谷沢健一のニューアマチュアリズム

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壮行紅白試合(その2)

2007-12-26 | YBC前進
 シートノックを終えると、久保田コーチがオーダーを発表した。紅組は、1番ショート渡辺、2番セカンド瀬尾、3番センター木原、4番ファースト久保田、5番サード山中、6番キャッチャー川村、7番ライト樫田、8番レフト森、9番ピッチャー金沢。白組は、1番ショート武岡、2番セカンド白井、3番サード山?、4番センター元野、5番キャッチャー永島、6番ファースト伊東、7番ライト高木、8番レフト菅谷、9番ピッチャー木藤。
 試合は6イニングまでとし、3対3の同点から紅組川村君の本塁への好走塁で決した。勝利投手は金沢-谷沢-蔵重の継投を最後にリリーフした大野君。敗戦投手は木藤-高木を継いでリリーフした元野君であった。私と蔵重投手コーチはともに左投げで、元野君の打順の時にマウンドに上がったが、私はライト前に打たれ(ほんとに遠慮をしないヤツだ)、「蔵ちゃん」は綺麗なフォームから繰り出す変化球でライトフライに抑えきった。
 何人かの選手たちが言うには、「こうして気持ちよく送り出してもらえると、2人も新天地で頑張りますよ。最近はどこのクラブチームも選手の出入りが激しく人間関係もギクシャクとしがちだから」
 YBCは「入ってくる舟は荒波でも迎え入れ、出てゆく舟は食糧と水を与えて送り出す」ことをモットーにしている。ゲームもじつに楽しかったし、最後には福井へ行く3人を胴上げしたYBCの選手たちの心の広さが何よりも嬉しかった。残る彼らの心もまた成長し続けている。