寄付金という金銭についての報告ですが、最初に “金銭収支が一番大切” とは全く考えていない事を伝えます。
GRAは、NPO法人となる以前から、事務局要員(スタッフ)への報酬は一切無く、法人としての利益追及が目的ではなく、「伝えていきたい」という想いの達成が一番の目標です。そして、この活動の原動力は、主に事務局業務を支えてくれるスタッフ達の存在です。
例えば、15年以上 イベントへの参加はおろか会話も交わしていないのに変わらず定期支援してくれる人、イベント参加は一度も無く遠隔地に住むのに適確な意見や指摘をしてくれる人、そして20年以上に亘り GRA 活動に心から賛同してより添い続けてくれている人達など、そういう人達の支えがあるから活動を続けられているのです。
そして、イベント参加やWebサイトへの意見・提案などを続けてくれる人達の存在も、この活動の原動力の一部になっていて、「寄付金」や「収支」には決して現れない、大切な要素がある事を最初にご理解ください。
『 2019年度の寄付金は 』
2019年度の寄付金の概要は表の通りで、2018年度と較べて金額が 20,000円以上減少して、結果として収入金額も大きく減少しています。
その減少の元として二つの要因が挙げられます。
一つ目は、2018年度は 2~3,000円の参加費とは別に任意で寄付の協力をお願いしていて、2019年度は参加費を廃止して、寄付金の協力依頼だけに変更した事にあります。
二つ目は、その寄付金は 基本 “ひと口 100円” とした事です。
その結果、2018年度まで参加費を徴収していた時の寄付金とは異なり、“ひと口 100円” という寄付依頼からくる人情的な影響なのか、1件あたりの寄付金額に少額傾向が表れ、参加費を含めた 全収入金額は 2018年度の半分以下に減っています。
『 大きな希望がある 2020年度 』
収入金額について報告しましたが、先に述べたように基本的には大きな支障とはないと考えています。
と言うのも、2019年度も、寄付金を届ける為の様にイベントへ参加を続けてくれた人の存在や、積極的にイベント参加してサポートしてくれる人、そして一般的なイベント参加費を勘案した金額で寄付して下さる人の存在に元気づけられているからです。
非営利活動法人ですから、元よりイベント開催による利益確保は求めてなく、GRAの発信を含めた活動が多くの人々の利益になる事が第一だと考えています。 そして、その利益が寄付という形で還元される事が本望です。
そういう意味で、支え続けてくれる人を大切にして、さらに多くの人々の利益になる情報や知識のサポート(支援)に努め、寄付を含む、サポート(支援)のシェア(共有)の流れの実現させるという大きな希望がある2020年度です。
NPO法人 GRA 代表理事 小林 裕之
<資料掲載ページ>
【 寄付金の受領報告と依頼 】
http://gra-npo.org/office/donation/Donation_report.html
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