ミュンヘンなんて、どこ吹く風

ミュンヘン工科大留学、ロンドンの設計事務所HCLA勤務を経て
群馬で建築設計に携わりつつ、京都で研究に励む日々の記録

Open House始まる

2012-09-22 20:29:23 | ロンドン・hcla
朝10時にディレクターと30 Crown Placeで待ち合わせてOpen Houseのガイドツアーを始める。明日以降の自分の順番をイメージしながら、ディレクターのやり方をメモる。初めの15分で建物の外を一緒に回りながら、パブリックスペース、建物のジオメトリー、ファサードデザインについて説明する。内部のツアーを法律事務所の方に引き継いだあと僕は離脱。奥さんと待ち合わせてLloyd's of Londonの入場待ちの列に加わる。40分ほどならんだところで入場。そこかしこに案内の方がいて、絵はがきのお土産までつく、素晴らしいホスピタリティの中、ゆっくりと中を見学させてもらう。


















内装や家具は思っていたより豪奢ではなかったけど、息をのむ空間。中央の吹き抜けの周りに、無柱の一室空間が積層されている。そこに顧客ごとに名札を付けてずらりと並ぶデスク。そこにジグザグに走るエスカレーターに入った黄色のラインとその向こうに透けて見える機械機構がかっこいい。床下/天井裏のスペースも断面から配管などが垣間見えるようになっている。エレベーター前のロビーでは、そうした配管たちがガラスをぶち破って外の配管へとつながっていく。窓から外を見渡すと、Lloyd'sはその後に建てられたロジャースとフォスターの建築群に囲まれていることがわかる。近くのパブで休憩したあとLaban (Trinity Laban Conservatoire of Music and Dance)に行くつもりだったが、奥さんも僕も体調が悪いのであきらめて帰宅。適当に晩ご飯を食べたあと、明日に備えてすぐ就寝。

受付の女の子と警備員のおじさんは去年と同じだったので、前回と同様に来訪者の数を記録しておいてもらうようにお願いしてあった。あとで聞いたところによると、僕が去ったあとも30 Crown Placeは前年を上回るペースで来場者が増え、今日1日だけで去年の2日間分以上の入場者があったらしい。明日はバスツアーも訪れるので今日以上に忙しくなりそうである。
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