YOUさんといえば、いまやバラエティーで大人気のタレントさんである。
僕が初めてお会いしたのは、ザ・東南西北がデビュー前のエッグマンでのライブに、YOUさんが雑誌か何かの取材にきて、僕らにインタビューをしてくださった時である。
数年後、僕らと同じ事務所で、戸田誠司さんのバンドに新たにボーカルをという時に、YOUさんが選ばれて、後にフェアチャイルドになる。
まだYOUさんをボーカルにしていいものかどうか、事務所的に迷ってる段階の時、僕は事務所の人から、「あのこで大丈夫だろうか」と訊かれたことがあって、そのとき僕は、歌が上手い人なら、いくらでもいようが、あんなに面白い話のできる人は、そうははいないと思う、と答えた。
事務所の人はすごく安心した顔をしたように見えた。別に僕が言わずとも、皆承知してることであったろうが、それに、今のYOUさんがあるのも、YOUさんやYOUさんのスタッフの才能と努力があったからに他ならないわけであるが、僕はテレビでYOUさんをお見かけするたびに、まるで、僕が発掘したタレントさんだ、というような、すごい勘違いな気持ちになったりするので、恥ずかしいのである。
洋司
僕が初めてお会いしたのは、ザ・東南西北がデビュー前のエッグマンでのライブに、YOUさんが雑誌か何かの取材にきて、僕らにインタビューをしてくださった時である。
数年後、僕らと同じ事務所で、戸田誠司さんのバンドに新たにボーカルをという時に、YOUさんが選ばれて、後にフェアチャイルドになる。
まだYOUさんをボーカルにしていいものかどうか、事務所的に迷ってる段階の時、僕は事務所の人から、「あのこで大丈夫だろうか」と訊かれたことがあって、そのとき僕は、歌が上手い人なら、いくらでもいようが、あんなに面白い話のできる人は、そうははいないと思う、と答えた。
事務所の人はすごく安心した顔をしたように見えた。別に僕が言わずとも、皆承知してることであったろうが、それに、今のYOUさんがあるのも、YOUさんやYOUさんのスタッフの才能と努力があったからに他ならないわけであるが、僕はテレビでYOUさんをお見かけするたびに、まるで、僕が発掘したタレントさんだ、というような、すごい勘違いな気持ちになったりするので、恥ずかしいのである。
洋司