谷沢健一のニューアマチュアリズム

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YBC納会(その2)

2006-12-29 | YBC始動
 午後5時からの納会には32名が集まった。最初のスピーチで語ったのは、「YBCを創設して丸1年が経過した。スタート時と今日とでは、顔ぶれがだいぶ違っている。それは、最初YBCに期待以上の欲求を抱きすぎて、結果を早く求めすぎる選手が何名かいたことからだ。それは当然とも言えるが、私はチーム造りを丹念に地道に行うことが、何年か先に実を結ぶと信じていた。だから決して勝つことを急いではいなかった」ということである。
 当初から不穏な言動をみせていたあるコーチは潔く<斬った>。ネット上であからさまにチーム批判をした選手には、一ヶ月の謹慎を命じた。その選手は何の反省も無く辞めていった。また、辞めていった選手で部費未納のままででいる良識のなさにもガッカリしている。その折々にブログ上に真実を書きたかったが、柔軟に対処してきたので、愚痴ることはやめよう。
 さまざまな出来事があった中で、30名以上が集まった。私はこの席でキャプテンを任命することにしていた。チームのキャプテンは選手たちの総意で決定するのが最善の方法であると考えていたのだが、なかなか決まらずにいた。
 そこで、私はYBC創設から苦楽を共にしてきた木藤君を指名した。
私「木藤、やってくれるか。どうだ」
木藤君はスクッと立ち上がって「僕は投手陣を建て直すことに集中したい。元野をキャプテンにして、遠藤と僕がサポートをしていく方がいい」
私は選手たちの精神的支柱である松村君に発言を促した。
松村君「監督が決定することではあるが、木藤がそこまでチームのことを考えているのだから、元野キャプテンは賛成だ」
私が「皆はどうだ」といい終えぬうちに、全員から大きな拍手が起こった。元野君と遠藤君は9月からの入団であったため、創設時のメンバーに私は気を使ったつもりだが、二人は皆から人望も信頼も得ていることに改めて安堵した。かくして、初代の正式な主将は元野天心君に決定した。