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パンダ好きな私のある日の出来事

パンダが好きです。
そんな私の毎日の中で・・・
起こったこと。行ったところ。

国立劇場11月公演

2007年11月11日 21時25分40秒 | 日々のこと
まだまだ雨が続いています。
そして寒い1日でした。
秋を通り越して冬ですね~。
今日は、国立劇場に歌舞伎を見に行ってきました。
ちょうど、雨がやんだ時間に出かけたので、皇居周辺には人が
結構出ていました。
皇居周辺を歩くサークルみたいなのがイベントをやっていたみ
たい。
木が色づいて、景色もいいし、歩くにはいいところです。
私も足が痛くなければ、ぶらぶらしたいなぁ。

今日の歌舞伎は、「合邦」の通し。
合邦庵室の場は何回も見ているけれど、発端からじっくり見る
のは初めてです。
何せ・・・上演がここ20年以上ないんだし、そりゃそうか。
歌右衛門の玉手の執念のすごさ・・・
そして、普段はさっぱりしている梅幸の気持ちのこもった玉手
の重さっていうのが記憶に残っています。

今回は、坂田藤十郎の玉手。
歌さま以上に、俊徳丸への恋に燃える女性になっています。
邪念にとりつかれた女性。
文楽に戻したやり方で、普通の歌舞伎よりももう少し、どろどろ
している感じがしました。
そして、庵室の合邦とのやりとりがしつこい。
これは、藤十郎以外にはできないだろうなぁ。

このお話、現代の人にはわかりにくい。
というか、筋を追っているだけだと、玉手がやりたかったことは
一体なんだったのか?わからない。
玉手は、俊徳丸も次郎丸も助けたくて、恋をしかけたと言ってます。
でもね、結局、最後は次郎丸は閉門されてるし、助かってないじゃん?
だから、多くの俳優たちは、俊徳丸への恋は、本物だという解釈で
やるわけね。
さて、それでも、玉手がやったことは、自分の恋を成就させるための
ものではなく、ただ、自分の恋を激しく燃え上がらせる材料だったよう
な。
・・・・ただのお騒がせ女じゃん。

帰宅後、今日は、すき焼きを家で食べました。
すき焼き・・・大好物よ。