goo blog サービス終了のお知らせ 

GRA 公式ブログ・サイト

NPO法人GRAの活動や考えを伝えます

7/24開催 『GRA講習』 の 「 通信ボ 」 です !

2016-08-04 20:28:36 | オートバイ基本講座の基本
( 前略 )

公式Webサイトに、7/24開催 『 GRA講習 』に参加された方々への感想やアドバイスを載せた 「 通信ボ」を掲載しています。

ここでは、その抜粋を案内しますので、詳しくは 下記の 公式Webサイト URL にてご覧ください。 きっと、参考になる事がたくさんあります。


【 公式Webサイト 通信ボ URL 】
http://gra-npo.org/document/comment/2016/20160724.html


( 以下、参加した人へのアドバイスです )
【 神戸市 VFR400K の Kさん 】

当日は、誰よりも、一番元気で、一番輝いた走りを見せてくれて、ありがとうございました。
参加者中で一番若かったとはいえ、観るだけで元気を貰えそうな走りに感謝しています。

( 中略 )



【 神戸市 NC750X の Mさん 】

当日、他の誰よりも、一番多くのスキルアップした一番優秀な受講生さんでした。
きっと、走りを観ていた誰もが、朝と夕方との違いの大きさに気付いたと思います。

( 中略 )

そこで、一般路上での “オンライン走行 ”練習を提案します。
詳しくは別記していますが、 “くるぶし”の 「200円効果」を意識しつつ、安全には十分に配慮して行なえば、上体の脱力と同時に自在なコントロール感が身に付く事を保障します。
どうぞ、お試しください。



< 一般道で練習 : オンライン走行 >

【オンライン走行】とは、走行する車線の中で一本の線(ライン)を想定して、そのラインの上から外れないように走り続ける練習です。

最初は、走行車線の中央に 幅 50cm ほどの線をイメージして走行するのがお勧めです。
少し慣れてきたら、50㎝幅から狭めていきましょう。
車線の中央の目印は、制限速度の ペイント数字や 横断歩道直前の 菱型(◇)ペイントなどを利用すると分かりやすいでしょう。

( 後略 )




【 公式Webサイト 通信ボ URL 】
http://gra-npo.org/document/comment/2016/20160724.html







新規で会議室(チャットルーム)を検討しています !

2016-05-01 22:50:37 | オートバイ基本講座の基本
参加者登録制の会議室(チャットルーム)を検討しています。

今まで、情報や意見の交換の為に色々と試してはきたけど、PC でも スマホ でも使いやすいのは少ないためか、上手く使えていません。

そこで、PC でも スマホ でも使えるシステムを幾つかピックアップして、実際に試験的に運用をして、参加した人の意見を確かめながら運用システムを決めていきます。

現在、検討を進めているシステムは、「 Chatwork 」や「 Slack 」などですが、他にも良いシステムがあれば、是非お知らせ下さい。
また、試作会議室(チャットルーム)に参加希望の方も募集しています。


会議室(チャットルーム)以外にも、GRA への 「 問い合わせフォーム 」や イベントへの「 申込みフォーム 」も、外部のサービス提供会社のシステムの導入を検討中です。

というのも、現在の 申込みフォームは PC の メールフォームそのものなので、スマホに慣れた人達にとっては 一歩引く形式だと思うからです。

また、申込みフォームは、過去に担当者が 苦労して導入してくれたのですが、OS の変化に遅れてたのか、作動しなくなったままだからです。
当時とは違って、現在では 申込みフォーム を 無料で提供している 会社もありますので、その中から 最適な会社のシステムを導入する事を検討中です。

そうすれば、それらの 申込みや 問い合わせも、先の 会議室(チャットルーム)へ 直接に繋げる事も比較的容易で、更に有効に活用できるでしょう。

どうぞ、ご協力をお願いします。



安定限界トレール量、知っていますか? (その2)

2016-01-28 21:10:08 | オートバイ基本講座の基本
この講義の主題は 「安定限界トレール量」です。

それは、オートバイの理解だけでなく、ライディングやセッティングの理解にも大変に役立つ事です。
しかし、この大切な要素を正しく捉えようとせず、多くの専門誌は、昭和30年代から続く古い理論にしがみついている様に見えるのは残念な事です。

では今回は、「安定限界トレール量」はタイヤ自体が向いている方向へ進もうと(直進)する力、つまり「直進安定性」(方向安定性とも言う)との関係から解説します。


【 トレールと直進安定性の神話 】

オートバイの解説本や資料には、「トレール量が大きいと直進安定性が高い」とか、「アメリカンタイプのオートバイは直進安定性を高めるためにトレール量が大きい」などとよく書かれていますが、果たして、これは本当の事でしょうか?

構造を簡単にした図で考えてみましょう。



これらの図は、台車などで使われる二種類の車輪です。

(A) の形式の車輪は、台車に固定された “ 回転軸 ” (この軸を中心にして車輪の向きが変わる)が車輪(車軸)の真上にあり、回転軸の延長と地面が交わる点と車輪の接地点が同じために、トレール(量)は 0 です。

一方、(B)の形式では、トレール(量)が常に確保されます。
そのため、(A) の形式では 車輪の向きが安定しませんが、(B)の形式ではトレールがついているので、車輪の向きはとても安定します。
これらは、実際の台車でも応用されている事で、真実の事実です。

しかし、オートバイの場合では、トレール(量)と「直進安定性」は 台車の場合とは異なるのも事実です。


【 トレール(量)が 0 でも、直進安定性 は確保している 】

では、同じ台車でも少し形を変えた (C) の形式を見て下さい。



上図 (C) の形式では、トレール量は 0 ですが、キャスター角がついている為に、高い直進安定性が保たれています。
イメージとしては、自転車のホイールを棒を使って転がす “ 輪回し ”(タガ廻し)の直進安定性と良く似ています。



つまり、キャスター角がつけてあれば直進安定性は保たれ、その場合にはトレール(量)は 0 でも真っ直ぐ進めるのです。
だから、「アメリカンタイプのオートバイは直進安定性を高めるためにトレール量が大きい」というのは “ 神話 ” だと言えるのです。


< 雑考 >

・・ そもそも、比較的低速での走行が多い アメリカンタイプ が「 直進安定性 」が大切で、超高速で走る事が前提の レーサーレプリカタイプが 直進安定性 が少なくても良いという様な考えはどうでしょう?

・・ どんなタイプの車両であっても、「直進安定性」は一定以上確保されるべきですし、同様に「旋回性」も一定以上必要です。まして、普通の人が乗る一般車両であれば、安全性や実用性、快適性を高い次元で求められるので、尚更、車両のタイプに関係無く、「直進安定性」や「旋回性」は十分以上に保たれているのです。

・・ 違いがあるとすれば、その性質・特性・性格にあるのです。


* * * * *

次回(その 3)では、【 実は! オートバイには大切なトレール(量)】(仮称)という項目名で、自動車や競技用車いすとの比較を交えて、オートバイで必要なトレール(量)の役割を解説する予定です。

乞う、ご期待 です。



「安定限界トレール量、 知っていますか?」 執筆進行中!

2016-01-06 23:03:20 | オートバイ基本講座の基本
普段は全く意識していなくても、オートバイは走ります。
間違った知識に染まっていても、オートバイは走ります。

でも、本にも書いていない様な、正しい知識が身に付くと、
ライディングやセッティングの正しい理解が見えてきます。

言葉を選び、解説図を作成しつつ、現在進行中です。





安定限界トレール量、知っていますか? (その1)

2015-12-01 23:28:26 | オートバイ基本講座の基本
【 誤解と神話だらけのオートバイ 】

「 トレール量 」は、オートバイのライディング(運転操作)やメンテナンス(整備)、セッティング(調整)を行なう上で、最も大切な要素の一つです。
少なくとも、「 エンジン出力 」や 「 ハンドル切れ角 」、「 足付き性 」、「 キャスター角 」などよりもずっと重要と言えます。

何故なら、「 トレール量 」はオートバイの操縦安定性や旋回性、安全性や楽しさに、どんな場面でも影響を与えているからです。

しかし、専門書を読んでも「 トレール量 」については型通りの説明しかありません。

つまり、「 トレール量は、ステアリング回転軸の延長線と路面が交わる点と、タイヤの接地点の中心までの長さで、直進安定性とハンドルの復元力に影響して、トレール量が多いと直進性が高まり、ハンドルの復元力が強くなる 」というレベルで書いてあるだけです。

それは、オートバイの事を理解する立場から見れば、100点満点中 50点以下の採点になります。

オートバイ雑誌ではそれ以上に酷く、「 トレール量 」の大切さを語らず、「キャスター角 」神話とも言える程にキャスター角に焦点を当てた解説が氾濫しまかり通っている状態です。

雑誌(ライター)曰く
「 前輪に荷重を与えて、フロントフォークを縮め、立ったキャスター角が前輪の旋回性を高め ・・ 」 とか、
「 フロントフォークの突出しを増やすと、キャスター角が小さくなり、フロント荷重による旋回性能が高まり 」などと、物理法則を無視してイメージのみで語り、多くの読者(ライダー)も同様な理解をしている程、オートバイを正しく理解して楽しく乗る事からは遠く離れている状態です。

トレール量、特に 安定限界トレール量は、オートバイを楽しく乗り、正しく整備するのに欠かせない大切な事ですから、同じタイトルで何回かに分けて解説をしていきますので、次回を楽しみにして下さい。

※ 図中の「妖怪講座」は、GRA公式Webサイトの下記ページで確認ができます。
http://gra-npo.org/magazine/writing/guidance_wr.html