堺市の(少なくとも)住民2人が、アスベストを吸引し、(がんである)「中皮腫」を発病しなくなっていたことが分かりました。また中皮腫などを発症する危険性が高い「胸膜プラーク」の方も4人、被害者の支援団体・関西労働者安全センターの調査で見つかりました。(以下、参照・引用は『朝日新聞』)
堺市市内にはかつて、アスベストを詰めていた使用済の麻袋をリサイクルしていた業者が複数(地図には5ヶ所)あり、その空袋を洗浄したり、振るい落としたり、掃除機のような器具でアスベストを吸い出したりして再利用していたそうです。当然ながら、作業時にアスベストが飛散し、それを周辺住民の方々が吸い込んだものと思われます。
2009年に死亡した(当時50歳の)堺区の女性は、自宅が事業所の裏にありました。また2010年に亡くなった大阪市港区の女性(当時57歳)の場合は、30歳頃まで堺区の別の事業所近くで暮らしていたとのことです。(上記お二人の)自宅近くの事業所従業員も、中皮腫や肺癌などアスベストに起因する病気で亡くなっていることが、同センターが依頼した専門家の調査で分かりました。
同「センター」と「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会」は、麻袋リサイクル業者周辺の住民に被害が広がっていた可能性があるとして、堺市に実態調査を、国には国が実施する健康リスク調査の対象地域に堺市を加えるように申し入れたとのことです。しかしながら、実態調査は余り進んでおらず、アスベストとの関連を知らないままに亡くなられている可能性があるのではないかと思います・・・
P.S. 1970年ごろまで、麻袋リサイクル業者は、近畿地方には100業者以上あったそうです。また大阪や兵庫、奈良などアスベストの関連産業が集積し、国内最大級のアスベストの消費地だったとのことです。そこで、「関西労働者安全センター」は、被害者はまだまだおられると見ており、相談を受け付けています。連絡先(電話番号)は、06-6943-1528です。ブレーキ・シューなどにもアスベストは使われており、自動車修理工場の周辺でも(量は少なくても)アスベストが飛散している可能性があります。中皮腫は「閾(しきい)値」がありませんので、少量でも吸引すれば、何十年後に発症する危険性があります。(少しでも)心当たりのある方は、是非、同センターに相談されてみて下さい。
by「プルサーマル計画を憂慮する有志の会」 (平成26年4月15日)
堺市市内にはかつて、アスベストを詰めていた使用済の麻袋をリサイクルしていた業者が複数(地図には5ヶ所)あり、その空袋を洗浄したり、振るい落としたり、掃除機のような器具でアスベストを吸い出したりして再利用していたそうです。当然ながら、作業時にアスベストが飛散し、それを周辺住民の方々が吸い込んだものと思われます。
2009年に死亡した(当時50歳の)堺区の女性は、自宅が事業所の裏にありました。また2010年に亡くなった大阪市港区の女性(当時57歳)の場合は、30歳頃まで堺区の別の事業所近くで暮らしていたとのことです。(上記お二人の)自宅近くの事業所従業員も、中皮腫や肺癌などアスベストに起因する病気で亡くなっていることが、同センターが依頼した専門家の調査で分かりました。
同「センター」と「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会」は、麻袋リサイクル業者周辺の住民に被害が広がっていた可能性があるとして、堺市に実態調査を、国には国が実施する健康リスク調査の対象地域に堺市を加えるように申し入れたとのことです。しかしながら、実態調査は余り進んでおらず、アスベストとの関連を知らないままに亡くなられている可能性があるのではないかと思います・・・
P.S. 1970年ごろまで、麻袋リサイクル業者は、近畿地方には100業者以上あったそうです。また大阪や兵庫、奈良などアスベストの関連産業が集積し、国内最大級のアスベストの消費地だったとのことです。そこで、「関西労働者安全センター」は、被害者はまだまだおられると見ており、相談を受け付けています。連絡先(電話番号)は、06-6943-1528です。ブレーキ・シューなどにもアスベストは使われており、自動車修理工場の周辺でも(量は少なくても)アスベストが飛散している可能性があります。中皮腫は「閾(しきい)値」がありませんので、少量でも吸引すれば、何十年後に発症する危険性があります。(少しでも)心当たりのある方は、是非、同センターに相談されてみて下さい。
by「プルサーマル計画を憂慮する有志の会」 (平成26年4月15日)