信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

生坂村総合防災訓練&下生野上空からの風景

2023年09月03日 | 生坂村の取組

 9月3日(日)は日差しが届いて昼間は蒸し暑く厳しい残暑となりました。

 午前6時30分に大雨警報発令により、マメールにて職員を招集して、全村的な防災訓練を実施しました。

 午前7時から訓練開始に当たり私から、昨今は気候変動により毎年全国各地で今まで経験したことのない災害に見舞われ、何時生坂村も線状降水帯の発生により激甚な災害に見舞われるか分かりませんので、今年度の防災訓練も、各自主防災組織の役員の皆さん、防災士の皆さん、消防団員各位、議員各位、社会福祉協議会、職員各位など関係の皆さんで連携して、有事の際に被害を最小限に抑えるために、シナリオに沿って適時的確に行動して、しっかりとそれぞれの訓練をしていただきたいなどと挨拶をしました。

 そして、時間雨量40mm、陸郷観測所の水位2.50mを観測したことにより、水防警戒水位(レベル1)となり、消防団待機指示を出していただくとともに、第1回災害警戒本部会議を行い、教育委員会に保小中の休園・休校の検討、振興課に村内道路等の情報収集、健康福祉課に福祉避難所の開設状況の確認を指示しました。

 今年度も8月30日に新型コロナウイルス感染症の医療警報が発出したため、全村民対象から自主防災組織の役員と防災士の皆さんだけに避難所に集まっていただき、地区担当職員と避難所の開設、避難の支援、本部との連絡等の訓練をしていただきました。

 今回の総合防災訓練は、生坂村地域防災計画に基づき、生坂村を襲う風水害に備え、地域住民、村及び防災関係機関が連携・協力し、災害発生時に即応できる体制を確立するとともに、広く防災意識の普及高揚を図り、地域防災力の向上に資するために実施しました。

 7時40分の広報生坂により、8時に村内全域に対して、警戒レベル3・高齢者等避難を発令するので、各区の自主防災組織は対策本部を設置し、避難所開設の準備をするように依頼しました。

 そして、村の災害警戒本部に加え、各区の自主防災組織でも対策本部を設置していただき、消防車に搭載している無線機、ミーペット等による被害想定の伝達訓練と各避難所に何名が避難して、何名が在宅かなどの村民全員の安否確認を行っていただきました。

 引き続き時間雨量が40mmを記録し、今後も継続することと、8時15分に土砂災害警戒情報が発令されるとし、第1回災害対策本部会議を開催し、消防団が巡視した状況、教育委員会に保小中の休園・休校の状況、振興課が村内道路等を確認した状況、健康福祉課が福祉避難所の開設状況の確認について報告を受け、避難勧指示について協議し、警戒レベル4・避難指示を発令することにしました。

 その後も各自主防災組織から、避難状況の報告をいただき、担当部署で対応を指示しました。

 8時30分に気象庁より「記録的短時間大雨情報」が発表になり、全村へ身を守る行動をとるよう緊急に周知しました。

 9時には第2回災害対策本部会議の時には雨が止み、今後も降雨の見込みがなく、陸郷観測所の水位3.20mと氾濫注意水位基準以下になったことから、各情報を取りまとめ報告いただいた後に、避難指示等の検討をし、その結果、高齢者等避難及び避難指示を解除することを決めました。

 9時20分には陸郷観測所の水位2.40mを確認し、水防団、水防活動の終了と待機解除をし、私から各自主防災組織の役員・防災士の皆さん、消防団員各位、議員各位、社会福祉協議会、職員各位など関係の皆さんに御礼の挨拶をさせていただき無事終了しました。

 訓練終了後はそれぞれに反省会も行っていただきましたので、その内容を検証して今後の訓練や有事の際に適時・的確・迅速に行動できるようにしなければと考えております。

 総合防災訓練の実施に当たり、参加された自主防災組織の役員と防災士の皆さん、消防団員各位、議員各位、社会福祉協議会、職員各位など多くの関係の皆さんに御礼を申し上げます。

▽ 毎朝恒例の撮影は、朝霧が立ち込めていた下生野上空からの風景を撮影しました。

下生野上空からの風景



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