感染者数だけを注目するのではなく、国の人口に合わせて感染者数や死亡者数を比較すると色々な事柄が見えてきます。
例えばドイツは EU諸国の中では 新規感染者も収束に向かい、死亡率も低く抑えていて評判は高いのですが、人口 1億人あたりの 死亡者数は 5,830人で、日本の 207人と較べると決して良い結果になっておらず、ベルギーやスペインなど他EU諸国との比較で良い結果だと判ります。
今回から 追加した退院率を良い順番に並べると、1番目が中国で 2番目に韓国、そして 3番目が オーストラリア とアジア圏の国々が並んでいます。
ただ、この表で注意したい事は これらの数値は累計の値であって、日々の感染拡大や収束の変化速度を示すものでない事です。
その拡大や収束の動向は、明日(4/23)に報告する「単位人口あたり 日別 新規感染者数 推移表」で確認ができます。その推移表で確認すると、現在 高いレベルで感染が進んでいる国は アイルランド や ベルギー、シンガポールで、米国やスペインよりも深刻な状況です。