谷沢健一のニューアマチュアリズム

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ドリーム・ベースボール(その2)

2006-11-29 | YBC始動
 父君は恰幅の良い、歌舞伎役者のような男前の方だった。案内された料理店の座敷には、4人の方々がおいでだった。飛行機が遅れたため、だいぶ待たせてしまったのだ。丁重に上座に通されて「今日は内輪のものばかりですので、ゆっくりしてくださいね。これが私の兄の弘一です。それから、押川さん、山田さん(父君と同業のホンダ販売経営)です」(もうお一人は名刺交換をせず、お名前を思い出せない。すみません)と紹介してくれた。
 「みんな、天心の野球を応援してくれています。茨城GGに入ったときもそうですし、今度は谷沢さんのチームに入ったと聞いて大騒ぎなんですよ。つい最近、地元の新聞にも大きく載りました」
 「天心君は、積極的にチームを引っ張ってくれています。有り難いですよ」と私がお世辞抜きで言うと、すかさず押川さんの曰く「天心たちには小さい頃から野球を教えていましたが、何か質問があるかと聞くと、天心一人がハイ、ハイ、ハイと手を大きく上げてねー。今ではこっちが恥ずかしいくらいになりましたよ」「シャイな子供が多い中で、あの子一人が目立っていましたね」