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パンダ好きな私のある日の出来事

パンダが好きです。
そんな私の毎日の中で・・・
起こったこと。行ったところ。

浮世柄比翼稲妻@国立劇場11月歌舞伎

2012年11月26日 23時15分48秒 | 芝居
東京は、午後からちょっとした嵐でした。
18℃で暑いぐらいの予報だったのに、結構寒かったし、何しろ雨でびちょびちょ。
そんな中、国立劇場に歌舞伎を見に行ってきました。

鞘当
幡随院長兵衛
権八小紫
阿国御前
草履打ち

なんぞをまぜこぜにした出し物です。
通しは珍しいけど、私はたぶん2度目ぐらいかなぁ。

染五郎がケガをして休演になったので、名古屋山三を錦之助、権八を高麗蔵が代役。
やっぱり、どうにも無人っていうのは否めないんだけど・・・
私は、こういう歌舞伎らしさというか、幕末の歌舞伎らしさ、傾いてるらしさっていう感じが好きなので、結構楽しみました。

とくに、名古屋山三の家の場面は秀逸だと思うのよね。
設定が。
倒錯というか。
きれいはきたない、きたないはきれい、なんだか破綻しているようで、そうじゃない感じにわくわくします。
雨漏りがひどくて樽を天井からつるすような長屋に、当代一の花魁が道中してきたり。
役者と見まごうようないい男と顔にアザのある女との恋愛だったり。
死に際にもだえ苦しむ女とこれから吉原に行くんできれいに着飾った男だったり。
どれもこれも反対のものでしょ?
それを並べて物語を展開するのって、まとまらないような気がするけど、それがうまくまとまってるんだなぁ。

物語を細かく追っちゃうと、あれはどうなったの?
とか思うけど、そういうのを抜きにして世界を楽しむ芝居なんでしょうね。
その点、やっぱり、俳優がそろってるほうがもっと楽しいんだろうと思うのですわ。

さぁて、来月も国立。
なんだか、新橋演舞場からは足がとおのいちゃって。
お正月は両方みたいな。

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