大判カメラ日記。

ワイズクリエイト オフィス・木戸嘉一のブログです。

近藤辰郎さんを偲び東大病院前で合掌でした。

2015年04月21日 | 日記

近藤辰郎先生のご逝去は多くの方々に衝撃を与えた出来事になりました。ワイズにも沢山のお問合せが入りましたし、通夜・告別式に出席出来ないのでせめて香典だけでもとお預かりした方もいました。因みに近藤辰郎先生が亡くなられたのは、ワイズから徒歩数分の東大病院でした。急なことでこんなに近くにいながらお見舞いにもお伺いできなかった事を後悔しています。そんな訳で日曜日には東大・龍岡門から入って東大病院の前まで歩き、心の中でお悔やみを申し上げました。因みに近藤辰郎先生のご病気を知ったのは、もう3~4年も前の事でした。文京区湯島にある日立病院(現・東都文京病院)の内科待合室でふと隣を見ると、何と見覚えのある近藤辰郎先生が座っていたのでした。「あれ~、木戸ちゃんじゃない!」と何時もの笑顔でお声掛け頂きました。何でも自宅近くの医院からの紹介で日立病院に来たと言っていました。その後も病院の行き帰りに何回かワイズにお立ち寄り頂いていましたが、日立病院でも病状の回復が思わしくなく東大病院を紹介されたのでした。東大病院に初めて入院する時も、7~8枚の診断書をファックスでお送り頂き「こんなんで東大病院に入院するよ」と電話を頂いたのを覚えています。その後、入退院を繰り返されていましたが、今年に入り「迷惑を掛けるから日本リンホフクラブの講評会や懇親会は暫く遠慮するよ」とお電話も頂きました。世の中デジタルカメラの時代になってしまいましたが、近藤辰郎先生は頑なに「銀塩フイルムが良い!それもリンホフカメラが一番だよ!」と日本リンホフクラブ会員達にとっても最高の指導講師だったのですが、もう講評会でのコンタツ節は聞けなくなってしまいました。明日が通夜で明後日が告別式になります。最後のお別れに行ってきたいと思っています。(多数の日本リンホフクラブ会員、ワイズ大中判写真の会会員も通夜・告別式に参列予定です。それだけ慕われていたのですね)

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