シニア花井の韓国余話

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仁川空港の新ターミナル、航空2社が争奪戦

2012年02月16日 17時26分29秒 | Weblog
 (韓国大手紙・朝鮮日報12年2月13日記事抜粋
 「第1のフラッグキャリアが入るべきだ」(大韓航空)
 「最も提携先が多い航空会社が入るべきだ」(アシアナ航空)
 仁川空港で2018年に供用を開始する第2ターミナルの専有権をめぐり大韓航空とアシアナ航空が争奪戦を繰り広げている。韓国国土海洋部(省に相当)と仁川航空公社の関係者によると、両社はいずれも第2ターミナルを使用したいとの意向を公社側に示している。
 2001年に供用が開始された仁川空港第1ターミナルが飽和状態となり、韓国政府は年間1800万人が利用可能な第2ターミナルを17年末までに建設する計画を取り決め、既に設計作業に着手した。
 第2ターミナルは、第1ターミナルから北に2.8キロの地点に面積35万平方メートルの規模で建設される。公社側は、大韓航空とアシアナ航空が提携航空会社とともに第1、第2ターミナルをそれぞれ専用で使用することを想定している。その結果、両社はいずれも内部検討の末、新ターミナルへの移転を目指すことを決定した。
 一般的に航空会社は、ターミナル移転には数百億ウォン(数十億円)の費用がかかるため、消極的に考えることが多い。それでも両社が移転を希望するのは、ターミナルの設計に参加できる相当部分の権限が航空会社に与えられているからだ。両社の関係者は「移転が決まれば、自社の希望通りに空港をつくることができる。社の命運が懸かっているといっても過言ではない」と述べた。
 また、第2ターミナルには自動搭乗ゲート、ファストトラック(迅速な出入国手続きを行うためのシステム)など最先端の機能や太陽光発電など環境にやさしい設備が採用されるため、乗客を誘致する上でも有利だ。さらに仁川空港公社が移転費用の一部を補助する点も航空会社にとっては魅力的だ。
 大韓航空の関係者は「費用が重要なのではなく、乗客に最高のサービスを提供することを目的に、新ターミナルへの移転を目指している。外国の例を見ても、自国を代表する第1フラッグキャリアが新ターミナルを使用すべきだ」と主張した。一方、アシアナ航空の関係者も「ターミナルを移転し、世界最高のサービスを提供したい。アシアナは最も多くの提携航空会社(スターアライアンス)を持っており、乗り継ぎ面を考慮すれば、アシアナが使用すべきだ」と譲らない姿勢だ。公社側は近く評価基準をまとめ、早ければ今月末にも優先交渉対象者を決定する構えだ。
 仁川空港公社のチェ・ホンヨル営業本部長は「どちらの航空会社が入れば乗客の利益になるか、第1、第2ターミナルに需要を分散できるかなど、さまざまな角度から検討を行い、選定を進める」と説明した。



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2 コメント

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Unknown (アナバコリア)
2012-02-16 17:39:38
新しいのができるのですね^^
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Unknown (日下宏)
2012-12-30 18:25:35
成田みたいに分かれると不便でないか?
しかし、HUBラウンジも両方にあればかまわないが。

第二ターミナルの紹介映像も頻繁に流れていますね。
日本人も自動化ゲート使えたらいいのにね。
(国民だけですと言われました・・・)
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