信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

平成30年度(第73回)日本河川協会定時社員総会

2018年05月30日 | 私の活動報告
 30日(水)午後2時30分からシェーンバッハ・サボーにおいて開催されました。


▽ 虫明功臣会長より、今年に入り3月、5月と災害が発生し、今年も予想外の自然災害が心配され、今後も間違いのない備えをしなければならないし、昨年は九州北部豪雨で杉の大木などの流木により甚大な被害を被ったので、針葉樹から広葉樹に変えていかなければならないのか考えさせられ、台風18号などにより全国各地でも記録破りの豪雨によって、浸水被害などが発生したが、一方渇水により取水制限があったことを考えると、2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて、水の不安なく開催される備えをしていかなければならない。また、水防災意識社会の再構築のあり方を踏まえた緊急対策や、水防法の一部改正、「ダム再生ビジョン」よるダム再生の取組を一層推進するなど、ハード・ソフト両面から予防的な施設整備を計画的に進める必要があり、災害から国民の生命と財産を守るために、治水・利水事業を強力に推進していかなければならないなどと挨拶されました。


 平成29年度の事業報告・事業報告の付属明細書の報告の件、平成29年度貸借対照表・正味財産増減計算書等の承認を求める件、平成30年度の事業計画書・収支予算書、資金調達及び設備投資の見込みの報告の件、会員の会費に関する規則の変更の同意を求める件、理事及び監事の選任について決議を求める件が原案通り承認されました。





△ 第73回定時社員総会の議案説明をしているところです。

▽ 特別講演として中北 英一 氏より「国土交通省最新型レーダ雨量計による豪雨の観測と早期探知・予測」の演題で講演されました。




▽ 豪雨とレーダ雨量計(気象レーダー)として、ゲリラ豪雨の発生、積乱雲の寿命、典型的な梅雨集中豪雨などを説明され、ゲリラ豪雨災害とゲリラ豪雨のタマゴの早期探知として、災害の共通点、早期探知の重要性などを説明され、XRAINの導入として、従来レーダとの比較、各豪雨時の観測状況などを説明され、ゲリラ豪雨の早期探知・危険性予測と現業化として、XRAINの立体観測、ゲリラ豪雨の予報システムなどを説明され、その他のレーダー情報利用として、XRAINを用いた出水予測、MPレーダ群XRAINによる雨雪判別などを説明され、今後に向けた基礎観測として、豪雨の気象観測実験、これから挑戦する夢に近づく観測など多岐にわたってご講演をしていただきました。






▽ 国土交通省 水管理・国土保全局 山田邦博局長より、現在は雨の降り方が変わっていて、 我が局には豪雨対策と渇水対策の両方を対応しているところであり、昨年の九州北部豪雨では、ダムが雨水を溜め流木を捕捉して、ダムの下流域には被害が無かったこと、全国の中小河川を対策に3年間で調査を実施して、九州北部豪雨などの再度災害を防止するために、河川事業、砂防事業を推進していくこと、緊急的に国が代行して復旧していること、中小河川の水防災意識社会の再構築プロジェクトとして、流木を捕捉するスリット堰堤などの対策をすること、気候変動に対処するための気候変動適応法案が今国会で審議中であること、治水利水の生産性革命プロジェクトやダム再生ビジョンにより、既存の123のダムを早期に活用するために調査し、水害のリスクを軽減すること、河川空間でカフェやレストランが何処で出来るのか、30軒の企業誘致に結び付いたなどのストック効果等々、河川行政の発展のためにハード・ソフト両面からの対策を推進しますなどと挨拶をされました。


▽ 平成30年 河川功労者表彰として、長野県では、河川の自然保護・環境学習・河川愛護等の活動に功績があった場合として、「別所温泉河川愛護会」「上紺屋町自治会」「仁礼町河川愛護会」は、代理の方が受けられ、5団体は代表の方々が受賞されました。


▽ 「上島小黒川河川愛護会」は、「平成元年に設立以来、地域住民が積極的に河川美化活動を行い、小黒川の右岸(南岸)の下流域、天竜川との合流点近くの約1kmで草刈りや清掃、アレチウリ駆除など、河川愛護活動に貢献された」功績により表彰されました。


▽ 「堂沢川河川愛護会」は、「昭和63年に設立以来、地元有志を中心に積極的に河川美化活動を行い、地区内を流れる堂沢川の中流域、約1.5kmで草刈りや清掃作業を毎年行うなど、河川愛護活動に貢献された」功績により表彰されました。


▽ 安曇野市「荻原区」は、「平成13年に設立以来、蜂ケ沢川の河川敷内外において、清掃、草刈り、ゴミ拾い等を実施するなど、河川愛護活動に貢献された」功績により表彰されました。


▽ 「南相木村第八区」は、「昭和45年から南相木川の美化のため、土手の草刈り、ゴミや空き缶回収を定期的に実施し、河川沿いに花のプランターの設置やコスモス等の種を蒔くなど、河川愛護活動に貢献された」功績により表彰されました。


▽ 「朝日鎖川河川愛護会」は、「平成21年に設立以来、鎖川において、ゴミ拾い、河川敷の支障木、雑草の除去を行い、行政・PTAと連携した釣り・つかみ取り大会などを実施し、子供たちが河川に親しむ機会をつくるなど河川愛護活動に貢献された」功績により表彰されました。


▽ 堤 久 様は、元天竜川総合学習館教育担当でして『植物学の専門家として、貴重種保全や防災環境学習に関して顕著な功績をあげられるとともに、「天竜川水系河川整備基本方針検討小委員会」の委員や「天竜川水系の流域委員会」の委員を務めるなど、河川環境の保全、河川等の整備の推進に貢献された』功績により表彰されました。


▽ 朝の写真は昭津橋からの風景です。



 その他生坂村では、保育園で歯科検診、小中学校で検尿2次などが行われました。