goo blog サービス終了のお知らせ 

ミュンヘンなんて、どこ吹く風

ミュンヘン工科大留学、ロンドンの設計事務所HCLA勤務を経て
群馬で建築設計に携わりつつ、京都で研究に励む日々の記録

まぜるな危険

2006-11-23 21:59:27 | 帰国・修論+αな日々
いろいろ動き回っているのですが、軌跡を書きとめそびれています。手帳には書いてあるので、あとでまとめて報告する予定。ともかく今週末までは時間がない…。

純正インクとエコインクと詰め替えインクを混ぜてしまうと、思い通りの色が出なくなってしまいます。妙に赤みがかってしまったりとか。どうやら厳密には同じものは入っていないようです。インク代は確かに高いですが、みなさんも大切なものを印刷する際はケチらないようにしましょうね。以上、最近気づいたことでした。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

楽しもう

2006-11-17 02:25:03 | 帰国・修論+αな日々
昼過ぎから鈴木研自主ゼミ。M2が修論の途中経過を報告しあう。自分については、修論の筋立てがだいぶ固まってきた感じ。今回もまたM1から参加してくれたまるやまくんに感謝。彼のおかげで自分のやりたいことがだいぶ整理されてきた。よこてさんからの今日のありがたいお言葉。「修論をエンジョイしてください」

ロンドン行きの航空券を確保。閑散期なので安かった。28日に出発し11日朝に帰国。27日と11日の自主ゼミに欠席しなくてすむという、偶然にして絶妙な計画。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

INAX & IFFT

2006-11-16 02:36:42 | 帰国・修論+αな日々
明日は、ローマWSを挟んでしまったため三週間ぶりの鈴木研の自主ゼミです。というわけで、院生室で最後の悪あがきをしている僕です。院生になってから読んだ本を全部参考文献にしたいので、『空間・時間・建築』とかいまさらながらパラパラ読み返しちゃったりしてますが。でも集中力は高まりつつあります。

以下、告知をふたつ。よろしかったら足を運んでいただけるとうれしいです。

■その1 「森の歩道橋」が銀座のINAXに


写真は会場風景(の一部)。五月祭でつくられたドームの再現と、僕らが製作したDECo table、そして「森の歩道橋」の模型・パネルの展示、と見ごたえ十分☆
このほかにも、カラメンアーチをはじめ稲山先生の挑戦的なプロジェクトの数々が図面と模型と映像で紹介されています(もちろんそっちが展示のメインですよ)。

「建築家フォーラム 第56回」
コンテンポラリーなウッド・ストラクチャーとデザイン

展示開催日:2006/11/16(木)~21(火)/10:00~18:00(最終日は18:30まで)
講演会開催日:2006/11/21(火) (締め切られました)

講演者:北川原温(建築家・東京芸術大学教授)
    稲山正弘(建築家・東京大学助教授)
    川向正人(建築家・東京理科大学教授)

会場:INAXショールーム 展示:7F 講演:8F
   東京都中央区京橋3-6-18
   03-5250-6579(INAX内 建築家フォーラム事務局)


■その2 「DECo TATAMI」が東京国際家具見本市IFFT2006に

11月22日~25日(一般公開は24日と25日)に東京ビッグサイトで行われる東京国際家具見本市に、僕らDECoで製作した新しい畳のプロダクトが出展されます。

会場:東京ビッグサイト
2006.11.24(fri) 10:00-18:00  25(sat) 10:00-17:00
会期中はDECoメンバーが会場で対応いたします。 




素材を変えて、やわらかいの、かたいの、いつもの、の三種類。
触感を意識する、新しい「タタミ」の部屋。
床のような、家具のような。DECo TATAMI



↑これはフライヤー。blog用にjpgに圧縮してあります。興味のある方はyosuke-komiyama@hotmail.co.jpまでご一報くださればpdf版をお送りいたします。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

かすかに光明

2006-11-13 23:51:51 | 帰国・修論+αな日々


ローマWSが終った。外国人との共同作業を中心となって導くのが目標だったので、ローマ人たちが満足して帰ってくれたのが一番うれしかった。これでミュンヘンでの苦い思い出を払拭できたし、英語のコミュニケーション力に自信もついた。

これからは修論をメインに精進していこうと思います(ちょくちょく遊びつつ)。

今日おおたさんから「二年間いろいろやってきたから書くことはいっぱいあるはず」と励まされ、少し光明が見えた。いままで考えてきたことの点と点を、19世紀英国というテーマでひとつの線にまとめよう。様々なトピックを一本の流れにまとめるのは得意である。まずは書き始めて、あいまいなところを埋めていけばいい。今までの研究において、そのつど報告書をまとめてこなかったのが惜しまれるが。建築の機械化・軽量化・小型化。19世紀英国の面白いところは、それらが否応なしに進む一方で、抵抗勢力が存在したこと。単純な進化論にはできないところがよい。

グリムショウ事務所の面接を受けられることになったので、修論の資料収集を兼ねて今月末27日あたりから二週間ばかりロンドンに行ってきます。事務所の門を叩きまくって就活にかたをつけてやる。帰国したら修論に集中できるように。

沖縄土産にハイビスカスの枝と小さな水差しをもらう。水を張って枝を立てておくと、二週間くらいで発芽して花が咲くらしい。16日に鈴木研自主ゼミ、21日にすずきせんせいとミーティング。これからの一週間で修論の構成を固めることがまずは重要。ちょうどハイビスカスの芽が出る頃に、気持ちよくロンドンへ行きたい。

今日もCVへの返信があり、make事務所から「あなたに興味はあるが、席に空きが無い」と断られる。こんなことくらいでへこたれない。勝負は二週間後だ。
Comments (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

楽しもう

2006-11-09 01:32:50 | 帰国・修論+αな日々
Let's enjoy workshop.
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホリデー

2006-11-06 05:07:42 | 帰国・修論+αな日々
今日はローマWSはホリデー。
昼過ぎにのんびり起床。来週末の木まつりでの展示に備えて森の歩道橋の模型をクリーニングする。あまり痛んでなかったのでそんなに時間はかからなかった。夕方ちょっと抜けて外苑前のデザイナーズウィークへ。夜はタタミプロジェクトの会場構成スタディおよび決定。三時半すぎに解散。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

僕の席はありませんか? その2

2006-11-05 04:01:38 | 帰国・修論+αな日々
前日寝てなかったせいか寝坊してしまい、エクスカーションのバスに乗り遅れる。そのまま二度寝して、気がついたら昼過ぎだった。最後の目的地銀座で合流しようと、先回りして待つことに。ぶらぶらと歩行者天国を歩く。留学から帰ってきたばかりのときのように、目や耳から入る日本語の情報にまるでリアリティが無い。高層ビルの谷間。工事現場とその隙間からのぞくペンシルビル。細く積み上げられたさまざまな機能。当たり前だった東京の光景がなんだかとても新鮮に見えてくる。小旅行を終えた一行とDiorの前で合流したが、ローマ人たちは明日からの京都旅行に備えて早く帰りたそうだったので、僕もおとなしくそのまま大学に戻った。夜はタタミプロジェクトの会場構成スタディ。演習室に会場を再現して考える。一時すぎに解散。そのあと、新たに送る分のポートフォリオおよびCVの印刷。郵便局の時間外窓口から4通のEMS(国際スピード郵便)を出す。

make architects http://www.makearchitects.com/
Allies and Morrison Architects http://www.alliesandmorrison.com/
FUTURE SYSTEMS http://www.future-systems.com/
Richard Rogers Partnership http://www.richardrogers.co.uk


昨日はローマWSの中間報告だった。終了後、同じ班のローマ人たちが僕のところにやってきて「君の言ったことのほうが正しかった。日本のやり方と自分たちのやり方の違いに戸惑っている。でも僕らは日本のやり方を知りたい。ぜひ教えてほしい」と言ってきた。肩の力の抜き方がわかった気がした。ワークショップはお祭りなのに、僕はなんだか熱くなりすぎていたかもしれない。お互いが親善大使であることを忘れていた。ミュンヘンでマックスが「スタジオの外でもっとヨースケと会いたかった」と最後に言っていたのを思い出す。ここ数日のイライラはミュンヘンで感じたものとまったく一緒だったのだ。設計することそのものは楽しい。この楽しさを異国の人たちとも共有したい。ドイツではそれを果たせなかったから。


研究室の先輩からメールをもらう。友達のドイツ人が、一ヶ月間ロンドンに滞在しての就活の末、「けっこういい事務所」に決まったらしいとのこと。「日本でCV送ったりしているより、向こうでした方が手っ取り早いような気がします」と先輩は言うけれど、今イギリスに行くのはいろんな意味で無理…。でも卒業して自由になったら春休みに就活旅行するのはありだな。就職先を求めて、履歴書とポートフォリオ片手に世界を旅するグランドツアー。そもそも、今から来春の就職先を決めておこうなんて、いつから僕はこんなに安定や安心を求めるようになってしまったんだろう!
…なんて、現実逃避かな、これも。どこかに僕の席はありませんか?(切実)。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

死ぬ気で溶接跡を削る

2006-11-03 01:51:20 | 帰国・修論+αな日々
午後は東京ミッドタウンの見学会。あんどうせんせいの案内でdesign sight 21/21の現場を見学する。医学分野では視力が抜群であることを20/20という表記で表すらしく、それと21世紀を掛けているそうな。案内してくれた施工会社の方は「不可能は無いんです!」「死ぬ気で溶接跡を削りました」「私は信じていますから」といった感じで随所のディテールを熱く語る。つくる人をこれだけ夢中にさせることができたら建築家冥利に尽きるな(でもちょっと怖かった)。パキパキ音が聞こえてきそうな折り紙のような屋根。展示室を一通り見てからふと振り返ると、吹き抜けの三角形に切り取られた空に住居棟A棟がすっくと立って見えることを友達に教えてもらう。狙い済まされた角度。展示内容云々と言うより、この小美術館自体がいわばこの再開発住宅地のパーマネントコレクションなのだろうな。

大学に戻り、模型でスタディをつづける。「容積率800%」は巨大。十一時解散。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

考えるときは母国語で

2006-11-02 00:56:42 | 帰国・修論+αな日々
十時半に大学へ。ローマ人の二人がローマ大でやっていることを見せてもらう。フランチェスカは環境エンジニアリングが専門らしく、トーマス・ヘルツォークと協働したというプロジェクトを見せてくれた。一目見てヘルツォークのデザインとわかる集合住宅のプロジェクトで、彼女はブリーズソレイユによるファサードデザインなどを手がけたようだ。プレゼンテーションボードには、換気塔や地熱利用、温水パネルヒーティングなど、さまざまな環境技術の導入が事細かにびっしりと説明されていた。一方のクリスティアーノは、彼曰く「コンポジションを重んじる」設計が信条らしく、何が言いたいのかよくわからないけど、マテリアルやパースペクティブに凝ったきれいな3Dイメージでプレゼンボードをつくる人だった。でも埋設された遺跡ミュージアム(彼のディプロマ)は僕にも理解できた。地下に埋まった遺跡の間を縦横無尽にすり抜けながら、年代ごとの地層に合わせて内部空間も素材が変わるらしい。僕も自分紹介のためにポートフォリオを見せる。フランチェスカはミュンヘンでのプロジェクトに共感を持ってくれた。「だからロンドンに行きたいのね。でもドイツも進んでいるわよ」「あ、あとローマもね。フランチェスカがいるからね」

…なんていうほのぼのエピソードを書けるのもたぶん今日まで。だんだんみんなの目がWSらしくなってきた。のんべい横丁そのものというよりも、のんべい横丁的なるものを存在さしめたその土地性、地形や周辺環境の再解釈を考えてみたい。その特殊な条件下で今はたまたま低層の屋台村がうまくはまっているけれども、もしほかの可能性があったとすれば、それはどんなものだっただろうという発想で。

一日英語で話してたから頭が痛い。考えるときは母国語で考えたいのだけど…。ローマ人たちも疲れた様子。方針を決めて、明日までに各自がスケッチしてくることに。ミュンヘン時代を思い出せ。あの時踏んだ轍はもう踏んではいけないのだぞ。ただ顔つき合わせてても、進まない。ひとりで考える時間が絶対に必要。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

隣人を選べない

2006-11-01 01:39:32 | 帰国・修論+αな日々
ローマWS二日目。

十一時に新宿駅東口に集合。のはずが、約束の時間を20分過ぎてもローマ人が現れない。たまりかねて電話をすると、今新宿駅の小田急線の改札口にいるとのこと。しかし、小田急線新宿駅に東口はないはず。その場所で待つようにと指示し、小田急線の連絡改札を確認するも見つからず。どこにいるのかわからないので、とにかくそこから見えるものを挙げていってもらう。「ノバ、オダキュウ、ケイオウ ウィズクラウン、…」ウィズクラウンでピンときたので、「そこは西口じゃない?」と尋ねると、パニックしている様子。ともかく西口へ行くと、王冠マークの京王百貨店の足元で、案の定ローマ人たちが右往左往していた。遅刻したことと出口を間違えたことをものすごく謝ってきたけど、初めての土地だからしょうがない。むしろ彼らがかわいそうで、新宿駅のわかりづらいサイン計画に腹が立った。気を取り直し、似ている敷地ということでしょんべん横丁を案内する。のんべい横丁よりもずっと雑然としているが、ローマ人が写真を撮るのを笑顔で眺めていたり、喜んで被写体になってくれたりと、排他的なのんべい横丁とは正反対だ。焼き鳥屋のおじさんが笑顔で僕に尋ねる「あなたガイドさん?」 せっかくなので「メトロポリタンオフィスオブタンゲ」こと東京都庁にもいくことに。彼らと一緒に都民広場から東京都庁を見上げる。都庁ってゴシックの教会堂みたいなフォルムをしているんだな。イチョウの葉マークのバラ窓まで付いてるし。ローマ人はお土産屋を発見して大喜び。午後は大学に戻り、鈴木先生の講義を聴く。印象に残った言葉。「We can't choose neighber. It's Tokyo's character.」空気読んでない感が東京の特徴である。終了後、多目的演習室にブースをつくってミーティング開始。五人がお互い不慣れな英語で話していると、話がどんどん単純化していってしまう。話が妙に具体的になりかけたので、いろんな可能性を出し合ったということで今日はひとまず解散。夕飯を一緒に学食で食べて、日本人二人は居残りですこし作戦会議。ひとまず、日本語で話しあえる段階である程度アイデアを練ってから臨まないと、最大公約数的なものにしかならないような気がして怖い。明日は大学に十時集合。

夜は、タタミプロジェクトのフライヤーの詰めと、三種類の畳の色調整。

そして今は、院生室のプリンタでポートフォリオを増刷中。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする