原野の言霊

風が流れて木の葉が囁く。鳥たちが囀り虫が羽音を揺らす。そのすべてが言葉となって届く。本当の原野はそんなところだ。

『花精の森・2』

2010年07月09日 09時07分20秒 | 自然/動植物
春の軍馬山に姿を見せる花々を追い求めた。今回で二回目。合わせて66種を写真にしている。しかし軍馬山で確認されている植物は全部で200種を超える。昨年から撮り続けてはいるものの、まだ3割にも満たない。2キロ四方ほどの小さな山にもかかわらず、その自然の深さには、私の力はまだまだ及ばないことを思い知らされている。春はもう去ったので次の機会は来年。体を鍛えなおしてさらなる挑戦に臨むしかない。

軍馬山は標茶町が管理する自然保護林。ここの植物は自生したものばかりであるが、外来種の花も数多い。すぐ近くが住宅街ということもあり、庭の花畑から飛来して、山で自生するという例も数多いのであろう。樹木はかなり計画的に植えられているとのこと。その点では原生林とは少し違うかもしれない。それでも山に入ると、人工的な音は消え、風の音、鳥の声の世界に浸ることができる。自然そのものを満喫できる。
花々も自分の生活圏としてそのエリアを着実に広げていた。昆虫たちは年々その数を増やし、野鳥の姿も数多く見ることができる。

しかしながら、この山には最近、熊も出没するようになった。彼らの足跡が山にあちこちに残っている。キタキツネは何度か確認している。彼らにとっても生活しやすい場所となっているようだ。野生との共生は我々の希望ではあるが、彼らにその意識があるかどうか、やはり難しい。


デジブック 『花精の森・2』


本編では花の写真と名前だけの紹介。解説はつけていない。もう少しまとまったなら、図鑑として紹介できるようにしたいと思う
必死の思いで名前を確認したものばかり。正直なところ、すべて正しいかは自信がない。どうしてもわからないものは除外している。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いよいよ構想が見えてきました (numapy)
2010-07-09 10:57:28
太い柱は、これだったんですね。
随分しっかりしたコンセプトで脱帽します。
標茶は自然が豊富だから、テーマは延々とありますね。
コンセプトに向かって頑張ってください。
それほどのものではありません (原野人)
2010-07-09 15:45:55
集めたものをどんな形にするかを思案中です。とりあえず、このデジブックは郷土館にでもあげようかとは思ってます。
参考にはならないと思いますが、こんな花も軍馬山にあるという証拠にはなりますから。
マイペースで無理せず、ぼちぼちやります。

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