シニア花井の韓国余話

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米紙「韓国、米中間で綱渡り外交」         

2014年11月30日 18時03分39秒 | Weblog
韓国大手新聞  朝鮮日報14年11月28日記事抜粋
 最近米国でホワイトハウスや国務省の関係者に会うと、「韓国は中国に接近し過ぎたのではないか」という懸念の声をしばしば聞く。韓米同盟に揺らぎがない点は認めながらも、疑いが生じている印象だ。米保守系の経済紙、ウォール・ストリート・ジャーナルは「外交的バランスを取る韓国」と題する記事を1面に掲載し、「韓国が米中の間でひやひやする綱渡り外交をしている」と指摘した。
 同紙は終末高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓半島(朝鮮半島)への配置をめぐる外交的対立を代表例として挙げた。米国はTHAADを北朝鮮に対する抑止力として提案したが、韓国は北朝鮮を支援する中国の反対を意識し、THAADの韓半島配備を公には支持していないからだ。
 同紙はまた、最近交渉が妥結した韓中自由貿易協定(FTA)は両国関係を発展させるとする一方、米国主導の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に韓国が参加していない点も指摘。企画財政部(省)の鄭恩甫(チョン・ウンボ)次官が「しばしば韓国政府の政策選択が難しいケースがある」と述べたことを紹介した。
 韓中関係の発展が見込まれる理由として、同紙は韓国の対中投資規模、輸出総額、留学生数を挙げた。韓国企業は今年1-9月に中国に32億ドル(約3770億円)を投資したほか、昨年の対中輸出額は韓国の輸出全体(5600億ドル)の4分の1を占めた。留学生数も米国への留学者に匹敵する。一方、韓国の輸出全体に占める米国の割合は、1980年代の40%から11%に低下した。法律事務所キム・アンド・チャンのジェフリー・ジョーンズ弁護士は「韓国の中国偏向は米国の影響力低下が原因だとの見方もある」と述べた。
 同紙はある高官が「中国は最も重要な経済パートナーだが、米国との安全保障協力も弱められない」と述べたように、安全保障分野でも韓国が中国を刺激している点にも触れた。その上で、中国が東シナ海に防空識別圏を設定したことに対抗し、韓国側も設定区域を拡大したこと、中国が領土問題で対立するフィリピンに韓国がFA50戦闘機を売却したことなどを具体例として挙げた。
 同紙は「韓国を相手に米中が競争を展開している。現在の状況を韓国はチャンスとして活用可能だ」と指摘した。
ワシントン=ユン・ジョンホ特派員



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