ポケットの中で映画を温めて

今までに観た昔の映画を振り返ったり、最近の映画の感想も。欲張って本や音楽、その他も。

『恋愛専科』を観て

2022年04月26日 | 1960年代映画(外国)
『恋愛専科』(デルマー・デイヴィス監督、1962年)を観た。

名門女子大で「恋愛専科」という本を生徒に貸したが問題となり、自ら職を辞して、愛を知るためにローマにやってきた女教師のプルーデンス。
船で知り合った金持ちの紳士ロベルトに紹介された下宿先で建築を学んでいるアメリカ人留学生ドンと出会い、恋に落ちる。
プルーデンスはドンと一緒に夏のバカンスを楽しむが、二人の前にドンのかつての恋人で画家のリーダが現れ、プルーデンスにかつての関係を見せつける。
ドンの心に未練があることを知ったプルーデンスはローマを離れ、帰国することを決意する・・・
(ハピネットの内容説明より)

ローマの名所旧跡から始まってイタリア北部マジョーレ湖を巡る、まさしくトロイ・ドナヒューとスザンヌ・プレシェットによる観光映画。
と言っても単なる観光ものという感じでなくって、愛し合う二人の姿がメインとなっているから、見ているこちらもワクワク感が盛り上がってとっても楽しい。
内容的には単純で、ラストも物足りないハッピーエンドとなっているけれど、それでも十分に飽きない。
そればかりか、ついついウットリしてしまうのはなぜだろう。
やはり流れる「アルディラ」(歌:エミリオ・ペリコーリ)とスザンヌ・プレシェットの影響か。

十代の頃、好きな女優と言えば、ナタリー・ウッドとスザンヌ・プレシェットだった。
ナタリー・ウッドは『ウエストサイド物語』(ロバート・ワイズ/ジェローム・ロビンズ監督、1961年)や、
特に『草原の輝き』(エリア・カザン監督、1961年)で強烈な印象があるから自分としても理由はよくわかるが、
スザンヌ・プレシェットの方は『鳥』(アルフレッド・ヒッチコック監督、1963年)の小学校教師役ぐらいしか観ていないと思う。
それでもスザンヌ・プレシェットが好きだった。
今思い起こせば、高校の時、同級生にスザンヌ・プレシェットに似た雰囲気の子がいて、いいなと思っていたので多分その影響からだったと思う。

いずれにしても、自分の過去のこともない交ぜになって、若者同士の恋愛映画に理屈はいらないなと思った。

【YouTubeより】まず、マックス・スタイナーの音楽がムードを盛り上げる。


【YouTubeより】そして、エミリオ・ペリコーリの「アルディラ」


【YouTubeより】続いて演奏されるアル・ハートの「アルディラ」

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