している。「私だって若かった頃はあのくらいは・・・」と情けない気持ちで帰宅したが、チーズは腹持ちが良いのか満腹感が持続していて夕食は抜きであった。本当に昔のあのパワーは何処の行ってしまったのか何か空しさだけが込み上げてしまった。因みに看板の写真を後で見てみるとシニア(65才以上)は850円との事でした。やはり年配者は食べる量が少ないことを裏付ける料金設定のようです。皆さんも一度チャレンジを!

新年のワイズにコンタツ先生登場!

2011年01月10日 | 日記
ワイズは新年4日から営業していますが、この週は大勢のメーカー等の取引先が新年挨拶にお越し頂き、また沢山のお客さん並びにプロカメラマンの方々にもご来社頂き大変な賑わいでした。そんなこの週最終日の8日(土)も多くのお客さんが1人、2人、3人、4人と増えていき5人にもなった時でした、自動ドアが「さっー」と開き真打ちの登場です。コンタツ先生こと写真家の近藤辰郎さんのご来社です。コンタツ先生はその場にいるだけでまわりを明るくしてしまう特異のカメラマンなのです。コンタツ先生のジェスチャーを交えた巧みな話術に居合わせたお客さんは大喜びです。ただ撮影技法などのまじめな話に及ぶと真剣な話術となりプロカメラマンの凄みも感じます。ソフトとハードな両面をお持ちのコンタツ先生に初めてあったお客さんは大ファンになってしまったようです。また話の中で「今年は大判カメラにに絞った撮影会をやろう!」となりましたので皆さん期待して下さいね。写真上は皆さんとの談笑シーンですがフレームに入っていない人も含め7人もこの小さなスペースに居たのですよ。写真下は丁度来社していた松井光夫さんの革コートをコンタツ先生自ら襟を立てるなどしてコーディネートし「ハンフリーボガード風に仕上げた」との事で記念写真を「パチリ」と1枚でした。こんな仕草がみんなに慕われる理由なのですね。

大判カメラ愛好の会「彩・TAMA」写真展を訪ねる。

2011年01月09日 | 日記
新年1月5日から12日まで新宿のHCLフォトギャラリー新宿御苑で大判カメラ愛好の会「彩・TAMA」の写真展「美しい風景に目を向けて」と題した写真展が開催されている。この 「彩・TAMA」とは、こよなく大判写真を愛好するグループで埼玉県所沢市やその近隣市及び東京都多摩地区の西武線沿線の仲間を中心に、他の地域の大判写真を愛好する仲間の一部も加わってのこだわりの会で今回の出展は15人、26点の作品展示だった。どれも大判カメラによる作品で8x10インチと5x7インチ判の作品も各1枚づつあった。年始の挨拶等で写真展初日には訪問できなかったが8日に訪問した時には同グループ代表の江口英信さん(写真下)が会場におられて暫し歓談。冒頭にも記しましたが写真展は12日まで開催していますので是非お出かけ下さい。因みに新宿御苑に隣接したギャラリーなので新春の新宿御苑散策も兼ねても良いかも。

日本リンホフクラブの新春インタビューは石橋睦美さん。

2011年01月08日 | 日記
日本リンホフクラブの会報委員・川太泰夫さんによる写真家インタビューがワイズにて行われた。今回取材を受けたのは大判カメラとデジタルカメラを使い分けている風景写真の第一人者と言っても過言無い石橋睦美さんだ。丁度取材前に吉野信さんも来社されており正月の挨拶のあと暫し歓談し、いよいよインタビュースタートだ。事前にインタビュー内容等をまとめていた川太さんだったが、石橋さんの写真・自然に対しての考えが壮大で内容のある答えが沢山返ってくるので時間経過に比例してぎっしりメモされたA4レポート用紙は何枚も何枚も増えて行く。予定の時間を大幅に超過しやっと終了。正月早々、川太さんはこれをまとめるのに大変だなどと想像をしてしまった。内容については次回発行の日本リンホフクラブ会報にご期待下さい。また石橋睦美さんは現在も写真展「歴史原風景」(キャノン)の全国ツアー中で東京、札幌が終了し、このあと大阪(1/13~119)、仙台(1/27~2/8)、名古屋(3/10~3/23)、福岡(3/31~4/12)と続きますので是非該当地域にお住まいの方はお訪ね下さい。

ワイズの新春セールです。絶対お得なアウトレット品も!

2011年01月07日 | カメラ機材
ワイズでは7日より新春セールを開始します。内容はあのドイツの伝統・リンホフ3000ボディを限定1台のみ新春特別価格で販売してしまいます。もちろん購入者の方には約2時間のマンツーマンによる大判カメラ講習が付いています。是非この機会に念願のリンホフカメラをご購入下さい。またもうひとつはアウトレットセールとして多少化粧箱に汚れ等がある、ホースマン社製の人気のロールフィルムホルダー612(6x12cm判)を限定3台。ロールフィルムホルダー451(6x9cm判)を限定8台、これまた大変お得な50%OFFで販売してしまいます。更に入手が難しいアメリカ・リスコ社製の4x5シートフイルムホルダーも限定50枚を50%OFFで販売致します。本当に早い者勝ちの新春セールです。お電話、ファックス、メールをお待ちしています。

【新春セール】
リンホフ3000ボディ
1台限定 598,000円(税込)569,524円(税別)

【アウトレットセール】
ホースマンロールフィルムホルダー612(6x12cm判)
3台限定 50%OFF!
標準価格     94,500円(税込)90,000円(税別)
アウトレット価格 47,250円(税込)45,000円(税別)

ホースマンロールフィルムホルダー451(6x9cm判)
8台限定 50%OFF!
標準価格     63,000円(税込)60,000円(税別)
アウトレット価格 31,500円(税込)30,000円(税別)

リスコリーガル2シートフィルムホルダー(4x5インチ判)
50枚限定 50%OFF! (2枚単位で注文)
標準価格     6,300円(税込)6,000円(税別)
アウトレット価格 3,150円(税込)3,000円(税別)

本郷菊坂・下道の宮沢賢治旧居の昔写真を入手!

2011年01月06日 | 日記
本郷に菊坂と言う有名な坂がある。本郷通りの文京センタービルの北横から西方1丁目の台地の下までの長いだらだら坂を言っているが、昔は「此辺一円に菊畑有之、菊花を作り候者多住居仕候に付き、同所の坂を菊坂と唱え。」と菊畑が在った事からが由来らしい。更にこの菊坂に沿って川が流れっていたと言う。この川の流れが菊坂より一段下がって菊坂に平行する。これが今では測道となり、いつしか菊坂・下道と言う様になった。この菊坂・下道沿いに樋口一葉や宮沢賢治の旧居が在った事は有名だ。樋口一葉の旧居は今でもその原形をとどめており、この場所に立ち入ると昔にタイムスリップした様な感覚に襲われる。さて話は宮沢賢治旧居だが、こちらは残念ながら正確には「旧居跡」の表示となってしまう。宮沢賢治は岩手県花巻市から大正10年25歳の時に上京した。東京大学赤門前にあった騰写版印刷の「文信社」で筆耕、校正などで自活し街頭で日蓮宗の布教活動をしていた。この時期に間借りした家が平成2年末まで残っていた。長泉寺の門の前菊坂上通りから石段を下った下道の真向いにあった二軒長屋の左側の二階6畳間に住んでいたのだ。今は写真(中)の鉄筋マンションになってしまい、写真(上)の案内板のみの表示となっている。二軒長屋時代の記録写真は数少なく、あってもモノクロ写真だったりしていた。ところがである、この二軒長屋の大家さんにあたる方の親族がワイズのスタッフの鈴木英男氏であったのだ。先日この鈴木氏より写真(下)を見せて頂いた。確かに宮沢賢治の旧居である木造長屋が撮影されているのだ。因みに長屋前の子供は鈴木氏の姪っ子で、この子供を撮影したスナップ写真だったのでもある。この写真を見ていると本当に「写真」の醍醐味のひとつは記録であることを今更のように感じてしまった。あなたはこの写真を見てどの様に思われますか?写真って凄いと思いませんか!貴重な写真ですのでこの情景を頭に入れて本郷・菊坂散策をお楽しみ下さい。(写真は鈴木英男氏了解で掲載)

見上げてごらん。上野の西郷さんを!

2011年01月05日 | 日記
皆様、上野の西郷隆盛さんの銅像は勿論ご存じですよね、例の着流し姿で犬を連れた銅像です。そんな西郷さんの銅像ですが今ならちょっと変わったアングルで見ることが出来ます。それは上野の山の一角に昭和の面影を残していた創業50年以上の老舗レストラン「聚楽台」が老朽化のために建て直し工事をしているからです。上の写真は今まであった聚楽台を取り壊し山側面の補強工事と土台工事をしている現在の情景です。皆さんこの写真の工事フェンス上部(白い矢印)を見て下さい。西郷さんを見つけることが出来るではありませんか!普通なら中央通りの上野公園前から西郷さんが見えることなど有りませんでした。それが今はご覧の通りのアングルで西郷さんを見上げ見ることが出来るのです。写真下は同じ撮影場所からズームアップしてみました。残念ながら西郷さんの愛犬は見えませんでしたがくっきりと西郷さんが写っています。西郷さん銅像の下の工事看板には「まず確認」とあります。まるで西郷さんのメッセージの様でもあります。皆さんこんな情景は滅多にありません。早めに上野に出かけて西郷さんを「まず確認」して下さい。

湯島天神への若者達の長い列。

2011年01月04日 | 日記
2日前のブログに湯島天神の初詣客が多いことを書きましたが、今日はそのスナップ写真を紹介したいと思います。写真は昨日(3日) の昼頃の情景ですが、見て下さいこの長蛇の列を。一番上の写真の奥に湯島天神が見えています。この写真の次が2枚目の写真となります。そして3枚目以降は湯島天神から妻恋坂に向かい、三組坂上を左に折れ、更に三組坂下、湯島中坂下、湯島交差点まで続く人、人、人の列なのです。「えっ、場所が分からない?」ですって。要するに湯島天神から列最後尾まで1キロ以上延々と列が続いていることなのです。列をなしている人を見ると「合格祈願」「学業成就」を願う若者(学生)が中心ですが、我が息子、娘を応援する親との家族連れも目立ちます。少子化等で若者が少なくなったと言われる昨今、この日、この場所だけはそんな言葉が吹き飛んでしまう若者パワーを感じます。ただ湯島天神へ初詣するだけでも2時間以上も掛かってしまいそうなこの状態を見ていると全員の祈願を何とか叶えて欲しいと思ってしまいます。お願いしますよ!湯島天満宮様!