信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

宇留賀区第2回脱炭素事業に関する村民説明会

2024年01月30日 | 生坂村の懇談会
 1月30日(火)午後6時からは、第2回脱炭素事業に関する村民説明会を宇留賀区で開催しました。
 出席者は、説明者 村長、副村長、総務課長、村づくり推進室長 西村主事、地区担当職員、小峯社長 平林専務、斎藤代表 星野さんであり、参加者は区長他15名の区民の皆さん、島議員の出席で行われました。

 私の挨拶で始まり、自己紹介の後、村づくり推進室長から、脱炭素事業に関する説明会資料により、令和6年度の脱炭素事業の実施体制、 村が計画を予定する事業で省エネ機器の導入補助事業、木質バイオマスストーブの導入補助事業、古民家脱炭素リノベーション事業、村営住宅ZEHの建設、公用車・村営バスEV化・EV充電設置、自営線マイクログリット、小水力発電、効果促進事業について説明を行いました。また、いくさかてらすが計画を予定する脱炭素事業で、敷地内の太陽光パネル、野立ての太陽光パネル、いくさかてらすの電気に関することについて説明させていただきました。

意見質問
・今回の説明会は区民のみで行われているが、来られない方のために資料送付の他に方法はないか質問があり、前回は同じ方が何回も出席して意見を述べ、区民の方から意見や質問が出せなかったとの意見が多々あったのでこの様にした。都合がつかなかった方等は事業サポート事務局に問い合わせとして頂きたいと回答しました。

・自分の区で意見が出せない方のために説明会の時間を延ばして欲しいと質問があり、職員は他の仕事もあるので、このように時間を決めて行っている。質問や意見があれば事業サポート事務局の方へ行って欲しいと回答しました。
・太陽光パネルの設置についての高齢者や家屋等の基準について説明して欲しいと質問があり、高齢の方はある程度長く利用していただける方が望ましい。70歳以上のご夫婦または単身者は本人の希望により対応すると回答しました。また、建物の屋根でカヤブキの上にトタン屋根は設置が難しいし、昭和56年以前の耐震化が出来ていない建物は構造上設置が難しいと回答しました。なお、敷地内に設置ができるが所があれば設置できると説明しました。

・今までに太陽光パネル設置についての調査した状況について質問があり、現在のところ民家110件、公共施設70件の調査を行った。なお、対象にならない家庭も加入はできるし、蓄電池のだけの設置もできると説明しました。
・野立てについて日照、地すべり等の状況を考えているかと質問があり、地すべり指定区域等は全部外していて、日照状況についても調査していると回答しました。
・契約後に解約した場合の太陽光パネル等の設備はどうするかと質問があり、いくさかてらすの費用で撤去していくと回答しました。

・計画が進行形で進んでいるが、住民は何をしていいのか、また進んでいく状況について説明して欲しいと意見があり、いくさかてらすを設立し、調査を行っている。来年度からは調査に基づき設置を始めていく。令和6年から始まる補助事業については全村民が対象になる。また他の事業については、現在、計画設計と検討を行っていると説明しました。
・説明内容で事業の実施状況が分かる工程表や現在の状況を数字で示して欲しいと意見があり、一定の段階に達したものは、今後示すように対応していくと回答しました。

・能登半島地震で家が大変被害を受けている。太陽光パネルの影響がどのようになっているか調べてほしいと意見があり、大きな地震の際は100%安心という事はないがリスクを減らすようにしていく。何かそのような例があるか調べてみると回答しました。
・太陽光パネルには害になるものがないという事だが、今後太陽光パネルの設置が増えてくると廃棄の量も増えるのでその対応はとの質問に対して、リサイクルの技術は確立している。大量廃棄については現在環境省で検討していると回答しました。

・ペレット工場の計画はどうなっているかとの質問に対して、秋から村内の状況の調査や山林の調査を行っている。ペレット工場の設置については、山の管理や運営面の採算を加味して今後慎重に調整していくと回答しました。
・パネルの家屋への設置が難しく、屋外にパネル設置が増えていくのではないかが不安だ。またこの事業全体の採算性が心配になっていると意見があり、地域の利用者の必要な電力量によりパネルを設置していき、里山を整備しながら、色々な課題を解決したいと思っている。この事業により、当村が持続可能な村にしていきたいと回答しました。

・白日地区にいくと大規模の太陽光パネルがあり景観が損なわれている。この事業によりそのようになるのかとの質問に対して、地域の皆さんの合意により進めていく。大規模な太陽光パネルは計画していない。また各区で調整した3種類の方向で進めていく。その状況は説明していく。なお、農地については、農業の地域計画を策定していくので、その計画と調整し進めていくと回答しました。
・太陽光パネルでの火災はないかとの質問に対して、火災についての事例は聞いていない。また野立ての太陽光パネルの設置個所は柵で囲い侵入できないようにしていくと回答しました。

・自然エネルギーを利用した技術はどんどん進んでいくので、その時のことも考えて欲しいとの意見に対して、今回設置したパネルは約20年後には更新していく。その時の状況により対応していくと回答しました。
・エネルギーの使用を減らす方向についても考えていってほしいと意見があり、皆さんの省エネに対する意識についても高めていく事は大切と思っているので、学習会等を開いて啓発していきたいと回答しました。

・能登半島地震で多くの家屋が倒壊したので耐震化補強の補助金はないかとの質問に、耐震化診断を行い、それにより上限100万円の補助で耐震化改修補助金の制度があると回答しました。
・いくさかてらすの収支計画をこの説明会で示していきたいとの事だったがどうなっているかとの質問に対して、いくさかてらすの収支計画については、現在借り入れを行うために金融機関と収支計画の最終調整を行っている為に、この説明会までには間に合わなかった。また、先程説明したようにいくさかてらすの電気料金についても、収支計画と関連性があるので今年6月頃までには示していきたいと回答しました。

・脱炭素関係の来年度予算について、この説明会で説明して欲しいと意見があり、来年度予算については、まだ村長査定も行っておらず、議会からの議決も得ていない状況なので予算が決定したら示していくと回答しました。

 最後に私から、沢山のご意見を頂きましてありがとうございました。心配されているご意見もありますし、建設的なご意見もございました。それぞれにこの事業をやっていく上で皆さんのご意向に沿えるものもあれば、添えないものもございます。
 それは、目標に向かって行っていくにはそれぞれの意見を聞いてばかりではいられない部分もございますのでご理解を頂きたいと思います。答えたように再生可能エネルギーでこの脱炭素に向けて行う事もありますが、色々な事業を行います。森林整備であったり雇用創出、災害に強い村づくりに繋げていきたい。

 そして次代の子どもや孫たちが安心して生坂村で住み続けて頂くようなそんな持続可能な生坂村を目指いしてるこの事業でございます。まだ具体的に示されない部分もあって申し訳ないんですが、それだけ様々な事業を行っておりますので的確にこれからも情報をお伝えし、またゼロカーボン事務局もありますので分からないことは何なりと聞きに来ていただきたいと思います。時間いっぱい皆さんと話し合いができた事に感謝を申し上げお礼の言葉とさせていただきますなどと御礼の挨拶を行いました。

生坂農業未来創りプロジェクト会議&グリーンパークブリッジ上空からの風景

2024年01月30日 | 生坂村の会議
 1月30日(火)は、スッキリと晴れて穏やかな冬の空でも、ヒンヤリとした空気の一日でした。

 午前10時からの生坂農業未来創りプロジェクト会議は、最初に私から、この生坂農業未来づくりプロジェクト会議で生坂の農業の関係、道の駅いくさかの郷、かあさん家等の協議をしていただいております。この道の駅は閑散期ではありますが、1月も直売所、かあさん家が良い数字が出たようでして、これから事務局から説明をさせていただきます。その他も農山漁村振興交付金の関係で、農泊推進型の春季の相模女子大学の体験も予定を組んでおりまして、8名の女子学生が生坂村に来て、色々な体験や取組をしていただく予定です。

 また、これも農山漁村振興交付金の最適土地利用総合対策事業で視察も行っていただきますし、人・農地プランから地域計画ということで、農業委員の皆さんには大変ご苦労いただいているところですが、耕作者の皆さんにアンケートをお願いし、その結果を受けて、土地の色塗りをしながら土地構想を立てているところでして、来年度中に地域計画を策定しなければいけないというスケジュールの中で、この会議でも協議をしていただきたいと思いますので、引き続き生坂農業のためにご理解とご協力をお願い申し上げ挨拶とさせていただきました。

 協議事項
 道の駅いくさかの郷について
 11月の月別収支は、歳入5,562,188円で歳出が5,514,927円で47,261円のプラスとなった。昨年度の11月とは違う方法で行い、雑貨の売り上げが伸びている。

 12月の売り上げは4,691,310円で前年度対比109.5%と昨年度を上回った。来客数は4,077人で前年度対比101.9%と昨年を上回った。これは、客単価が増えているが、生産者の出荷は惣菜、干し柿が減った。しかし、年末のブリの売上が好調で売る上げが伸びた。

 1月については、寒い日が多く売り上げが伸び悩んでいたが、昨日の段階で残り2日で約100,000円売り上げれば昨年を上回る。
2月については出荷者の講習会2月22日に行う様に計画していると説明がありました。

  1. かあさん家
 12月の売り上げは食堂1,239,205円で来店者数1.363人、おやき売り上げ1,629,270円で来店者数1,500人、直害所売り上げ2,534,355円で合計が5,402,830円と昨年度に比較して伸びている。1月に入り寒い日が続き売り上げは低調気味となっていると説明がありました。
 また、食堂、おやきの値上げの検討が必要な状況になっている。これは一昨年値上げしたがここへきて電気代、原材料費、消耗品費が高騰しており、人件費についても最低賃金が上がってきている状況であるので、検討して2月に皆様と協議したいと説明がありました。

意見質問
 ビニールハウスの出荷状況について質問があり、現在は春菊、二十日大根等が出てきている。4半期に1度は打ち合わせ会議を行っており出荷検討を行っていると説明しました。

  1. 農山漁村振興交付金(農泊推進対策)について
 相模女子大学の春季「いくさか 農泊ふれあい&体験プログラム」が令和6年2月26日(月)~3月2日(土)までの6日間行う様に計画していると説明がありました。
意見質問
 なし

 農山漁村振興交付金(最適土地利用総合対策)について
土地利用構想図の作成状況について、地域での話し合いについて、農業経営に関する意向調査について、農業経営及び農地利用状況に関する調査について、先進地視察について事務局から説明がありました。

意見質問
 アンケート結果の周知について質問があり、個人情報が含まれるため、プロジェクト会議や農業委員会で内容を精査し検討していくと回答しました。
今後の地域農業のあり方の検討で村の方針はどうしていくのかとの質問に対して、常会単位で地域の意向を集約して耕作する農地、保全する農地など地域の中で話し合い方針を決めていくと回答しました。

 また村としてはブドウ栽培等に取り組んでおり、移住者の耕作については中間管理機構等で農地の利用促進を行っている。当村は条件不利地域で、各地域の状況を吸い上げて対応していかなければいけないと思うと説明しました。
中山間地域の農業が重要視されていく。村内で農業により生計を立てていくには 集落で対応していく事が重要と思うと意見がありました。

△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、グリーンパークブリッジに行き、雲海が立ち込める中、朝日が差してきた上空からの風景を撮影しました。
グリーンパークブリッジ上空からの風景  


 その他生坂村では、保育園でソーシャルスキルトレーニング、小学校でプロジェクト、村工事開札、農業委員会、脱炭素事業に関する村民説明会などが行われました。