2005年3月2日（水）

ヤコブソン器官というところで、ヘビはにおいをかぐのである。
鼻も目も、それほどよくないかわりに、他の器官がそれを補う。
獲物のにおいと体温で、暗闇の中でも、問題なく、しとめられるそうである。手や足は退化したことになってる。
人のように、一方では、手先を器用にするために、毎日、ギターのスケールの練習をしたりするものもあるというのに、片や、手など、いらぬとばかりに、惜しげもなく、跡形も残さず、いや、本当は足であるけれども、その爪はちょっと残っているそうであるけれど、そういうものを、なくして、しかも他の動物からは恐れられる生き物になっているなど、詩を書いてほしいところである。

洋司