一昨年のことだ。NHKがYBCの取材に来た。担当のディレクターがじつに真摯に考える人で、「谷沢野球コミュ二ティ千葉」のイメージを把握しかねる、トップからサードチームまで存在する形態をどうとらえるか難しい、と言う。私は、プロ野球の1軍・2軍・3軍とはちがうのだ、選手たちの意識と現能力の差異による形態であり、私とコーチ陣はそれに対する「指導・教育」で応じる、という意味のことを述べたが、なかなか納得いかないようだった。
その結果、番組のタイトルに、何と「大草野球」と名づけたいと言ってきた。私は反発した。「草野球の上に大だと。勘違いするな」という気持ちだったである。その時の私にとっては、硬式=野球、軟式=草野球というカテゴリーだったのである。2晩徹夜での編集の結果、番組は制作され放送されたが、その苦心は大変だったろう。だが、私にはあまり意に添う番組内容ではなかった。
そして今年、スローガンはホームページに掲載したとおり「大草野球よ!・・・」である。(草野球=野球の基点と素朴にとらえ直すことにしたのだ)
YBCの野球環境が整うことにこしたことはないが、何よりもまず今の環境が在ることに感謝することが第一なのだ。1月6日は陽光まぶしい暖かい日和に恵まれた。YBCの全体練習が始動した。練習前に上記の想いを掻い摘んで選手たちに話した。有望な新入団選手も増えてきて、ポジション争いも激しくなる。「遊びたい人楽しみたい人」が参加しやすいチームでありながら、YBCの戦力は成長している。ただ、選手たちに忘れてほしくないのは、「辛く思える練習が辛くなくなったときこそ、遊びと楽しさの深みを実感できる」ということだ。
私も3月並という思わぬ暖かさに体の調子もよく、ついでに心も調子に乗って、日が落ちるまでトスを上げ続け、「武岡!いまの当たりを自分で分析してみろ!」「樫田!手応えの良かった打球はそのつど言ってみろ!」と若いエネルギーを受けとめた。「練習は嘘をつかない」のを、昨年彼らは体感したのだ。こういう選手が何人育っていくか、楽しみな1年である。
その結果、番組のタイトルに、何と「大草野球」と名づけたいと言ってきた。私は反発した。「草野球の上に大だと。勘違いするな」という気持ちだったである。その時の私にとっては、硬式=野球、軟式=草野球というカテゴリーだったのである。2晩徹夜での編集の結果、番組は制作され放送されたが、その苦心は大変だったろう。だが、私にはあまり意に添う番組内容ではなかった。
そして今年、スローガンはホームページに掲載したとおり「大草野球よ!・・・」である。(草野球=野球の基点と素朴にとらえ直すことにしたのだ)
YBCの野球環境が整うことにこしたことはないが、何よりもまず今の環境が在ることに感謝することが第一なのだ。1月6日は陽光まぶしい暖かい日和に恵まれた。YBCの全体練習が始動した。練習前に上記の想いを掻い摘んで選手たちに話した。有望な新入団選手も増えてきて、ポジション争いも激しくなる。「遊びたい人楽しみたい人」が参加しやすいチームでありながら、YBCの戦力は成長している。ただ、選手たちに忘れてほしくないのは、「辛く思える練習が辛くなくなったときこそ、遊びと楽しさの深みを実感できる」ということだ。
私も3月並という思わぬ暖かさに体の調子もよく、ついでに心も調子に乗って、日が落ちるまでトスを上げ続け、「武岡!いまの当たりを自分で分析してみろ!」「樫田!手応えの良かった打球はそのつど言ってみろ!」と若いエネルギーを受けとめた。「練習は嘘をつかない」のを、昨年彼らは体感したのだ。こういう選手が何人育っていくか、楽しみな1年である。