谷沢健一のニューアマチュアリズム

新ドメインに移行しました。

初試合に向けて(その2)

2006-02-19 | YBC始動
 神宮室内練習場は使用料が高いので有名である。そのために、1年に何度も借りられる場所ではない。しかし、幹部スタッフの総意でもあるし、何と言っても経験の浅い選手たちには、第1回トライアウトのジャイアンツ室内練習場での喜び(プロの選手が使う場所で練習できる!)を感じさせることもできるだろう。というわけで、2日間の借用が決まった。
 18日は11時から3時間の練習。時間を有効に活用したいので10時に集合させた。阿部、勝原両トレーニングコーチの指導のもと、周辺コース(かつてマラソンの瀬古選手が練習していた所)を2周し、室内のウォーミングアップにダッシュ系を増やすことで、アップの時間を短縮した。
 約30名の選手たちは、きびきびと動き出した。携帯サイトの連絡網も開設したので、これからは東京事務局の手間も少しは省けるだろう。練習メニューは反復・継続が重要なので、合宿で行ったメニューを繰返し、とにかく実戦的なプレーを加味しながら行った。
 野手で目立った選手は、伊藤康太君である。彼の動きは合宿でもひときわ光っていたが、MVPを取り逃がした(その理由はグラウンドに何点か「忘れ物」をして私の手を煩(わずら)わせたからである。しかし、「康太、ナイスバッティング!」と私がいくどか声をかけたほど、左打者としての能力は高いし、外野の守備も軽快だ。東都大学リーグで活躍しながら、4年の途中で退部してしまった球歴の持ち主ではあるが、今は生き生きとして自分をアピールしている。
 投手では、茨城ゴールデンゴールズから移籍予定の木藤健一君である。現在の投手陣に加われば、彼がリーダー役になり、随所に手本を示してくれるだろう。球のキレも増しているし、初試合の先発候補にしたいくらいだ。
 いずれにしても東大戦が待ち遠しいのは、選手と手弁当で来てくれる優秀なスタッフたちであろう。私もそろそろ初戦のオーダーを決めなければならない。