『今日の出来心』

シンガーソングライター&作詞家“久保田洋司”の365日書き下ろし公開日記です
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2005年12月5日(月)

2005年12月05日 00時00分01秒 | Weblog
少々、刺激的な内容であるから、心臓など弱い方は読まないほうがよろしいかと思われる。紙で指先など、ピッと切って怪我をした話である。これは痛いお話である。いやなお話であるかもしれないので、くれぐれもご注意。

いざ。本の紙などで、サッと指を切ったりすると、非常に痛いような気がする。しかし、よく考えてみると、たぶん本当は、そんなに痛いというわけではないのではなかろうか。気のせいである。紙がサッと皮膚を切るというところに、なにか怖さがあるといか、その切ったところをほおっておくと、あとでちょっと痛くなるが、前に紙で切ったあとで痛くなったのを、瞬間的に思い出したりして、背筋までぞくっとするような気持ち悪さを覚える、ということではないだろうか。
こんなふうに書いているだけで、寒気がするのは、寒いからではない。ついさっき、紙でちょっと指を切ったのだ。その刹那を思い出せば、やっぱり非常に痛かったような気もする。
しかし、すぐ絆創膏をはって過ごしていれば、なんのことやら、痛くも痒くもない。絆創膏が邪魔なようなことである。
よく思い出して、この気持ちの悪い錯覚みたいなものを克服しようと試みているが、なかなかにそのダメージからは立ち直れない。
紙で切るというのは、まったくいやなものである。ちょっと急いだり、油断した時に切ったりする。その失敗を思えば、自らを戒めることである。
いずれにしろ、怪我は怪我。充分気をつけられたし。もしもそのときには、必要な対処をされたし。

洋司