猫の額にツバキが咲いている。種類は分からないが、ヤブツバキの変種であることには相違ない。日本の山野に自生するツバキには、ヤブツバキ、リンゴツバキ、ユキツバキの三変種がある。後の二種もヤブツバキの変種だと本に書いてある。ユキツバキは多雪地帯に多く、それこそ雪のような白い花が美しいそうだ。大きな果実をつけるリンゴツバキは屋久島から報告されているそうだ。
ヤブツバキは暖帯林の植物だから、宮城県と山形県が北限のはずだが、何故か津軽半島に至るまでツバキ林が点在する。植栽されたのであろう。ヨーロッパ各地でも植栽されている。
ツバキは花を愛でるだけではない。堅い幹は建築用に、実から絞った油は整髪に、薬に、食用に、燃料にと生活の必需品だった。ツバキ林を営んでいる村も多かったらしい。
花を愛でるほうのツバキは、ヤブツバキとユキツバキをもとにして数多くの品種がつくられた。花の色は、赤、白、桃、暗紅など。花弁は一重から八重、牡丹咲き、千重咲き、大きさは三センチから二十センチを超えるものまで。現在では、日本で一三〇〇品種を見ることができるそうだ。
近くの小さな鎮守の森にもヤブツバキがある。常緑の葉陰に楚々と小さな赤い花が見える。この花は決してでしゃばらない。だから、余計に人目を引くのかも知れない。厳冬に赤い実は、アオキ、南天、千両、万両などが見られるが、赤い花はツバキぐらいのものかも知れない。
もうだいぶ以前に、侘び助を描いたことがある。あの清楚だが艶のある花の肌を描くのに苦労した。見るだけと違って、描くと無性に好きになるものだ。しかし、いかんせん、侘び助に最近はお目にかかっていない。
ヤブツバキは暖帯林の植物だから、宮城県と山形県が北限のはずだが、何故か津軽半島に至るまでツバキ林が点在する。植栽されたのであろう。ヨーロッパ各地でも植栽されている。
ツバキは花を愛でるだけではない。堅い幹は建築用に、実から絞った油は整髪に、薬に、食用に、燃料にと生活の必需品だった。ツバキ林を営んでいる村も多かったらしい。
花を愛でるほうのツバキは、ヤブツバキとユキツバキをもとにして数多くの品種がつくられた。花の色は、赤、白、桃、暗紅など。花弁は一重から八重、牡丹咲き、千重咲き、大きさは三センチから二十センチを超えるものまで。現在では、日本で一三〇〇品種を見ることができるそうだ。
近くの小さな鎮守の森にもヤブツバキがある。常緑の葉陰に楚々と小さな赤い花が見える。この花は決してでしゃばらない。だから、余計に人目を引くのかも知れない。厳冬に赤い実は、アオキ、南天、千両、万両などが見られるが、赤い花はツバキぐらいのものかも知れない。
もうだいぶ以前に、侘び助を描いたことがある。あの清楚だが艶のある花の肌を描くのに苦労した。見るだけと違って、描くと無性に好きになるものだ。しかし、いかんせん、侘び助に最近はお目にかかっていない。
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