谷沢健一のニューアマチュアリズム

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YBCブックス「硬論軟論」(その2)

2006-12-08 | YBC始動
 対談企画はとんとん拍子に決まり、3月に3度対談した。各回とも4時間ほど録音された。3回目は、池田氏がWBCの視察を終えてから日程を設定し、その土産話も新鮮に聞くことができた。"神様”こと川上さんを訪問した時に帯同した杉村主務が、3回とも録音につきあってくれて、長時間に及んでテープを根気良く起こしてくれた。形となった新刊をもって労苦をねぎらいたいと思う。担当編集者の心筋梗塞など不幸な事情などにより、出版が遅くなったが、改めて池田社長のご協力に感謝申し上げたい。
 構成(話題)も内容も、歯に衣(きぬ)着せぬものとなっている。これまで、誰もが触れなかった事柄も語られている。私自身も池田氏にうまくリードされて、つい発してしまった事柄もある。とにかくご購読願いたい。
 本の結びにこうある。
  池田氏曰く「どんなに硬い野球の話をしていても、最後はやっぱり子ども時代の野球経験に還っていくんですね。」
  谷沢曰く「うん、子ども時代の軟らかい心に戻ってしまう?野球少年?の時代に。」
 第二弾、三弾の構想はすでに浮かんでいる。雲間に見えるその光景は、池田社長や仲間たちと野原で三角ベースを楽しむものかも知れない。ひょっとすると、そんなところに21世紀の野球は還っていくのだろう。池田氏の言葉は重くて厚い。