『今日の出来心』

シンガーソングライター&作詞家“久保田洋司”の365日書き下ろし公開日記です
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2005年12月21日(火)

2005年12月21日 00時00分01秒 | Weblog
また、いくらか刺激の強いことを書くので、心臓の弱い方、読まないほうがよろしい。

ごく小さい時のことであるが、剃刀はどれぐらい切れるものかと、指で試したり、ホッチキスはどういう仕組みになっているのかと、これも指で試したり、コンセントに、細い金属片を突っ込んでみたり、壊れたテレビを分解して、むちゃくちゃに組み立てなおして、変なところからセロハンテープでくっつけたようなプラグをコンセントに突き刺したり、洗剤や殺虫剤なんかを混ぜて、異様なにおいのする液体を作ったり、飛び出しごっこをしたり、雑巾がけをしているときに、学校の窓ガラスを割ったり、かぶれてしまう植物の枝を集めて、いわゆる秘密基地をつくったり、崖に上って下りられなくなったり、口を開けて自転車で坂道を下ってたら、口の中に蜂が入ってきて、刺されたり、何度もムカデに刺されたり、蔵に閉じ込められたり、雨の後の水溜りで泳いだり、もう、非常に危険なことばかりしている子供であった。
弟もなかなかやるもので、庭の木に火をつけたり、焚き火の中にスプレー缶を知らずに放り込んで破裂させたり、水中眼鏡をしたまま、飛び込んで割れたガラスで自慢のおでこを怪我したり、風呂上りに裸でストーブにあたってて、お尻をジュといわせたり。

まったく小さい時は、危険がいっぱいである。
きっと皆さんだって、いくらかのことはやって、大きくなられたのではないかと思うのである。
それにしても、僕のあの弟でも、僕がやっていたような変なことは、やらなかったと思えば、僕はだいぶ間抜けな者のようである。

洋司