昨年3月に韓国海軍の哨戒艦「天安」が爆沈されてから8カ月後の昨年11月、西海(黄海)上の延坪島が砲撃された。北朝鮮は天安を魚雷で不意に攻撃したのに加え、延坪島では韓国の領土にあからさまに砲弾を浴びせた。北朝鮮がわずか8カ月後に韓国に対し、さらに大胆な攻撃を仕掛けるに至ったのは、天安爆沈事件後の韓国側の対応に弱点を見いだしたからだ。
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ギャンブルでついえる「コリアン・ドリーム」
3月3日夜、外国人専用カジノ「セブンラック・ミレニアム」があるソウル市中区の特級ホテル、ミレニアム・ソウル・ヒルトン・ホテル裏側の駐車場の入り口。古びた茶色いズボンと黒い厚手の中綿入りジャンパーに身を包んだ、中国の朝鮮族(韓国系中国人)のPさん(51)が、慣れた足取りでカジノへ向かうエレベーターに乗った。 . . . 本文を読む
「オバマ米大統領が、米中両国の友好的な関係を築くため、細心の配慮をした痕跡がうかがえる」
3月9日、米国の次期駐中大使に中国系のゲーリー・ロック商務長官(61)が指名された後、韓国のある幹部外交官がこう発言した。オバマ大統領が、緊張状態にある米中関係を考慮し、中国で歓迎されるような大物を駐中大使に起用したというわけだ。
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日本の津波被害をめぐりわれわれの間で話題となったのは「日本ミステリー」だ。世界で最も豊かな国で被災者が食べるものに困り、車のガソリンが途絶え、救援物資を運べないという信じ難い状況が生じたからだ。政府の無能さと判断ミスが放射能漏れを最悪の事態に追い込んだにもかかわらず、国民は沈黙したままだ。 . . . 本文を読む
今年初めまで、口蹄疫にかかった牛と豚の処分作業に21回参加したク某一等兵は、1月から芸術療法を受けている。
ク氏が、芸術療法の時間に描いた絵「体深くにある私の怒り」には、真っ赤な頭、真っ赤な目、真っ赤な唇の人が大声を出している。 . . . 本文を読む
東南圏新空港:経済性は後回し、地域間の確執ばかりが深まる
LH本社移転:慶尚南道・全羅北道が招致合戦、会社は存続の危機に
科学ビジネスベルト:2年以上空回り、基礎科学が跳躍するチャンス逃す
韓国政府が目指す大型国策事業が「地域利己主義」に阻まれ、一向に進展していない。宗教と政権との対立もますます拡大しつつある。
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韓国社会の新たな確執
宗教団体の世俗化が進む
問題が発生する度に自分たちの利益を露骨に追求
政府による調整能力が不十分
地域対立の火種にも
韓国社会では現在、圧縮成長のマイナス面として、さまざまな問題が一気に吹き出している。こうした複数の対立が絡み合い、新たな対立を生み出す構図がすでに定着してしまっているのだ。 . . . 本文を読む
3月29日午後3時に可楽水産物市場(ソウル市松坡区)に行ってみると、日本から輸入されたスケトウダラや太刀魚を販売する50軒以上の店にはどこも客がいなかった。いつもなら新鮮な魚を求める買い物客で賑わっているはずだが、この日は客の姿がほとんど目につかず、静かな雰囲気だった。 . . . 本文を読む
死と隣り合わせで住むということは、本当につらいことだろう。今日本に住むのはそういうことだ。外国人は逃げる先もあろうが、日本人には行く先はない。
一瞬で死ぬのならばまだましだ。津波はそういうケースだろう。しかし、いつやって来るか分からない死、あるいは目前に迫っている死に向かって、一歩一歩進むことほど怖いことはないはずだ。
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極限状況ではやむを得ないようだ。福島原発周辺の住民が日本で疎外され始めた。私たちが知る日本とは少し違う。しかし現実だ。タクシーにも乗せてくれないという。福島県に住むある女性は23日、「婚約者が被曝の影響を心配して婚約を解消しようとしているようだ」というコメントを載せた。
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福島第一原子力発電所をめぐる問題が半月以上続き、日本国内と海外の専門家らが放射性物質漏出を防ぐための多様なアイデアを出している。
国立果川(クァチョン)科学館の李祥羲(イ・サンヒ)館長(73)もその1人だ。李館長は22日、ソウルの駐韓日本大使館を通じ菅直人首相に手紙を送った。 . . . 本文を読む
日本政府はどうしてこうなのか
日本政府は3月11日に東北地方太平洋沖地震という未曾有の大震災に遭いながら、韓国をはじめとする周辺国を刺激する内容が含まれた中学校学習指導要領に基づく社会科教科書の検定結果を予定通り、30日に発表することを決めた。
今回の検定教科書は、独島(日本名:竹島)について「歴史的にも国際法的にも日本の領土だが、 . . . 本文を読む
専門家が見た募金運動
「日本救援」キャンペーンに各地で350億ウォン(約25億6300万円)を超える義援金が集まったことをめぐり、専門家たちは「大きな被害を受けた隣人を助けるべきだという成熟した認識が、今回の募金の基になった。韓国国民が韓日関係でコンプレックスを拭い去るような経験をした」と評価した。 . . . 本文を読む
労使対立や暴力デモが減少
地域利己主義や政治と宗教の対立が表面化
韓国は経済成長を圧縮して実現したが、その影響が、圧縮された対立、複合的な対立に伴う一種の成長痛として現れている。最近はこの複雑な対立様相も変化しているため、新たな解決策を見出すべき時を迎えたとの声も相次いでいる。
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