ミュンヘンなんて、どこ吹く風

ミュンヘン工科大留学、ロンドンの設計事務所HCLA勤務を経て
群馬で建築設計に携わりつつ、京都で研究に励む日々の記録

土曜日

2014-01-26 01:31:01 | ロンドン・hcla
10時起床。RIBA図書館へ。ワックスマンの『The Turning Point of Building』を今週読むべきところまでコピーを取る。2月末までにひととおり読み終わるようにペースを下方修正。残りの時間は関連する本のコーナーでコンペTのスケッチ。去り際にRIBAの本屋に寄ると在庫整理で古い本をセール中。『AD』のヤン・カプリッキーが編集した号と原研哉の『Haptic』を見つけて購入。

1時に図書館を出てROHへ。昨春の初演を見逃したバレエ『Hansel and Gretel』を観る。一昨年の冬にダンサーを引退し新設のポストArtist in Residenceに就任した振付家Liam Scarlettによる初の長編バレエ。舞台は1950年代のアメリカに置き換えられ、主人公の姉弟は、アル中でソファに力無く腰掛けている父と、水商売で日銭を稼ぐ継母、を持つ設定。貧困から一軒家を売りに出すところから物語が始まり、妖怪に誘われて家出をした姉弟は、魔女(少年愛を持つ白髪の男性)に捧げられてしまう。魔女の母親に関するトラウマを利用して脱出するものの、家はすでに売り払われ父母は去ったあと。姉弟は売約済みの看板を裏返し、二人での生活を決意するが、弟が力なくソファに倒れこみ姉が継母のネグリジェを羽織るところで物語は終わる。R-14指定の暗い作品である。小さな劇場なので6人のダンサーの表情の演技まではっきりと見えて人物造形は印象的だったがダンスはあまり印象に残らず。

終演後、食料を調達してから帰宅。セミナーDの全体のストーリーについて考えたあと、コンペTの作業。少し昼寝をしたあと、再びコンペTの作業。
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