大判カメラ日記。

ワイズクリエイト オフィス・木戸嘉一のブログです。

新宿・伊勢丹の「魚谷清兵衛商店」を訪ねる。

2015年02月10日 | グルメ

昨日の新宿ネタの続きです。新宿三丁目交差点角には皆さんご存知の新宿・伊勢丹デパートがあります。近くに丸井やビックロの斬新なビルが建ちますが、ここ伊勢丹デパートの建物は歴史と重厚感を感じるとても好きなビルの一つです。入り口を入り目指すは地階にある「魚谷清兵衛商店」です。干物類や魚介加工食品を販売するお店なのですが何処のお店より一番美味しい海産物を提供するお店と断言できます。干物等はどうして同じ魚なのにこんなに味が違うのか?と思ってしまいます。小鯛の笹漬けはこれだけで何食もいけると思います。実はここのオーナーの魚谷清兵衛さんとは旧知の仲で一緒に魚釣りにも出掛けた事もあるのです。何処に行くにも長靴を履いていて、頑固で拘りのある魚屋さんでした。ある時いきなり陶芸家になると岡山に移住して魚屋さんと陶芸家の2足のわらじを履きましたが精神構造が違うのですかね、どちらも大成功で陶芸家としてもデパートで個展を開催するほどの腕にもなりました(作品は結構高値で取引されていました)。そんな魚谷清兵衛さんですが昨年亡くなったと知人から知らせがありました。その才能が消失してしまうのはとての寂しいのですが、「魚谷清兵衛商店」は残されたスタッフが「味」を継承をしていたのにはホッとしました。写真は今回購入した「めざし」と「魚谷清兵衛商店」が横浜そごうに出店した時にお邪魔して「木戸さん家族4人だから家族分を差し上げますよ」と頂いた銘々皿でした。ご冥福をお祈り致します。(皆さんも一度食べてみて下さいね。絶対に美味いですよ。)

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